Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

食虫植物「サラセニア」の花3種

2017-07-02 | 食虫植物

北アメリカ原産の大型食虫植物「サラセニア」は、葉が筒状になり、
その葉を、虫を捕える落とし穴として使います。
 
湿地の植物なので、生きたミズゴケで鉢植え栽培し、
冬は、屋外の雪囲いの中で越冬します。
 
サラセニア・レウコフィラ」(ドラモンディー、アミメヘイソウ)。 
 

 
花茎を70cm程も伸ばして、暗赤色の花を下向きに吊り下げます。 
 
 
 
5枚のガク、花びらも5枚でメシベの柱頭の間に下向きに垂れます。
傘状に変形したメシベ、内側に子房とオシベがありますが、見えず。 
 

 
5月末から6月に花が咲いた後、緑の新葉が伸び、
その先端部が白くなり、
網目模様が緑から赤色に変わって来ます。 
 

 
筒の内側には、蜜腺と逆刺状に毛が生えていて、
入った虫は出られません。
 
 
 
 
 
次は「サラセニア・フラバ」(キバナヘイシソウ)です。
レウコフィラより小さめで、伸ばした花茎は40cm程です。 
 

 
黄緑色の花と緑色の筒状葉です。
(前年の葉枯れ部分を切除、花後に新葉展開中) 
 

 
 
3鉢目は「サラセニア・プルプレア」(ムラサキヘイシソウ)。 
 
 
 
短い筒状葉が、ロゼット状に展開し、丈は15㎝位です。  
 

 
花は紫赤褐色ですが、撮るのが遅れて花弁がほとんど散ってしまい
ました。 
そのため花の構造が良く見えます。
中央を傘状に覆っているのが雌しべで、内側に子房と
それを取り巻いてオシベが並び、6月中旬、種子形成中です。
 
  


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