「山を愛する会」メンバーとの恒例登山 今回は「大台ヶ原」に登りました。
この山は 紀伊半島南東部の奈良県と三重県の県境に位置しています。
頂上近くまで車で乗り入れが可能で 登山とは言え標高差はなく 山頂付近のハイキングという感じで初心者にも優しい登山といえます。
9時頃に駐車場に到着すると まだ空きはあるものの 約8割がたの込み具合でした。
ビジターセンター横の登山口より スタートしました。
登山道は良く整備されており歩きやすく 道脇には笹が茂っています。
途中の展望デッキ等で休憩しながら まずは大台ヶ原の最高到達点である「日出ヶ岳(ひでがたけ)」を目指しました。
頂上に到着し 皆で記念写真を撮りました。
ここの展望矢倉から東方面を望むと 眼下に 「熊野灘」遠くには運が良ければ「富士山」までが見えるそうですよ。
次は珍しい風景で 当山の人気スポットである 「正木峠」に向かいました。
木道を登り切ると 立ち枯れしたトウヒやブナが幾本も見られる野原が広がっていました。
昔はうっそうとした苔むす森だったのが ニホンジカ(樹皮を食べる)とミヤコザサの増加で森林の消失が進んだとのことです。
シカの天敵である日本オオカミが絶滅し 頭数が増えたことも一因でらしいです。
その後 断崖から谷底を覗き込むスリル満点の「大蛇嵓(だいじゃぐら)」展望岩に向かいました。
途中の結構険しい道や岩場を通り抜けて 目的の場所に到着!
鎖が張られた岩の先端部から覗くのですが 恐怖でへっぴり腰になる人も多いようです。
断崖の先端に到着し 下を見下ろすとコーン状の「大蛇嵓」の景色が見られます。
ここの紅葉は絶品で大台ヶ原の看板にもなっているのですが 今回は時期的に少し遅かったようです。
休憩等含め約5時間の散策を終え スタート地点の駐車場に戻りました。
大台ヶ原は雨が多いことでも知られる場所ですが この日は終始快晴でラッキーでした。
その後は当日の宿泊先である大峰山の麓の洞川温泉の宿に向かいました。(車で2時間強かかります)
大台、大峰は20歳代に友人と登ったきりです。
大峰の登山口の洞川も懐かしいです。
雨の多い大台ヶ原には珍しい快晴でした。
洞川温泉もひなぶた温泉で良かったですよ。