Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

チームマネージメント(ガンバ大阪)

2009-04-22 16:28:53 | 他チーム
昨日は腸炎で病院に行っていたため、ブログを更新する意欲は湧かず、穴を開けてしまい楽しみにされている方には申し訳ありませんでした。そのため、今日も会社は休んで自宅静養しています。しかし、こんなときだからできることもあります。それはACLをビデオに入れての他チームチェックです。今日はG大阪対スリウィジャヤ(インドネシア)を見ました。

まず、最初に思ったのは、どんなチームも選手層を厚くした次の年は難しいということです。浦和も、チーム内のモチベーション維持に失敗したので、某選手が球団批判したり、成績も低迷するひどい年になってしまいました。しかし、今年のG大阪を見ていると、出番の少ない選手がたまに出たときに、きっちりと役目を果たしてくれます。

これは長いACLやリーグ戦の戦いをにらんだときに、非常に重要なことで、今のG大阪も加地と二川がいませんが、その穴を感じさせない戦いができています。その辺は、チームを率いて8年目になる西野監督は抜かりないということでしょう。ACLを制覇して、行けるところまで行ったということで、チームをもう一度戦わせるのは難しいことですが、少なくともスリウィジャヤ戦では、G大阪の持つ技術を十分発揮していました。

相手のスリウィジャヤも、決して圧倒的に弱いチームではなかったです。確かに勝ち点0、得失点差-12で最下位という状態では強いとは言えませんが、攻撃陣にトップ下に10番のリベリア人のザークランガー、2トップに元カメルーン代表のヌゴム(8番)、セントクリストファーネイビス(カリブ海の島国)代表のガンブス(17番)という、3人だけで何とかしてしまえる名前が揃っていました。

ヌゴムあたりは、トラップの技術だけなら結構なレベルの選手でしたが、いかんせんチーム全体が引いているので、あまりフォローは期待できない状況でした。ただ、スリウィジャヤもアジアカップを開催したパレンバンのチームで、スタジアムに屋根がつくなど環境面は改善されています。

このレベルの外国人を取れるなら、インドネシア人のレベルアップ次第ではいいチームになれる可能性はあるのではと思えました。
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守備のヒーロー(坪井慶介)

2009-04-20 18:52:07 | 浦和レッズ
名古屋戦のヒーロー、ダヴィのシュートを2本防いだ坪井慶介選手について書きます。坪井は福岡大学を卒業して浦和に入りましたが、ちょうど当時のオフト監督がマンツーマンDFを採用するために、相手FWをどこまでも追い回せるDFを探していたのが追い風になりました。

新人でありながら、開幕戦から当たり前のようにスタメンに入り、2002年にはフル出場しながら1枚もイエローカードを受けなかったことで、全国的に有名になりました。ジーコ代表監督にも貴重なスピード系DFとして評価され、代表40試合の大半はジーコ監督時代です。

ただ、坪井が目立ったのは、日本人初の「代表引退」もあったと思います。オシム監督にも岡田監督にも代表に呼ばれていましたが、ほとんどの試合でベンチ要員で、ちょうどACLの優勝で消耗し切っていたこともあって、浦和に絞って世界を目指すという考えになったのでしょう。

しかし、この代表引退宣言の直後、坪井は今まで経験したことがないほどの、極度の不振に陥ります。坪井を代表レベルのDFと信じて疑わなかった浦和サポの期待を裏切る、単純なクリアさえできないというひどい状態になっていました。

ただ、代役の堤も頑張りましたが、坪井のスピードは他の選手には真似ができません。坪井は2008年の後半にようやく復活を果たし、浦和には坪井が必要と、その重要性にようやくサポも気付きました。

今年、フィンケ監督に変わってから、最悪CB2枚で守る場面があるなど、坪井への負担は増しています。ただ、それまではあまり見せなかったオーバーラップでスタンドを沸かせるなど、新しい境地を開いてもいます。

京都戦も、相手のスピード系FWのパウリーニョをしっかり監視して、パウリーニョにシュートを許さず、パウリーニョを前半限りでベンチに追いやっています。今、浦和が1-0で勝てる理由に、攻撃的なサッカーを進めて支配率を上げているからと、フィンケ監督は言っています。

