おとろ日記

サンデー毎日な日々の生活を綴っています

万葉集関連の人形が勢揃い!・・・人形からみる古の奈良

2024年08月06日 06時04分43秒 | お出かけ

 平城宮跡で開催中の企画展が新聞で紹介されており 興味深かったので早速見学に出向きました。
それは「万葉挽歌ー人形からみる古の奈良ー」という人形展ですが ポスターの人形(光明皇后)の美しさに魅せられての訪問でした。

 

 平城宮跡歴史公園にある会場に到着しました。

 

 展示室に入場すると 万葉集に関連した紹介パネルとともに沢山の人形(計31体)が展示されています。

 

 バックに配された 人形にゆかりの深い場所等の写真も 雰囲気を盛り上げています。

 

 いずれの人形も素晴らしいのですが モデルとなった万葉人物を いくつか紹介しておきます。
まずは 悲劇の宰相「長屋王」からですが 実際は肥満していたとの伝えがありますが スマートな美男子に作られています。

 

 こちらは 采女の袖を吹き返す「明日香風」を表現されているようです。

 

 続いては 「大伴家持」と妻の「坂上大嬢」です。

 

 こちらは 春をつかさどる女神「佐保姫」です。

 

 この方の人形は 表情が豊かであると共に 髪の毛の一本一本 衣服の鮮やかな模様 手にする小物等が細部まで表現されています。
その美しさと緻密さには 驚かされます。

 

 こちらの人形も 美しい!

 

 この人形展 見応え充分ですが 作家の永瀬さんは埼玉県在住の元中学校美術教師で 退職後に人形造りを独学されたそうです。

 人形のほとんどは発表されていなかったのですが 永瀬さんのことを知った日本画家が「隠れ巨匠に出会ってしまった」とSNSに人形写真を

 紹介されたところ大反響を呼び それを見た奈良文化財研究所の方が 永瀬さんに連絡を取り当展示会の開催に至ったとのことです。

コメント
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