休みも返上して、というより生まれてこのかた、休みなどないのですが、いずれゆっくりやすめますので。
さて今回は、六歌仙の内大伴黒主、
理由は、1864年にイギリスに渡った、スリランカの真黒が手に入りまして、
その理由というのは、悲しい事にヴァイオリンのメーカーが,やめてしまって、中国のヴァイオリン生産に追いまくられたということです。
今やイタリアのヴァイオリンの本場の、クレモナさんのヴァイオリンが、その最終加工寸前までは、中国で作られているという悲しい経済原理によって、このイギリスのヴァイオリンメーカーも辞めざるを得なくなったという事です。
おかげでなんとしてもその良い材はかの国には渡さないと、頑張った日本の材木屋さんが、仕入れたものです。
真っ黒な材。

そして見事に柔らかい、黒檀なのです。
これは削ってみるとわかりますが、インドの天然の小葉紫檀と同じくらいの柔らかさ。
この柔らかいという感覚は、作ってみないとわかりにくいかもしれません。
しかし楽器にしてみると、どなたにもわかります。
甘い音色なのです。
柔らかくソフトに、そしてどなたもうっとりする音色が、天然のコウキ紫檀なのです。
勿論、このスリランカの、真黒の楽器も甘い音色です。
たぶん本当の真黒の黒檀の二胡、というのは殆ど日本にはありません。
私が一台作って、そのほか2台見た限りです。
この柔らかい、柔らかい材料二つを組み合わせると、さらに柔らかくなると、思うのは、これは素人考え、と言ってもプロでも知らないのですが。
強い音がほしいと、「でかい音」といわれ、
この何年か実験してみた中で、ツヨクデカイ音は、柔らかい材を二つ組み合わせるきりないというのが分かってきています。
ヤマト二胡の、コウキとシャム柿の組み合わせは、或る北京系の8角形の愛好家である演奏家をも驚かせたくらいに強い楽器になります。
強さという点では、人工皮CDMですし、駒としては金獅子(フェルナンブーコ)
しかし、流石に天然の小葉紫檀を切り刻んで黒檀と合わせるのは、ほぉさんが大反対、いつかは作ってやるとは思っていますが、、
そこで胴以外、棹も、木軸台もすべて、この1864年の真黒黒檀
流石にツヨイデカイおとの楽器が出来上がりました。
おかげで私なんかが弾いても、皮の表面の音がするのみ、これは困った、試しにほぉさんに弾かせるとさらにひどい。
そこで最強の「阿炳礼賛」
なんとなんと、ホントに美しい木の音色が響き渡ります、少しうるさいです私の作業小屋は狭いですから。
たぶんあの人なら、、弾けると思うけどとは思っていますが、
こればかりは楽器ばかりは、人よりさらに相性の問題が、
でもたぶんいつかはこの楽器を弾きこなしてくれる演奏家に出会えるのかもと
思いを込めて、夏休み返上、もともとないですが。
暑中お見舞い申し上げました。
さて今回は、六歌仙の内大伴黒主、
理由は、1864年にイギリスに渡った、スリランカの真黒が手に入りまして、
その理由というのは、悲しい事にヴァイオリンのメーカーが,やめてしまって、中国のヴァイオリン生産に追いまくられたということです。
今やイタリアのヴァイオリンの本場の、クレモナさんのヴァイオリンが、その最終加工寸前までは、中国で作られているという悲しい経済原理によって、このイギリスのヴァイオリンメーカーも辞めざるを得なくなったという事です。
おかげでなんとしてもその良い材はかの国には渡さないと、頑張った日本の材木屋さんが、仕入れたものです。
真っ黒な材。

そして見事に柔らかい、黒檀なのです。
これは削ってみるとわかりますが、インドの天然の小葉紫檀と同じくらいの柔らかさ。
この柔らかいという感覚は、作ってみないとわかりにくいかもしれません。
しかし楽器にしてみると、どなたにもわかります。
甘い音色なのです。
柔らかくソフトに、そしてどなたもうっとりする音色が、天然のコウキ紫檀なのです。
勿論、このスリランカの、真黒の楽器も甘い音色です。
たぶん本当の真黒の黒檀の二胡、というのは殆ど日本にはありません。
私が一台作って、そのほか2台見た限りです。
この柔らかい、柔らかい材料二つを組み合わせると、さらに柔らかくなると、思うのは、これは素人考え、と言ってもプロでも知らないのですが。
強い音がほしいと、「でかい音」といわれ、
この何年か実験してみた中で、ツヨクデカイ音は、柔らかい材を二つ組み合わせるきりないというのが分かってきています。
ヤマト二胡の、コウキとシャム柿の組み合わせは、或る北京系の8角形の愛好家である演奏家をも驚かせたくらいに強い楽器になります。
強さという点では、人工皮CDMですし、駒としては金獅子(フェルナンブーコ)
しかし、流石に天然の小葉紫檀を切り刻んで黒檀と合わせるのは、ほぉさんが大反対、いつかは作ってやるとは思っていますが、、
そこで胴以外、棹も、木軸台もすべて、この1864年の真黒黒檀
流石にツヨイデカイおとの楽器が出来上がりました。
おかげで私なんかが弾いても、皮の表面の音がするのみ、これは困った、試しにほぉさんに弾かせるとさらにひどい。
そこで最強の「阿炳礼賛」
なんとなんと、ホントに美しい木の音色が響き渡ります、少しうるさいです私の作業小屋は狭いですから。
たぶんあの人なら、、弾けると思うけどとは思っていますが、
こればかりは楽器ばかりは、人よりさらに相性の問題が、
でもたぶんいつかはこの楽器を弾きこなしてくれる演奏家に出会えるのかもと
思いを込めて、夏休み返上、もともとないですが。
暑中お見舞い申し上げました。