度々書いていますように、光舜堂に持ってこられる古い二胡、
それも、15年以前、まれに10年くらいのもありますが、
はっきり言って、今販売されている、特に日本で、販売されている二胡に比べると、
木の質がかなり良いものが多いです。
最近アフリカ紫檀というのが紫檀の主力になりつつあります。
もちろんこれも悪い木という事はないです。
アフリカ紫檀の特徴ご存知ですよね。
かなり赤みが強く、通常の紫檀類ですと経年変化でだんだん黒っぽくなっていきます。
それがないのですね。
そう言う気は他にもあります。
花梨ですね。
花梨もマメ科ですから、紫檀の仲間に入れても良いはずなのですが、
どういうわけか、昔から紫檀とは分けて呼ばれます。
それは紫檀の重厚感のある色味というのが無いのと、色が変化していかないからかもしれません。
また、導管が強く、肌がそれほど緻密という感じは無いからかもしれません。
15年くらい前、このアフリカの紫檀は、花梨の部類に入れられていました。
どちらかというと、当時6.7万くらいの初心者用の木として扱われていました。
割と太い木が多く二胡の製作の材料効率は良いからかもしれません。
それが今や、紫檀という名前が付けれれて、40万円50万円の楽器に化けています。
当然音も良いからなのでしょう、だいぶ評価が上がったのかもしれません。
という事もありますが、いわゆる紫檀材が本当に少なくなってきているからです。
光舜堂には昔の楽器でと少し恥ずかしそうに二胡の調整にご来店のk多も多いです。
どういうわけか、光舜堂でも古くからのお客様のお一人は、
「これはご主人に買ってもらった大切な二胡なのですが、先生にあまりよくない楽器だといわれて」
弾かなくなった方もいらっしゃいます、
が、これ、小葉紫檀なのです。たぶん先生も持っていないくらいな、良い木です。
この方以外にも本当にたくさんの方が、当時としては高額であった、20円30万円くらいの二胡の中に、
今や中国でも100万円を超える金額といわれる小葉紫檀の二胡があるのです。
もちろん紫檀といわれるものの中には、先週ご来店のお客様の持って来れれた、ブラジリアンローズ。
「なんだかあまり二胡っぽい音ではないのですが」
それはそうですよね、発音の良さ遠鳴りの良さという点では群を抜いたブラジリアンローズですから。
他にはチンチャン、これも紫檀としては多いですね、この木も花梨と同じく、
なかなか色の変化が少ない木です。
少しずつでも色が沈んではきます。
発音の良い楽器としてはこのほかホンジュラスローズウッドなどというのもありました。
そして本紫檀。
これは日本でいう本紫檀です。
たぶん、小葉紫檀とほとんど見分けがつかないくらいな材料ですが。
違いは小葉紫檀が独特の良い甘い香りがあるのに比べて、ほぼ香りもないです。
見分けるには、慣れ以外にないかもしれませんが、音色はかなり違いがあります。
不思議なことに、今から20年くらい前には、小葉紫檀は今ほど高額ではなかったのです。
それは、インドでは伐採禁止になっていたにもかかわらず、密輸が止まらず、中国には常に入っていたからなのでしょう。
今から17.8年前あまりの密輸のひどさに、インド政府が強硬手段をとったおかげか、密輸がやみました。
途端にこの木の金額が跳ね上がったのです。
また、最近では、「赤い木なら何でも買うよ」と、日本の木場にまで現金とコンテナ乗りつけて、相当な勢いで爆買い。
それでも、本紫檀やチンチャンはともかく、小葉紫檀は買う事が出来なかったようです。
有用だから金額が高くなるというんは分かりますが、少ないから金額が高くなるというのは私にはわからないのです(あまり現代的な価値観もっていないですから)
それよりむしろ、その貴重な小葉紫檀は、もしかしたら、皆さんがお持ちなのかもしれません。
二胡は、楽器として皮が駄目になったから、胴が割れたり木軸がうまく動かなかったり、
それなら、新しい楽器を買うという事で古いものをどんどん廃棄して次々と新しい楽器に乗り換えるような楽器でしたから。
その、つけが回ってきたのでしょうかね。
もし皆さんの楽器が紫檀といわれていたら、大切にしましょうね。
これは金額だけの問題ではないのです。
ニコミュジックラボの孟さんが言っていました、(彼女は中学の時に買った二胡をずーっと弾いていたのです)
「どんな二胡だって弾き込めば本当に良い音がするんですよ」
というか、古い楽器ほど良い音がする楽器は無いのですが。
それも、15年以前、まれに10年くらいのもありますが、
はっきり言って、今販売されている、特に日本で、販売されている二胡に比べると、
木の質がかなり良いものが多いです。
最近アフリカ紫檀というのが紫檀の主力になりつつあります。
もちろんこれも悪い木という事はないです。
アフリカ紫檀の特徴ご存知ですよね。
かなり赤みが強く、通常の紫檀類ですと経年変化でだんだん黒っぽくなっていきます。
それがないのですね。
そう言う気は他にもあります。
花梨ですね。
花梨もマメ科ですから、紫檀の仲間に入れても良いはずなのですが、
どういうわけか、昔から紫檀とは分けて呼ばれます。
それは紫檀の重厚感のある色味というのが無いのと、色が変化していかないからかもしれません。
また、導管が強く、肌がそれほど緻密という感じは無いからかもしれません。
15年くらい前、このアフリカの紫檀は、花梨の部類に入れられていました。
どちらかというと、当時6.7万くらいの初心者用の木として扱われていました。
割と太い木が多く二胡の製作の材料効率は良いからかもしれません。
それが今や、紫檀という名前が付けれれて、40万円50万円の楽器に化けています。
当然音も良いからなのでしょう、だいぶ評価が上がったのかもしれません。
という事もありますが、いわゆる紫檀材が本当に少なくなってきているからです。
光舜堂には昔の楽器でと少し恥ずかしそうに二胡の調整にご来店のk多も多いです。
どういうわけか、光舜堂でも古くからのお客様のお一人は、
「これはご主人に買ってもらった大切な二胡なのですが、先生にあまりよくない楽器だといわれて」
弾かなくなった方もいらっしゃいます、
が、これ、小葉紫檀なのです。たぶん先生も持っていないくらいな、良い木です。
この方以外にも本当にたくさんの方が、当時としては高額であった、20円30万円くらいの二胡の中に、
今や中国でも100万円を超える金額といわれる小葉紫檀の二胡があるのです。
もちろん紫檀といわれるものの中には、先週ご来店のお客様の持って来れれた、ブラジリアンローズ。
「なんだかあまり二胡っぽい音ではないのですが」
それはそうですよね、発音の良さ遠鳴りの良さという点では群を抜いたブラジリアンローズですから。
他にはチンチャン、これも紫檀としては多いですね、この木も花梨と同じく、
なかなか色の変化が少ない木です。
少しずつでも色が沈んではきます。
発音の良い楽器としてはこのほかホンジュラスローズウッドなどというのもありました。
そして本紫檀。
これは日本でいう本紫檀です。
たぶん、小葉紫檀とほとんど見分けがつかないくらいな材料ですが。
違いは小葉紫檀が独特の良い甘い香りがあるのに比べて、ほぼ香りもないです。
見分けるには、慣れ以外にないかもしれませんが、音色はかなり違いがあります。
不思議なことに、今から20年くらい前には、小葉紫檀は今ほど高額ではなかったのです。
それは、インドでは伐採禁止になっていたにもかかわらず、密輸が止まらず、中国には常に入っていたからなのでしょう。
今から17.8年前あまりの密輸のひどさに、インド政府が強硬手段をとったおかげか、密輸がやみました。
途端にこの木の金額が跳ね上がったのです。
また、最近では、「赤い木なら何でも買うよ」と、日本の木場にまで現金とコンテナ乗りつけて、相当な勢いで爆買い。
それでも、本紫檀やチンチャンはともかく、小葉紫檀は買う事が出来なかったようです。
有用だから金額が高くなるというんは分かりますが、少ないから金額が高くなるというのは私にはわからないのです(あまり現代的な価値観もっていないですから)
それよりむしろ、その貴重な小葉紫檀は、もしかしたら、皆さんがお持ちなのかもしれません。
二胡は、楽器として皮が駄目になったから、胴が割れたり木軸がうまく動かなかったり、
それなら、新しい楽器を買うという事で古いものをどんどん廃棄して次々と新しい楽器に乗り換えるような楽器でしたから。
その、つけが回ってきたのでしょうかね。
もし皆さんの楽器が紫檀といわれていたら、大切にしましょうね。
これは金額だけの問題ではないのです。
ニコミュジックラボの孟さんが言っていました、(彼女は中学の時に買った二胡をずーっと弾いていたのです)
「どんな二胡だって弾き込めば本当に良い音がするんですよ」
というか、古い楽器ほど良い音がする楽器は無いのですが。