現在の船と言うのは、基本的にヨーロッパの船の作り方が発展した形になっています。
どう言う形かと言いますと、構造(骨組み)を待っています。
キールと言う人で言うなら背骨に当たる部分があるのです。
背骨と肋骨が有って身体が支えられているのと同じことですね。
和船は、二枚の板を張り合わせた形です。
笹舟などに近い物で、板の張力だけが波の力に対抗します。
これはバイオリンと二胡の構造に似ています。
バイオリンは1,7ミリの板を回して、その内部にやはり1,7ミリ前後の細い板を組み合わせて出来上がっています。
胴の真ん中あたりの、内側にくぼむ所の4つの角には、3角形の柱が立っています。
二胡の胴は6枚の板をはぎあわせて内部の空間を作ります。
骨組みが無いのです。
ですから、大きなものは作りにくいというのが有ります。
などと勝手な想像をして今はいろいろ、楽器の構造音の成り立ちなど考えています。
中国のジャンク船と言うのは独特の構造で、小さな箱を並べて、その周りを板で囲って波に対抗するように出来ています。
一つ一つのはこの水密性が高く、昔の木造船としては一番堅牢な作りで合ったかもしれません。
一つの箱に穴があいても、全体が浸水するということが有りませんでしたから。
船のような機能を重視したものでもその作りだした民族の違いというのは現れますね。
そういう点では、現在の鉄工船は、キールと箱の組み合わせで出来上がっていると言ってもよいと思います。
ですから、あんなに大きな鉄板の厚み、40センチもある,50万トンタンカーなどが出来上がるのでしょう。
弦楽器も、昔はそのほとんどが、板の組み合わせや、木の固まりを彫り出して薄く削ったものです。
或いは、自然素材のひょうたんなどの大きなものを使って作られました。
今でもシタールはひょうたんで作られますし、高胡やヤシ胡など、ヤシの実を使うというのもあります。
板は薄ければ薄いほど良く振動します。
ですから楽器の鳴りをよくしようとすれば、振動板は薄くしたいのです。
薄い物を組みあわせるのにはやはり多少とも構造が必要です。
バイオリンなどの表の振動板は、一番薄い所で、2,4ミリ、厚い所でも、3,8ミリぐらいです。
いくら鳴らすために薄くてもこれだと弦の8キロもある荷重に耐えられません。
そこで表板の内側には、バスバーと言う、縦に通った木の棒が張り付けられます。
ギターなどもそうですね、内部に木の棒が組み合わさって表の板を補強するとともに低音の出をよくします。
あくまでも板だけの張り合わせでできた、二胡は構造的に、薄くしきれないということもありますし、チェロやコントラバスのような大きなものは作れませんでした。
もし、二胡を、木の棒と薄い板の組み合わせで作ったとしたら、音は今の倍以上のものになったと思うのです。
薄い木の板が良く振動しますから。
但し、これをやった時に、二胡の音色は無くなりそうです。
弦の揺れる感じは残るでしょうが、木の持っている音の味わいと言うのは亡くなり弦の振動を拡大すするバイオリンなどのような音色に近くなると思います。
但し、重低音のコントラバスのような、楽器は作ることが出来るのではないかとも思います。
楽器も、船もその作りや、機能と言うのはそれを作り出してきた民族の其々の感覚に従うのかもしれません。
どう言う形かと言いますと、構造(骨組み)を待っています。
キールと言う人で言うなら背骨に当たる部分があるのです。
背骨と肋骨が有って身体が支えられているのと同じことですね。
和船は、二枚の板を張り合わせた形です。
笹舟などに近い物で、板の張力だけが波の力に対抗します。
これはバイオリンと二胡の構造に似ています。
バイオリンは1,7ミリの板を回して、その内部にやはり1,7ミリ前後の細い板を組み合わせて出来上がっています。
胴の真ん中あたりの、内側にくぼむ所の4つの角には、3角形の柱が立っています。
二胡の胴は6枚の板をはぎあわせて内部の空間を作ります。
骨組みが無いのです。
ですから、大きなものは作りにくいというのが有ります。
などと勝手な想像をして今はいろいろ、楽器の構造音の成り立ちなど考えています。
中国のジャンク船と言うのは独特の構造で、小さな箱を並べて、その周りを板で囲って波に対抗するように出来ています。
一つ一つのはこの水密性が高く、昔の木造船としては一番堅牢な作りで合ったかもしれません。
一つの箱に穴があいても、全体が浸水するということが有りませんでしたから。
船のような機能を重視したものでもその作りだした民族の違いというのは現れますね。
そういう点では、現在の鉄工船は、キールと箱の組み合わせで出来上がっていると言ってもよいと思います。
ですから、あんなに大きな鉄板の厚み、40センチもある,50万トンタンカーなどが出来上がるのでしょう。
弦楽器も、昔はそのほとんどが、板の組み合わせや、木の固まりを彫り出して薄く削ったものです。
或いは、自然素材のひょうたんなどの大きなものを使って作られました。
今でもシタールはひょうたんで作られますし、高胡やヤシ胡など、ヤシの実を使うというのもあります。
板は薄ければ薄いほど良く振動します。
ですから楽器の鳴りをよくしようとすれば、振動板は薄くしたいのです。
薄い物を組みあわせるのにはやはり多少とも構造が必要です。
バイオリンなどの表の振動板は、一番薄い所で、2,4ミリ、厚い所でも、3,8ミリぐらいです。
いくら鳴らすために薄くてもこれだと弦の8キロもある荷重に耐えられません。
そこで表板の内側には、バスバーと言う、縦に通った木の棒が張り付けられます。
ギターなどもそうですね、内部に木の棒が組み合わさって表の板を補強するとともに低音の出をよくします。
あくまでも板だけの張り合わせでできた、二胡は構造的に、薄くしきれないということもありますし、チェロやコントラバスのような大きなものは作れませんでした。
もし、二胡を、木の棒と薄い板の組み合わせで作ったとしたら、音は今の倍以上のものになったと思うのです。
薄い木の板が良く振動しますから。
但し、これをやった時に、二胡の音色は無くなりそうです。
弦の揺れる感じは残るでしょうが、木の持っている音の味わいと言うのは亡くなり弦の振動を拡大すするバイオリンなどのような音色に近くなると思います。
但し、重低音のコントラバスのような、楽器は作ることが出来るのではないかとも思います。
楽器も、船もその作りや、機能と言うのはそれを作り出してきた民族の其々の感覚に従うのかもしれません。