MATURE&RELAX

好きが仕事に
イギリスアンティーク雑貨とシャツの店を
オープン。
主婦のつれづれ日記

かざくるま

2006-05-15 | 恋の絵手紙
愛犬との散歩の途中にクレマチスにしばし釘付けに。
色鮮やかなつつじがそろそろ盛りを過ぎ、日本的な色合いのクレマチスが
大輪を風にたなびかせている。この絵の花びらは4枚だが、
8枚の花びらをつけるものもあり、『かざくるま』の愛称がある。

初夏の風まかせに揺れる様は、なんと心地よいことか。
中心で支えてくれる人がいるかのように、大輪をたなびかせている。

気づけば 私は 風くるま
あなたを軸に くるくると
回っている

そんな私の様に似ていて、信頼しきって、安心しきって
心預ける人が側にいてくれる幸せを かみ締めた
初夏の散歩道。



泣きの音色

2006-05-10 | ライフスタイル&ファッション
今年もまた、恒例の天満敦子のヴァイオリンコンサートへ昨日。
年に一度は薄幸の天才作曲家、ポルムベスク「望郷のバラード」と
サラサーテ「チゴイネルワイゼン」を、彼女独特の
泣きのヴァイオリンの音色で聞きたい。

彼女のコンサートはどこの会場も満席だが、熟年層が目立つ。
特に昨夜は、見渡す限り熟年をかなり越えていたよう。
音色とともに冷水が、頭から足先まで体を浄化していったような。

終演後、私の薦めで、天満敦子のコンサート初デビューの友人とワインで乾杯。
「天満さんの、素晴らしい音色に、、乾杯!」感動の余韻に浸りながら
「熟年層ファンが多いのは、あの泣きの音色をわかるには、、、だよね」

年を重ねなければわからないことだらけ。
朧(おぼろ)という五感のすべてにうったえる情感を持つ春夜の情緒は
まさに、今夜の音色に匹敵する。

今日の恋絵講座は、見えなかった事が見えてくるような、そんな予感がする。




恋絵交遊録

2006-05-09 | 恋の絵手紙
生徒さんの年齢層は幅広い。前にも述べたが、子供から上は限りなく。
男性もちらほらと。こちらはリタイアされたおじ様方。『素敵な絵ですね~~♪』
と女性群に囲まれ、思いがけずばら色の退職後の人生のスタートを。
絵が素敵だと、御本人までナイスガイに見えるから怖い(笑)

近年若い女性の受講者も増え、講座が活気を増してきた。
WEBデザイナーやファッション界で活躍するVMD(ヴィジュアル マーチャンダイジング)
という聞き慣れない職の女性もいる。OL,主婦、介護士と職は様ざまであるが、
筆を持つとそれぞれの元来の『素(す)』が現れて面白い。本人達が一番
新たな自分との出会いに驚く。絵そのものが季語であり、
季節の移ろいを日々感じる事の出来る『恋絵』はさながら絵手紙セラピー。
講座のうけてる要因はそんなところかもしれない。

さらに楽しいのは、人生の大先輩とご一緒に描く時。御近所の
デーサービスへボランティア。
気難しい方も表情が、回を重ねる毎にほころんで、
御自宅で描いた絵を待ち構えてたくさん見せて下さる。
主に、たくさんの草花をモチーフとする絵手紙は、さながら
アロマと同様、植物の力もあると私は信じている。
利き手が麻痺の方は、そうじゃない手で描く事が出来る。
美しいものに感動する心があれば、残された機能が
どんどん有効に働いてくれる。
奥様へさりげなく感謝を込めたラブレターを添える方も。
ここでも『恋の絵手紙講座』は健在である。

未踏の春野菜の調理法を伝授していただいたりすることも。
『ウドの食べかた、やっとわかりました』
『先生は、美味しさ、わかるお年頃にやっとなれたね。』
どんどん心は繋がっていきますが、
病院に入られたり、施設へ入所されたりと
、、、。お目にかかれなくなる寂しさも覚悟の日々。




東京グラフィティー展へ

2006-05-08 | ライフスタイル&ファッション
連休終盤、都内某デパートの催事、「'60s東京グラフィティー展」にでむいた。
新しいものへの感動と驚きに興じていた1960年代、団塊の世代。

連れの者はまさにその時代を駆け抜けていた世代である。VAN黄金時代の
IVYスタイルに身を包み、欧米文化の新風を受けながら、マックイーンに
憧れて青春時代を過ごしてきたと察する。
「華麗なる賭け」「ブリット」の映画パンフを、青山、六本木を闊歩していた時代に
思い馳せながら、楽しそうに見ていた。

ビィンテージ好きの私は、マックイーンもいいが、共演のフェイ・ダナウェイや
ジャクリーン・ビセットのファッションやヘアースタイルに釘付けである。
時、移りゆけどもちっとも色褪せない事に驚いてしまう。


ファッションは巡りめぐるというが、まさに人間の美意識とは普遍、不変である。
美しいものへと必ず回帰するのである。
数年前からビンテージワンピースやコスチュームジュエリーなどを真似て
「60年代女優を気取って」と女性誌がこぞってうたっているのもしかり。

’60sに感性を磨きあげられた団塊の世代のおじ様族は、
十二分に艶っぽい“チョイ悪オヤジ”を気取れる筈。
ジェローラモなんかに負けないでほしいな。



どこか私に似ている、、たんぽぽ

2006-05-04 | 恋の絵手紙
3日、4日と好天に恵まれた。絶好のスケッチ日和。
雑踏を逃れてのどかな田園地帯へと、車を走らせた。

まずは持参したおにぎりを、さほど高くもない山の頂きで頬張り、
腹ごしらえ。散策をかねてスケッチ道具を広げる場所を探す。

水田のあぜ道が、うまい具合にモミジの若葉で木陰に。
「きーめた!ここに」 「おっと、先客が」
水生物を食べに、鴨のカノジョとカレシ。

たんぽぽ、野アザミ、を描き終えて、地場野菜の直売所へと。
朝採り筍、蕗、春菊、葱等、旬の野菜を買いこんで、
「ロハスな私」と御満悦。
筍は、地場の朝採りを食べたら、スーパーで売ってる物は、
申し訳ないが、いただけない。

夕刻、各地の高速道路渋滞のニュースを小耳に挟みながらの、
至福の晩御飯。


    たんぽぽ、どこか私に似ている
    丸顔と愛嬌のあるところ、かな?