しかし、カウンターを食っても、坪井を中心としたDF陣が驚異的な粘りで必死で相手のシュートをブロックできるというプレーが効いていることも見逃せません。山田直輝や原口が表の主役なら、坪井は影の主役と思います。
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家の芝桜

2009-04-19 15:34:03 | 雑記
自宅の芝桜が、満開になりました。芝桜は花屋で買うと100円前後で手に入ります。ただ、ここまで増やしたのは育てた母の努力だと思います。

芝桜といえば、秩父の羊山公園の芝桜の丘が有名ですが、こちらは自宅よりは開花時期が遅いらしく、今は7分咲きとのことです。GWの頃も見られるという情報ですが、西武秩父線の特急はその時期は大混雑ですから、事前に指定券を買って席を確保しておかないと座れないでしょう。
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中盤の形(4/18浦和対京都)

2009-04-19 10:42:49 | 浦和レッズ
今季、ホームゲームで3連勝、しかも内容が伴っているということで、帰りの道のりが結構楽しいですが、その要因は何かということに探りを入れてみました。私の印象では、浦和の中盤が必ずしもボックス型ではないということに、その秘密があるのではと思っています。

4-4-2で、ダブルボランチを置くと、前の二人はサイドハーフ気味に開き、ウインガーとしてサイドからクロスを上げるというイメージを持つことが多いです。大抵のチームはそうなので、開幕戦のスタメンを見たとき「ポンテのサイドハーフ?ありえないよ?」と思ったのも事実です。

しかし、今の浦和には、サイドハーフという概念がありません。左サイドハーフと書かれる山田直輝は、時折最終ラインの前のアンカーの位置でボールを受けることがあります。このときは、ダブルボランチの鈴木啓太、阿部勇樹がサイドに開いていたり、あるいは闘莉王がオーバーラップしていて鈴木啓太が最終ラインにいたりするときです。

また、ポンテがボールを受ける位置も、ボランチの位置で受けることが珍しくありません。昨日の試合では、この球回しに原口も引いていて参加して、京都相手に中盤を支配するという圧倒的な試合運びができました。これだけ後ろがしっかりボールを持ってくれれば、エジミウソンも点を取ることに役割を絞れます。

先制点の形はポンテのスルーパスに抜け出した形ですが、前にちょっとでもスペースがあれば仕事ができるエジミウソンですから、その長所を生かせるパスが出てきたことが良かったです。(基本的にエジミウソンは待ちのFWです)

また、京都があまりサイドを仕掛けてこなかったのも幸いしました。予想通り、ディエゴが受けてパウリーニョを走らせる形が京都の狙いでしたが、パウリーニョを坪井が見てしっかり消し、両サイドハーフの渡辺大剛、安藤もドリブルで崩すタイプではありませんでした。

後半から林を入れて3トップにしてサイドを仕掛けてきましたが、4バックならしっかり守れば3バックとは違って3トップにも対処が効きます。確かにセットプレーから危ない場面も作られましたが、点差以上の完勝だったのではと思っています。
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イメージチェンジ?(ウズベキスタン代表)

2009-04-18 14:09:25 | ワールドサッカー
今日は浦和戦が夜の開催なので、即日更新は勘弁していただき、穴埋めネタにするために3月のW杯最終予選のウズベキスタン対カタールを見ました。結果はウズベキスタンの4-0の勝利でしたが、カタールが退場者を出したこともあり、本当にウズベキスタンに圧倒的な攻撃力があるとは思っていません。

しかし、これまで当ブログで書いてきたウズベキスタンの弱点である、「攻撃パターンの少なさ」はだいぶ解消してきている印象です。これまでシャツキフの1トップが当たり前だったウズベキスタンに、名前を度忘れしましたが(今思い出しました。タジエフです)10番をつけた22歳の新星FWが現れました。なんとハットトリックです。

彼の特徴は、運動量の多さと、上背の割には強いヘディングです。これまでのウズベキスタンは、一旦シャツキフに預けてサイドにはたいて、シャツキフ自身が決めるというパターンしかありませんでしたが、この10番がシャツキフの周りを衛星のように動いて、縦のボールも引き出せるようになりました。

