Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

チーフス対サンウルブズ

2019-03-03 20:45:45 | 他スポーツ
サンウルブズのアウェイ戦までは見ない予定でしたが、BS日テレがアウェイ戦を放送するという予想外の幸運?を生かして、アウェイのニュージーランドで行われたチーフス戦を見ていました。チーフスは去年、秩父宮で大敗した相手で、「だまし」のテクニックに引っかかったサンウルブズが何度もトライを決められた相手です。

しかし、今回の試合は様相が違いました。まずはサンウルブズFW陣の意欲的なゲインがあります。FWなので、10m単位のビッグゲインは難しいですが、それでもLOヘル・ウヴェやPR山下などが2-3mの短い距離をゲインして、バックスにいいボールが行くような流れを作りました。序盤にいきなり、サイドにいたFL松橋がフリーになって、先制トライを決めてリードを奪います。

奇襲で奪ったラッキーパンチではない得点だったこともあり、相手のチーフスがおかしくなってきました。チーフスはラインアウトをモールにして押し込むラグビーを狙ったようですが、サンウルブズのFW陣も崩されず粘り、次第にチーフスのバックス陣がノックオンなどの単純なミスをするようになってきました。

こうなればサンウルブズの試合でした。この日もSOヘイデン・パーカーのキックは安定しており、PGを確実に決めて前半で3PGという結果を残し、前半で23-3と大きなリードを奪って折り返します。追い込まれたチーフスは相手ペナルティのボールをトライ狙いでラインアウトを選択しますが、チーフスのラインアウトは安定しておらず、サンウルブズが奪う場面も見られました。

チーフスの武器である、SOマッケンジーのキックパスも、この日は味方が走っておらずミスキックになるなど、チーフスはやることなすことうまく行きません。最後はサンウルブズのハイパントをFBがノックオンするという大きなミスをする、らしくないラグビーをしてしまいました。サンウルブズは後半で2トライを返されたものの、前半のリードを守り切って30-15で勝利しました。

サンウルブズにとっては、敵地での勝利は価値があります。SRのアウェイ戦は満員になることは少ないですが、それでも慣れない環境に適応し、自分たちの展開ラグビーを貫いた結果の勝利です。これが、今回限りであって欲しくないと思っています。サンウルブズが勝つのが当たり前になるようにするのが目標のはずですから。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

札幌戦マニアック分析

2019-03-03 17:54:00 | 浦和レッズ
浦和のオリベイラ監督は、後半の頭からFWの杉本健勇を下げてナバウトを投入してきました。運動量といえばナバウトなので、この交代は運動量を増やすという意図でしょう。ナバウトのプレーは、追って取ってから下げて味方に渡すという、あまり得点の匂いは感じないプレーでしたが、負けている以上前から追わなければいけないメッセージは感じました。

札幌のシャドーの2枚をあまりにも簡単にフリーにすることが前半の大きな弱点でしたが、それにも手当てはしてきました。長澤out柴戸inの交代です。この交代で柴戸がアンカーに入り、エベルトンが1列上がって攻撃的MFになります。エベルトンのところを狙われているのが問題点でしたが、柴戸は若者らしい必死さで相手の攻撃に粘り強く帰陣してボールを奪いました。

ナバウトと柴戸という、運動量を武器にする二人の選手が入ったことで浦和の流れが出てきました。美しいサッカーではなかったものの、相手より動いてチャンスを作るというメッセージ性のある交代でした。この二人の投入で左アウトサイドの山中が生きるようになり、山中のクロスから興梠がダイレクトで合わせるという決定機も作れましたが、惜しくも相手GKク・ソンユンのファインセーブに阻まれました。

結果的には、なぜこのサッカーを前半からできなかったというのが大きな敗因になりました。エベルトンも攻撃的MFの方が本来のポジションという躍動感を見せ、前から必死で追うのも苦にしませんでした。エベルトンのアンカーは本人はボランチもできると言うものの、印象では本来のポジションではないように見えました。

記者会見でオリベイラ監督が武藤雄樹と青木拓矢の不在を一つの理由に挙げていましたが、それだけチームのバランスをメンバーを変えても維持するのは難しいということです。オリベイラ監督はキャンプをフィジカル中心にして、練習試合を1試合しか入れなかった独自の調整をしました。今のところ、それが裏目に出ているようだと感じます。

また、札幌が前に出てくるという試合前の読みも多少違ったようでした。札幌は鈴木武蔵のスピードを生かすためにシャドーで持つというのが狙いだったので、そこに守備の強い選手を置くという選択もあったはずです。ちぐはぐだったこの試合ですが、次の松本山雅戦で何とか持ち直すことを期待したいです。それができなかったときを想像すると恐ろしいですが。















コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする