光舜堂は、店舗はお江戸のど真ん中ですが、
日曜日以外の仕事場の工房は東京のかなり外れにあります。
ですから先に車で工房に近い方面へ外出していたりすると、
都会の東京駅までまず出てから新幹線に乗って行くよりも
時間的には静岡県が近かったりします。
ということで、今回で3回目となる富士市での出張調整会は、
出先での打合せを済ませてからの出発だったこともあり、
初の、車での旅路となりました。
途中、いつもなら なかなか見えない所で富士山を拝めたり、
立寄った地では虹がちょうど出ていたり、と、
運気良く7月が迎えられそうな予兆が他にも数々!!
快適なドライブ気分も味わえました。
本当は、出張調整会はいつも車で行けると理想的ですよね。。。
何処の会場でも必ずお一人は「後日工房に送って下さいね」という
その場では直せないレベルのトラブル二胡があるから、
車で行けば、「このまま持ち帰りますね」と言えるのですが。
しかし、“使えない鞄持ち”は学生時代に運転免許を取得したものの、
3つ先の信号が黄色になると止まりたくなる運転不向きの性格ゆえに
免許証を早々にお上に返納しているので、車旅の役に立ちません。
(あ、助手席でペットボトルのキャップは開けてあげられますよ!)
なので、調整会のために体力温存が必須の店主は、
いくら前泊したとしても、ドライバー交代用員がいないので、
距離的にせいぜい富士市までが限界でしょう。
さて実際、今回も有りました、そんなその場で直せない二胡!
台(琴托)のガタつきを直そうと、ネジを締めても締めても
グラグラが止まらない。
「こりゃあ内部だな」と外してみると、内部で二胡の胴を支える
2つの部品のうちの一つが割れ落ちて半分無くなっていました。
しかも その割れ、ボンドで直した痕跡があります!
最初から、「部品割れちゃったけどボンドで留めれば大丈夫」と
出荷したのでしょう。
割れの断面やボンド痕がキレイじゃないところからも
“大丈夫じゃない留め方”が施してあったのは明白で、
修理とは程遠い。。。うぅ。。。
しかしラッキーだったのは、やはり車が有った事!
即日お預かりが可能になったのでスピーディに修理も完了し、
既に今週中にお客様の元へ送り返せてレッスンにも支障無し!
車で行けて本当に良かったです☆
ところで今回で3回目となるこの富士市の調整会、
主催は咲音会の深澤先生です。
第1回の時から毎度多くの門下生さん達が、
調整会に申込んでいない方々も福音弓を試奏にいらして
ご注文下さり、既にユーザーさんが沢山いらっしゃいます。
今回調整会にご参加の或る福音弓ユーザーさんは、
弓毛洗浄をする為にお預かりとなりました。
無意識に、本当に無意識に皆さん毛に触れているのですね。
この日ご来場の皆さんの取扱いを遠目に眺めて見ていても、
沢山の方々が毛に触れてしまっているようでした。
こちらも取込み中でお伝え出来ませんでしたが。
また或るご婦人は、店主の話を熱心に聞き入っている時、
膝に載せた二胡の上に品良く手を揃えて添えており。。。
うーーん、ワタクシのようなガサツなタイプより
上品な方のほうが実は要注意かも、と思ったり。
「毛に触らないように!」っていう注意喚起は、
ガシッと、ベタッと、毛を触る事だけを指さないのです。
毛を使えなくする油分付着は、ダイレクトに触るよりも、
日々の繰り返しの行動が原因のほうが多いでしょう。
習慣になっている触る定位置、そこへの繰り返しのタッチで
徐々に貴方の弓毛には油分が付着していきます。
二胡の持ち運び時にいつも弓ごと握る棹の位置、
微調整器に絡まった毛を外す時、
弓カバーに弓を包む時にすら触っていたりします。
特に福音弓ユーザーさん、気をつけましょうね!
福音弓は毛質が良い分、油分が付くと明らかに
弾きやすさ、使いやすさがまるで違っちゃいますよ!
今回お預かりのユーザーさんもご本人は気付かず使っていましたが、
店主の指摘で、サンプルに持って行った弓に取替えてみて、
その弾き心地の違いにビックリしていらっしゃいました。
それにしても、富士市の二胡弾きさんは本当に
車での移動が主流なのですね〜!
或る方は、ケース内部にカビが生えており、
「これ、何とかしないと菌があるうちは二胡は入れられませんよ!」
と言うと、お帰り時は二胡をむき出しでケースと別々に。
片手に二胡、片手にケースの後ろ姿にギョッとしましたが、
そうか、駐車場までですもんね(笑)
車をアシにしていらっしゃる二胡弾きの皆さん、
くれぐれも車に二胡は置き去りにしないように、ですよ!