それでいて、ヘディングも強いのですから、ウズベキスタンの長所であるサイド攻撃という要素はそのまま残せます。この試合はカタールが引きすぎてあまり参考になりませんでしたが、トップ下のジェパロフがボランチに下がることによる守備力の低下がどのくらいかということが、日本戦の鍵を握るかもしれません。

また、10番は活躍しましたが、その分シャツキフの方が目立たなくなっています。どうやらシャツキフは不振らしく、所属のディナモ・キエフ(ウクライナ)でスタメンの座を失っているらしいという情報です。ただ、FWなので、どんなに動けなくてもフリーになってワンタッチされたら即失点ですから、シャツキフを侮ることはできないでしょう。

会場は、1997年フランスW杯予選の会場と同じ、タシケントのパフタコールスタジアムという情報です。ただ、当時はなかったプラスチックのイスができており、どうやらU-17アジア選手権を開催したことによる、インフラ整備がなされたものと思われます。このスタジアムを満員にするくらいの相手サポーターは入りますから、ウズベキスタンに乗り込む日本サポは覚悟して臨んだほうが良さそうです。(おそらく隔離するでしょうが)
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かつての「J2巡り」

2009-04-17 20:18:59 | 他チーム
今となっては、J2のチームも18チームに増え、おそらくJ1とJ2の全チームの情報を把握するのは、一般のファンにはほぼ不可能だと思います。私も、J2の岡山や富山にどういう選手がいるかと聞かれたら、わかりませんと答えざるを得ません。

しかし、以前はJ2巡りを趣味にしていたことがありました。当時は自宅から行ける範囲に、大宮と川崎Fがあり、当時J2だったこのチームと対戦するときに、相手の情報を仕入れていました。日本のサッカーがJ2のみの開催というのは結構チャンスがありました。

代表戦の開催期間はもちろんチャンスですし、またかつてはGWなどの時期に集客を意識して、大宮だけ違う日に試合を行うことがありました。(そのため、今の日程はGW期間にJ2も含めた全チームが同じ日に試合をやるので、個人的には不満だったりします。)

こういう、たくさんの試合を見られる機会を使った結果、私の年間試合観戦数はピーク時には50試合を越えていたことがあります。今は38試合と、だいぶ減りましたが。

当時のJ2を見るときは、大宮や川崎Fのことはわかっても、相手チームのことはせいぜい誰がいるか程度しか知りませんから、まずは布陣を確認して、どんなサッカーを目指しているチームかをチェックします。

それをチェックすると、良いサッカーをしたいが、選手の技術が理想についていかないとか、逆に選手の個人能力に期待せず、単純に縦に蹴って走るとか、チームコンセプトの一端が見えます。

かつては2000年のエメルソン(札幌)や今もいるジュニーニョ(川崎F)のように一人で試合を決められるFWがいたこともありますが、今のJ2の下位チームは外国人選手がいないところもありますから、余計チームコンセプトは大事です。

いつか、平日のJ2のみの開催という日程でスタジアムに行って、いろんなチームの情報を集めたいという夢はありますが、今の体調を考えると、レッズ戦の埼玉スタジアムと近場の代表戦が精一杯です。

そのため、マニアックな他チームネタはあまり出せませんが、今年はGWをレッズ戦以外は休養に充てる予定ですので、ブログの更新頻度は上がるかもしれません。
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京都戦プレビュー

2009-04-16 19:21:52 | 浦和レッズ
一日早いですが、あさっての京都戦のプレビュー記事を書きます。京都といえば朴智星や鈴木慎吾の活躍で天皇杯を制したこともありましたが、最近はJ1とJ2を行ったり来たりしているチームでした。浦和と対戦するときは引いてきて当たり前と思っていました。

しかし、昨年のナビスコ杯予選での対戦で、京都が浦和の当時の3バックの弱点を突こうと、強気に3トップで仕掛けてきたのには驚きました。まだ、あの当時は浦和は前年のACL王者という意識がありましたから、しばらく名前で相手の腰を引かせることもできると思っていました。

それがもはや通用せず、たとえ相手がリーグ王者でも昇格チームも強気に仕掛けてくるという事実は、サポーターとしては衝撃的でした。それだけ、リーグ戦の上位を守るのは難しくなったということです。

そんな京都は、今年も好調な状態で浦和と対戦します。前節は新潟をパウリーニョのゴールで1-0と破り、相手を首位から引きずり下ろしています。京都は昨年重傷を負ったパウリーニョが復帰して、トップ下に東京Vからディエゴを補強して戦力アップしています。

また、アジア枠で韓国人のCBを補強するなど意欲的で、水本あたりもうかうかしていたらポジションがないという状況です。ただ、浦和にとって好都合なのは、ディエゴもパウリーニョもウイングプレーヤーではないことです。

おそらく、キープ力のあるディエゴが真ん中でボールを持って、俊足のパウリーニョを走らせる形が多くなるでしょうが、この攻め方なら坪井がパウリーニョにつけばある程度止められそうという計算が立ちます。

京都が右MFの渡辺大剛にボールを集めて、浦和の弱点の左SBの三都主の守備を集中的に狙ってくればわかりませんが、それさえなければ三都主は前目にポジションを取り、キープして相手の攻撃のチャンスそのものを減らす、強気なサッカーも可能でしょう。

ただ、田中達也の肉離れは気になります。筋肉からは出血していなかったそうですが、普通に考えたら欠場でしょう。代役になりそうなのは、不振の高原ではなく、今季初ゴールと結果を出した原口になりそうですが、原口はまだまだキープ力に不安があります。FWのキープに頼らず、原口もパス回しの一枚と割り切って試合を進める必要があると思います。
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大宮にいた未来の才能(レアンドロ)

2009-04-15 18:49:49 | 他チーム
大宮のレアンドロといえば、昨年まで在籍していたCBのレアンドロを思い出す方がほとんどでしょうが、実は現G大阪のFWのレアンドロも大宮に在籍していたことがあります。ただ、当時のレアンドロは、とてもうまい選手には見えませんでした。

私が生で見た試合では、ほとんどが途中出場で、時折見せるドリブルが多少目立つかという程度の選手でした。また、映像で藤本が上げた決定的クロスを外したのを見て、シュートも下手そうに思えました。

そのため、大宮が契約を更新しなかったのは当然で、もうJリーグで見ることはないと思っていました。しかし、この話には続きがありました。レアンドロには当時J2の山形から、エースストライカーとしてのオファーがありました。

正直、この話を聞いたときは、「山形はいったいどこに目を付けているのだろう」と思いました。しかし、見る目が無かったのはこちらの方でした。レアンドロは山形で20ゴールを挙げる活躍を見せて、ついにJ1の神戸からオファーが来てJ1復活を果たしました。

浦和も神戸時代のレアンドロには、昨年のナビスコ杯予選で決勝点を決められたりしていますが、どうやらレアンドロは良いボールに反応するタイプのようだということに、今さらながら気付きました。大宮時代は周りがレアンドロの特徴をわかっていなかったのでしょう。

神戸で大久保と不動の2トップを組んだだけでも十分成功だと思いますが、今年からレアンドロはG大阪でプレーしています。外国人選手にとっては、ACLでプレーできるというのは魅力的なオファーらしく、昨年はルーカスがFC東京からG大阪に行っています。

このACLで、レアンドロは大活躍しています。持ち前の良いボールに反応する技術を存分に生かして、ダイレクトでけり込むゴールが多いです。昨年は外国人選手が事実上ルーカス一人しか機能しなかったことで、G大阪は積極的に補強を行い、「最強のアジア枠」のチョ・ジェジンも入れています。

昨年ACLを制しているG大阪は、勝利そのものは喜ぶとしても、そこでチームが大きく消耗したという課題を感じたようです。この積極補強には、同じやり方では勝てないという危機感があったものと思います。

同じ戦力で完成度を上げる鹿島や川崎Fが勝つか、積極補強のG大阪が勝つか、あるいはダヴィを入れた名古屋か、ACLの戦いも面白そうです。
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原口元気と永井雄一郎

2009-04-14 19:10:04 | 浦和レッズ
おととい、初ゴールを決めた原口元気選手ですが、ゴールを決めた勝負強さは評価しますが、まだまだ田中達也と比較してはだいぶ差があります。キープ力もドリブルの切れもまだまだ全然違いますが、17歳の新人と現役日本代表を比較するのはかわいそうなので、今回比較対象に選ぶのは18歳で派手なデビューを飾った1997年当時の永井雄一郎(現清水)にします。

