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Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

アマガエルの繁殖2017(1)~親カエル

2017-09-17 | アマガエル

庭に住み着いた「ニホンアマガエル」(日本雨蛙)が、今年も繁殖しました。
体長3~4cm、雌の方が少し大きく、
肉食性で、小さな昆虫やクモ類を捕食し、寿命は数年?
 
目から耳にかけて黒褐色の太い帯が通り、
退色は腹側が白く、背中側が黄緑色が多いのですが、
居場所によって茶褐色や灰褐色に変えることが出来る、保護色です。
 

 
草の上にもいますが、樹上生活に適応し、上は庭のリンゴの樹で休んでいます。
下は菜園のキュウリに乗っていますが、前足4本後ろ足5本の指先には、
吸盤があって、垂直面でも平気で登ります。
 

 
冬は地中で冬眠します。4月初め、地表に出てきた親カエルは土色です。 
 

 

 
繁殖は4月から8月初めまで行われ、オスがメスの背中に抱きついて抱接。 
 

 
産卵は夜間、つがいはこの状態で睡蓮鉢や貯水槽の水面を泳ぎ、
産卵・放精が行われます。
 

 
7月に見たペアは、体色が緑色になっていました。 
 

 

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アマガエルの繁殖2016(2)~オタマジャクシからカエルに

2016-10-09 | アマガエル

ふ化直後は、睡蓮鉢の土上や壁面に付いて動かずジッとしています。 
(今年撮り忘れたので、次の2枚は過去写真です。) 
 

 
卵の栄養を使いつくすと泳ぎだします。(金魚や熱帯魚の繁殖も同様です)
遊泳し出したら、メダカや熱帯魚の餌を与えました。 
 

 
日増しに成長し、尾びれの付け根から後足を、えら穴から前足を出してきます。 
 

 
小粒の金魚の餌を食べて大きくなったオタマジャクシ。 
 

 
頭部が角ばってきて、水中で制止するようになると、間もなくカエルに変態し、
えら呼吸から肺呼吸に変わります。 
 

 
まだ長い尾を付けていますが、尾部の栄養を吸収するまでスイレンの葉上にいます。 
 

 
尾が短くなってきました。 
 

 
間もなく容器から飛び出します。指先に丸い吸盤があり垂直面でも平気で登ります。 
 

 
アマガエルは基本的には樹上生活をします。バラやオオヤマレンゲの花で休んだり、
 
 
 

 
昆虫やクモなどを食べ、リンゴの樹の葉や枝に居たりします。  
 

 
雨の降る前には一斉に鳴き出したりします。 
 

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アマガエルの繁殖2016(1)~卵から孵化へ

2016-10-03 | アマガエル

庭にアマガエルが住み着いて、毎年繁殖するようになりました。
歩いて数分のところにあった水田から、庭にやってきたのだろうと思いますが、
現在は宅地造成されて、私のウォーキング範囲に水田は無くなりました。
 
睡蓮鉢や水やり用の貯水槽で、今年産卵した親カエルの例、3ペアです。
体色は保護色で、環境によって変えることができます。
 

 
オタマジャクシからカエルに変態した若カエルは緑色ですが、
親カエルの多くは灰色や茶色で、斑紋があります。 
 

 
落ち葉や土の中での冬眠から目覚め、繁殖に入った4月~5月の画像です。 
 

 
繁殖期は連夜、近所から苦情が来ないかと心配するほどの大合唱となります。
特に睡蓮鉢として使っている昔の火鉢は、音響効果抜群です。 
 

 
産卵翌日、受精卵は細い寒天質の紐でつながっています。 
 

 

 
細胞分裂を繰り返し、水温によって長短あるが2~3日で孵化します。 
 

 

 
孵化直前の姿です。 
 

 

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アマガエルの繁殖 (3)~オタマからカエルに変態

2015-09-29 | アマガエル

卵から1ヶ月余りかけて、4~5cmのオタマジャクシに成長しました。
カエルへの変態は、尾の付け根から後足を出し、次に鰓穴から前足を出します。
この頃のオタマジャクシは、あまり泳がずに水中でジットしています。
 
丸い体も角ばってきて、内部では鰓呼吸から肺呼吸へ変わり、カエルになるための
大きな変化(変態)が起こっているのです。 
 
 
 
肺呼吸に変ると水上に出てきます。 スイレンの葉上で尾が短くなるのを待ちます。 
 
 
 
褐色の体色で長い尾を付けた姿から、尾を短くしカエルの体形と緑色の体色に変わって
行きます。 (親になると保護色で、茶褐色や灰褐色の個体が多くなるようです)
 
    
 
まだ尾を付けたまま容器から飛び出して、脇のススキの葉に移った子ガエルくん。 
 
 
 
長い尾を栄養吸収して、小さなカエルになった2匹、
ホテイアオイの葉上で外界を観察中です。 
 
 
 
睡蓮鉢やプラスチック容器内で、吸盤付きの足を使って動き回ります。
鉢の縁に正座して、勇気を出してイザ外界へ! 
 
    
 
その前に、熱帯スイレンの花茎によじ登る子も、花弁にたどり着いて周りを見渡し・・・・。
 
 
 
次々と庭に出て行きました。 鉢に水やりするとあちこちから小さなアマガエルの子達
が出てきます。 やがて木に登り、樹上生活をします。 
夜には塀を乗り越え、道路を横切って遠征に出かけるものも・・・・。
 
下は鉢植のモミジに登って昼寝する子蛙です。 小さな昆虫やクモ類を捕食します。
 
  
 


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アマガエルの繁殖 (2)~オタマジャクシ

2015-09-23 | アマガエル

水温によって違いますが、産卵後2~3日で孵化します。
 
4月末の睡蓮鉢で、左上が前夜に産んだ卵、その他は2~3日経過し孵化直前の卵です。 
 
 
 
孵化したばかりの様子(オタマジャクシの赤ちゃん)です。 暫らくは殆ど動きません。 
 
 
 
やがて容器の壁面などに付着しますが、まだ泳ぎ出しません。 
 
 
 
卵の栄養を吸収し終えると、泳いで餌を探します。 
 
 
 
遊泳し始めたら、少しずつ餌を与えます。 メダカや熱帯魚用の粉末状の餌です。 
 
 
 
成長に合わせて金魚用の小粒の餌も与えました。 
 
 
 
肉眼では黒いオタマジャクシに見えますが、
マクロ撮影すると、全身が褐色で薄いまだら模様で覆われています。 
 
 
 
1ヶ月余りで成熟したオタマジャクシは4~5cmです。
尾の付け根に小さな後ろ足が形成され(右)、その足を大きく伸ばしていきます(左)。 
 
 
 
後足が出来上がると、鰓穴から前足が出てきます。
オタマジャクシからカエルへの変態中です。  ー 続く -
 
  

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