特に夏場の超高温になる車内は一発でアウトですから、
ご注意下さいね!
ケースだけで済まず、蛇皮がカビてしまった二胡もありました。
となるとその皮はもう替えるしかありません。
買い替えを検討中と西野二胡を試奏にご来場の生徒さんも、
張替えを検討中とリノベーション二胡のCDMをお試しに
ご来場の生徒さんもいらっしゃいました。
今回蛇皮では黒檀と紫檀の西野二胡、
CDM張替えの見本として花梨のリノベーション二胡、
を持って行きましたが、他にも、
先生のシャム柿、生徒さんの縞黒檀の西野二胡も揃い、
いろいろ皆さんには弾いてお試しいただけました。
そして音色のダントツ人気はCDMという(笑)
“皆さんの理想の二胡の音色”なんですよね、CDMは。
PAを通した音で「音色綺麗!」と思ってしまうと、
その理想を生音でラクラク出したかったら
CDMしかないでしょう!(笑)
沢山試奏でもお楽しみいただけて良かったです。
ご参加下さいました生徒の皆さん、ありがとうございました!
福音弓ご注文の皆様、数ヶ月お待ち下さいませ。
終了後は、会場である『すみやグッディ』さんで
ギター講師もして、深澤先生とユニットを組んでいらっしゃる
ギタリストの高橋さんにもお会いして、
お二人の演奏も聴かせていただきました。
こうして帰りの新幹線の時間を気にする必要が無く
新しい交流の時間が持てたのも、車旅ならではですね!
高橋さんも、深澤先生が所有するシャム柿の西野二胡を
共演者としても大絶賛して下さっていました。
先生はシャム柿を入手してからは、もっぱらこればかりなんだそう。
この時も違う駒を付けていたシャム柿を、店主がその場で駒を替え調整。
そのビフォーアフターの音色の違いを目の当たりにした高橋さんは、
改めてビックリ。 店主と楽器好き同士で話が盛り上がっていました。
現在、年末頃にとある演奏イベントを企画しているそうで、
もしかしたら、我々の旧知の方との共演もあるかも、とのこと。
年内に、またこのお二人の演奏を聴きにこの地に来る事になりそうです。
となると、やはり車ですかね ♪ ( T_T)\(^-^ ) ← 左が店主w
深澤先生、お世話になりまして ありがとうございました!
日曜日以外の仕事場の工房は東京のかなり外れにあります。
ですから先に車で工房に近い方面へ外出していたりすると、
都会の東京駅までまず出てから新幹線に乗って行くよりも
時間的には静岡県が近かったりします。
ということで、今回で3回目となる富士市での出張調整会は、
出先での打合せを済ませてからの出発だったこともあり、
初の、車での旅路となりました。
途中、いつもなら なかなか見えない所で富士山を拝めたり、
立寄った地では虹がちょうど出ていたり、と、
運気良く7月が迎えられそうな予兆が他にも数々!!
快適なドライブ気分も味わえました。
本当は、出張調整会はいつも車で行けると理想的ですよね。。。
何処の会場でも必ずお一人は「後日工房に送って下さいね」という
その場では直せないレベルのトラブル二胡があるから、
車で行けば、「このまま持ち帰りますね」と言えるのですが。
しかし、“使えない鞄持ち”は学生時代に運転免許を取得したものの、
3つ先の信号が黄色になると止まりたくなる運転不向きの性格ゆえに
免許証を早々にお上に返納しているので、車旅の役に立ちません。
(あ、助手席でペットボトルのキャップは開けてあげられますよ!)
なので、調整会のために体力温存が必須の店主は、
いくら前泊したとしても、ドライバー交代用員がいないので、
距離的にせいぜい富士市までが限界でしょう。
さて実際、今回も有りました、そんなその場で直せない二胡!
台(琴托)のガタつきを直そうと、ネジを締めても締めても
グラグラが止まらない。
「こりゃあ内部だな」と外してみると、内部で二胡の胴を支える
2つの部品のうちの一つが割れ落ちて半分無くなっていました。
しかも その割れ、ボンドで直した痕跡があります!
最初から、「部品割れちゃったけどボンドで留めれば大丈夫」と
出荷したのでしょう。
割れの断面やボンド痕がキレイじゃないところからも
“大丈夫じゃない留め方”が施してあったのは明白で、
修理とは程遠い。。。うぅ。。。
しかしラッキーだったのは、やはり車が有った事!
即日お預かりが可能になったのでスピーディに修理も完了し、
既に今週中にお客様の元へ送り返せてレッスンにも支障無し!
車で行けて本当に良かったです☆
ところで今回で3回目となるこの富士市の調整会、
主催は咲音会の深澤先生です。
第1回の時から毎度多くの門下生さん達が、
調整会に申込んでいない方々も福音弓を試奏にいらして
ご注文下さり、既にユーザーさんが沢山いらっしゃいます。
今回調整会にご参加の或る福音弓ユーザーさんは、
弓毛洗浄をする為にお預かりとなりました。
無意識に、本当に無意識に皆さん毛に触れているのですね。
この日ご来場の皆さんの取扱いを遠目に眺めて見ていても、
沢山の方々が毛に触れてしまっているようでした。
こちらも取込み中でお伝え出来ませんでしたが。
また或るご婦人は、店主の話を熱心に聞き入っている時、
膝に載せた二胡の上に品良く手を揃えて添えており。。。
うーーん、ワタクシのようなガサツなタイプより
上品な方のほうが実は要注意かも、と思ったり。
「毛に触らないように!」っていう注意喚起は、
ガシッと、ベタッと、毛を触る事だけを指さないのです。
毛を使えなくする油分付着は、ダイレクトに触るよりも、
日々の繰り返しの行動が原因のほうが多いでしょう。
習慣になっている触る定位置、そこへの繰り返しのタッチで
徐々に貴方の弓毛には油分が付着していきます。
二胡の持ち運び時にいつも弓ごと握る棹の位置、
微調整器に絡まった毛を外す時、
弓カバーに弓を包む時にすら触っていたりします。
特に福音弓ユーザーさん、気をつけましょうね!
福音弓は毛質が良い分、油分が付くと明らかに
弾きやすさ、使いやすさがまるで違っちゃいますよ!
今回お預かりのユーザーさんもご本人は気付かず使っていましたが、
店主の指摘で、サンプルに持って行った弓に取替えてみて、
その弾き心地の違いにビックリしていらっしゃいました。
それにしても、富士市の二胡弾きさんは本当に
車での移動が主流なのですね〜!
或る方は、ケース内部にカビが生えており、
「これ、何とかしないと菌があるうちは二胡は入れられませんよ!」
と言うと、お帰り時は二胡をむき出しでケースと別々に。
片手に二胡、片手にケースの後ろ姿にギョッとしましたが、
そうか、駐車場までですもんね(笑)
車をアシにしていらっしゃる二胡弾きの皆さん、
くれぐれも車に二胡は置き去りにしないように、ですよ!
特に夏場の超高温になる車内は一発でアウトですから、
ご注意下さいね!
ケースだけで済まず、蛇皮がカビてしまった二胡もありました。
となるとその皮はもう替えるしかありません。
買い替えを検討中と西野二胡を試奏にご来場の生徒さんも、
張替えを検討中とリノベーション二胡のCDMをお試しに
ご来場の生徒さんもいらっしゃいました。
今回蛇皮では黒檀と紫檀の西野二胡、
CDM張替えの見本として花梨のリノベーション二胡、
を持って行きましたが、他にも、
先生のシャム柿、生徒さんの縞黒檀の西野二胡も揃い、
いろいろ皆さんには弾いてお試しいただけました。
そして音色のダントツ人気はCDMという(笑)
“皆さんの理想の二胡の音色”なんですよね、CDMは。
PAを通した音で「音色綺麗!」と思ってしまうと、
その理想を生音でラクラク出したかったら
CDMしかないでしょう!(笑)
沢山試奏でもお楽しみいただけて良かったです。
ご参加下さいました生徒の皆さん、ありがとうございました!
福音弓ご注文の皆様、数ヶ月お待ち下さいませ。
終了後は、会場である『すみやグッディ』さんで
ギター講師もして、深澤先生とユニットを組んでいらっしゃる
ギタリストの高橋さんにもお会いして、
お二人の演奏も聴かせていただきました。
こうして帰りの新幹線の時間を気にする必要が無く
新しい交流の時間が持てたのも、車旅ならではですね!
高橋さんも、深澤先生が所有するシャム柿の西野二胡を
共演者としても大絶賛して下さっていました。
先生はシャム柿を入手してからは、もっぱらこればかりなんだそう。
この時も違う駒を付けていたシャム柿を、店主がその場で駒を替え調整。
そのビフォーアフターの音色の違いを目の当たりにした高橋さんは、
改めてビックリ。 店主と楽器好き同士で話が盛り上がっていました。
現在、年末頃にとある演奏イベントを企画しているそうで、
もしかしたら、我々の旧知の方との共演もあるかも、とのこと。
年内に、またこのお二人の演奏を聴きにこの地に来る事になりそうです。
となると、やはり車ですかね ♪ ( T_T)\(^-^ ) ← 左が店主w
深澤先生、お世話になりまして ありがとうございました!