当時の永井は、開幕戦の横浜M戦で当時の日本代表DFの井原、小村を手玉に取ったドリブルで注目を集めてワールドユースの日本代表に選ばれています。ただ、当時の永井はまだまだシュートの威力が足りませんでした。当たり損ないのシュートも結構ありました。

これと比較すれば、原口のシュート力は即戦力のレベルに達しています。本人は「味方がつないでくれたボールだから決めなければいけない」と言っていましたが、相手GKは現役日本代表の楢崎ですから、弱いシュートでは止められてしまいます。

今回、原口が放ったシュートは威力もコースも十分なもので、少なくとも田中達也の欠場時にはスタメンで使えると思わせる出来でした。また、原口は自分で打開するタイプの永井とは対照的に、良いボールに反応するタイプです。

下がってパス回しに参加しても、大先輩のポンテや阿部勇樹のパスセンスに反応できる能力は非凡なものです。原口がパスを回せばある程度つながるという安心感は既につかんだでしょう。

ただ、これは若き日の永井と共通していますが、ボールを長時間キープできません。まだまだ肉体的には未完成のはずで、J1レベルのDFに対抗できるフィジカルを備えるのは、もうしばらく先の話になるでしょう。

また、原口はまだまだ常時スタメンを勝ち取った選手ではありません。しばらくは短い出場時間で結果を出す必要があります。永井が福田の重傷による出遅れでしばらくFWが足りない状況だった幸運を生かしたのと比較すると、原口はエジミウソンも高原もいますから、不利な条件でポジション争いに挑むことになります。

これを突破して、今年一年間原口がコンスタントに試合に絡むようなら、永井を超える選手になれる第一歩を記したと言ってもいいでしょう。
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バイタルエリア争奪戦(4/12名古屋対浦和)

2009-04-13 18:41:27 | 浦和レッズ
試合前から、同じ4-4-2で中盤をボックス型に組む、攻撃サッカーの名古屋との対戦は楽しみにしていました。浦和の攻撃サッカーの完成度を試される試合だったからですが、結論を先に言えば100%ではないですが、ある程度は満足できました。

その理由は、前半に名古屋のバイタルエリア(ゴール正面の位置)でポンテや山田直輝がボールを持てていたからです。その伏線は前半1分の田中達也がつかんだチャンスにありました。

そのバイタルエリアが空いていて、相手バックパスを取った形を見て、ひょっとしたらフィンケ監督が中央から攻めるサッカーにしたかもしれません。田中達也が肉離れで前半途中で交代したのは誤算でしたが、代わりに出た原口が前半終了間際に決勝点を突き刺して帳消しにしました。

ただ、この結果だけを見て原口のおかげで勝った試合とは私は思っていません。後半、原口や山田直輝のところには厳しく寄せろと名古屋の指示が出た可能性があり、浦和は前線でボールがキープできなくなりました。

ただ、ポンテやエジミウソンのドリブルでチャンスは作っていた浦和ですが、後半は名古屋ペースだったと思います。名古屋のFWが、昨年在籍したポストプレーヤーのヨンセンから、強引なドリブルを武器にしているダヴィに変わっているところがポイントでした。

このダヴィは、昨年在籍した札幌では孤立無援なことが多く、どうしても強引に行かざるを得ませんでしたが、札幌より良いパスをもらえる名古屋ではプレースタイルを変えている可能性がありました。しかし、ダヴィは名古屋でも強引なプレーをしていました。

この強引なプレーで、特に三都主のところは徹底的にやられたため、早い時間で三都主を細貝と変えたのでしょう。ただ、この試合の守備のMVPは文句なしで坪井です。ダヴィのドリブルでシュートコースが空くピンチに、体を投げ出して止めたプレーは感動的でした。

また、エジミウソンの必死さも印象的です。去年はテレビだとどこにいるか分からないこともありましたが、今年はハイボールにも懸命に競り、セットプレーの守備でもちゃんとクリアできるようになりました。おそらく、今年駄目なら二度とJ1でプレーできなくなると危機感を持ったからでしょう。やればできると、フィンケ監督がエジミウソンにいい言葉をかけたからかもしれません。
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