「紫式部」(ムラサキシキブ)は、クマツヅラ科の落葉低木で、
果実が紫色で美しいのですが、 6月の開花から見ていきます。
6月上旬の蕾、
6月中旬、開花し始めです。
6月下旬、
花後の緑の果実、8月下旬です。
山上憶良が万葉集で詠んだ「秋の七草」、
7番目の「朝貌の花」は、「桔梗」(ききょう)とされています。
山野の日当たり良い所に育つ、キキョウ科の多年草ですが、
野生は絶滅危惧種で、青紫色の星形の花を咲かせます。
園芸種には、白・桃色・二重咲きなどもあります。
庭の南西、サルスベリの樹下で、
夏から秋にかけて咲いていました。
7月上旬の咲き始めです。
7月下旬、
8月中旬の花です。
桃色花も混植してあり、7月上旬、蕾から開花へ、
花弁がつながった風船のような蕾から、
「baloon flower」の英名を持ちます。
7月中旬の花、以後9月まで咲いていました。
周りには黄金オニユリや、ヤブカンゾウも咲き、
女郎花はその陰で葉だけ展開しました。
容器のプランターが半割れ状態の中で、
7月中旬から8月上旬に咲いていた2種です。
基本種の青紫花、
白花種です。
桔梗の根は太く、生薬としても利用されます。
(二重咲き種もあったのですが、消失しました。)
ヒイラギ(柊)はモクセイ科で、
樹高2~5m位の常緑小高木です。
小葉性品種で、姫ヒイラギより更に小さな葉を密生するのが、
「香姫」(カオリヒメ)という矮性品種です。
寒さに強く、11月に開花しました。
11月上旬の蕾から、
11月中旬、開花しました。 香りのよい白花です。
満開となった11月下旬、
3号の小鉢植えで、樹高20cm程です。
万葉集で歌われた秋の七草、6番目は「藤袴」(ふじばかま)です。
キク科の多年草で、葉が3裂するのが特色で、
茎先に5mmほどの小花を房状に咲かせます。
栖吉川(信濃川の支流)堤防に繁茂した株から1株抜き取って、
空き地に植えたものです。(園芸品種と思われます)
8月下旬、蕾が開き始めました。
9月中旬、大株となり草丈が150cm程に成長しました。
9月下旬、
10月下旬、まだ花もありますが、
花が終えて種子を作ります。
11月上旬、タンポポのように種子が風に乗って飛びます。
この後伐採しますが、株元は木のように固くなっています。
自宅の北西側でも、自然実生で株が育ちました。
マンサクの北側サネカズラの株脇で、日照時間が少ない場所です。
8月末の蕾
9月中旬の開花です。
9月下旬、
9月末です。
「マンサク」(満作、万作)は、マンサク科の落葉小高木で、
市内の市場で買った鉢植えを庭に移植して、大きくなりました。
11月中旬、庭木では一番遅い黄葉で、まだ緑葉もあります。
その3日後、自宅西側で、昼からの陽を受けて、
11月19日、紅葉の最盛期を迎えました。
11月下旬には、落葉してきましたが、
透過光で見る黄葉がきれいです。
11月末、枝先には、すでに来年の花蕾が出来ています。
12月初め、
枯葉になっても、まだ落ちないで枝に残る葉があります。
このマンサクは、中国原産のシナマンサクの交配種と思われます。
生まれ故郷が魚沼で、豪雪の山でマンサクを見て育ちました。
枝がしなやかで、簡単には折れないことを知っているので、
雪囲いはしません。
まだ冬の2月に、雪の中でも開花し庭の春を先導します。
昨年の2月下旬の開花画像です。