二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

違和感!一部訂正です。

2018-03-19 13:10:25 | ■工房便り 総合 
現在の二胡のバフリングより先端、胴にかぶせてある皮の幅の件、

これどうも昔のものにはいくつか幅があったみたいです。

12,5くらいのものもあれば、中には12ミリ以内のものもあり、

メーカーにより多少違いがあったようです.

又今でも、かなりお土産二胡といわれるものの中には、12前後のものもあります。

それと向かいsのもので二胡の胴の直径が85mmくらいのもの(現在のものは90mm前後)には12ミリぐらいのものが多かったようです。

が、最近のものは、14ミリ前後に変わってきています。

ですので今回のように比較的新しい楽器に、12ミリくらいの幅で皮を張るという事に違和感を覚えたのです。

このこと、自分でも何パターンか寸法を変えて張ってみたことがあるのですが、

それが先日の、私の音色の出るか出にくいかの違いの意見になります。

皮の部分がまず二胡は振動します。

その皮の張る部分はたぶん、たぶん胴の質量と関係があるのではないかと思います。

興味のある方は、計算なり、グラフ作りなり、

ご自身で作ったうえで、やってみてください。

皆さんもやってごらんになると良いのですが、

こういうとほぉさんによく怒られます。

「そんなことやってみる人いません!

大体二胡なんか作る人がそんなにいないし、無駄に皮試しに張る人なんかもっといません!!

西野さんは無駄にしすぎです。」

そうですよね!

でもそれが問題なのだと思うのです。

現在の二胡が、日本に入ってきてそろそろ、25年?30年?

いやいや持っている人いたよというご意見なら、それこそ戦前からですよね、

でもこうやって愛好家もそろそろ延べで、10万人を超えるでしょうし、(やめてしまった人も含め)

販売数だけなら25万台を超えるといわれています。

そろそろ二胡をちゃんと作ってみたらどうでしょう。

確かに、何人か二胡を造っている人はいます。

私みたいに図々しく、販売までしてる者もおりますが、

作ってみたことのある人ならたぶん、2,30人いるでしょうが?

でも 楽器は常にある程度のレベルを維持して作れないと販売するという事にまで行かないと思うのです。

ある方が今までに20台くらい作って、やっと良い状態のものが作れるようになったけれど。

とおっしゃっているのを聞いたことがあります。

こういう人はすごいです、お仕事の傍らに、長年かかって突き詰めています。

私なども10年かかってやっと、コンスタントに良い二胡作れるようになりました。

やはり細かいことを何故と!思い極めて来ないとできないのかもしれません。













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