二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

光舜松脂の通販が一時停止していることに関して!

2024-04-06 10:55:34 | 光舜松脂
理由の一つは、生産が追い付かないからです。
特にクロサワ楽器店さんに納品すると数日でなくなります。
わざわざ足を運んでいただいたのに、在庫が無いのは申し訳ないです。
もう一つは、生産数を増やすため今相模湖の方で生産基地を作りつつあるからです。何しろ松脂生産は大変煙が出ますので住宅地のある所では大量にはむずかしいと思います。
そして最後の理由は!!
実は、光舜松脂がクロサワ楽器店さんで販売されることになったとき、通販をお願いしている弦堂さんと、クロサワ楽器店さんの間に、トラブルが合ったのです。知らない間に、、、、
弦堂さんのHPをみたことのある人ならお分かりかもしれませんが、慣れた私たちには、それほど感じないことですが
あの、ながーーーーーい、段落無しの文章で、自分の扱っている天然松脂と、光舜松脂の比較などよりにもよってメールしたようです。
それも、かなり微にいり細いにいり。
分かりにくい!
どうやら、仲間内で批判しているかのように感じたようなのです。
弦堂さんは、たぶん、、商売下手な、物つくりしかできない私を、援護すべくだったとは思います。
まあ、それは何とか、誤解も解けたようで、こちらも、クロサワ楽器店さんにはご迷惑をかけたという事で、以前から試していたコントラバス用の光舜松脂「B」を急いだのではあります。
お陰で全てが遅れています。すみません。
これを機会に、商売下手なものつくりと商売下手なニ胡屋が話し合いまして、ニ胡系な松脂とヴァイオリン系松脂と分けて販売しようということになったのです。
クロサワ楽器店さんは、もちろん0ゼロ,1、K20それからコントラバス用のB.そうそう、今月末から新大久保の本店だけでなく、御茶ノ水のヴァイオリン、ビオラ、チェロのお店にも置いていただき、もちろん試し弾きも出来ます。是非試してみてください。
と、そこでニ胡屋さんは?と、なった時、弦堂さんは?
勿論日本では弦堂さん以外扱っていない天然松脂と、一番好きなK100とPを販売したい‼️とのこと。
困りましたね‼️、
K100は、鋭敏だけど、技術によっては、また楽器によっては、がさつな音にしかならないのです。
ただ、その鋭敏さはとても他の松脂では出てこないのです。
そこで、以前その鋭敏さとクリアーなところを生かすべく、0ゼロと溶け合わせて作ったのがK20なのです。
にもかかわらず、K100を売りたいとのことでした。
k100は、長めの弦なら、そして、弦堂さんがいつも弾いている絹弦のニ胡ですと、まあ、そこそこはがさつさが消えるのです。
そして、そこに天然松脂など、重ねると、K20に近い華やかな音に変わるのです。
それなら、K20で良いではないかとおもうのですが、そこはニ胡は絹弦が最高!!と言う弦堂さんですから、重ね合わせることで自分の音が作れる。
Pをのせると、なんともいえないハスキーボイスになります。
天然松脂や、光舜松脂の0ゼロは、のせ方によって、倍音が増えてきて、艶も出てくる、素晴らしくなるとの話です。
但し弦堂さんが二胡で弾いた場合はです。
製作者の私としてはk100は、単体で販売はしたくなかったのです。
私自身は下手ながらもヴァイオリンも作りますし、チェロでも試せます。
それらで試すと、危険な、下手をするとガサツな、キンキンする音になります。
キツイ、カタイKなのです。(ほぉさんらしい名付けですね)
でも、天然松脂。Pあるいは0ゼロを、必ず併用するなら、問題はないと思いまして、これらの中から1つ選んでk100と、組み合わせの販売にしてもらうことになります。
それも、ニ胡系のみにしてもらいます。ベストは絹弦だとは思いますがまあ二胡なら。
万一ヴァイオリンの方が購入されて、弾いて「何でこんなもの販売するのか(激)」といわれても責任はとれません。
このことも散々話し合ったのですが、私としては発売したくないですが、弦堂さんには最初の天然松脂を精錬させてその良さを教えてもらった感謝がありますから。
なにしろ弦堂さんは二胡できり試していないので、、、
ヴァイオリンやチェロですと、いくら、安定度の高い、倍音の多い、0ゼロを上塗りしても強さのあるk100が、主張してくるのです。それなら、K20のほうがよほど良いです。
これも何人もの演奏家に試してもらい、私自身もこのK100だけを販売はしたくないのです。
光舜松脂は溶け合わせるのと上塗りするのとは全く違う質になってきます。
そのあたりも、天然である所以の面白さです。
どうやら弦堂さんはその面白さにはまった感じで今はK100との組み合わせが最高といっていますが、またその内変わるでしょう。
人の気持ちや感覚は日々変化していくものですから、それに対応すべく弦堂さんは二つの塗り重ねが良いと言っているのだと思います。
確かに、0ゼロを上塗りすればかなりというか相当良いものにはなります。
その一番良い状態がK20なのです。
しかし、今、ご希望の方にテストしていただいている00タイプ、あるいは今私がテストしているNタイプ、それらが出たら、話は変わってくると思いますので、そのこともお含みください。
光舜松脂は次々と変化していきます、それこそ天然熟成の所以です。
また、k100は、製作状態に、長い高温時期が必要です。0ゼロ等とは反対です。ですから夏場だけの製作になります。そして数も少ないです。
弦堂さんの通販は、ニ胡系のみ、夏以後の再開になりそうです。
それから、ヴァイオリン系の0ゼロ、1,K20,Bの通販はいま相談していまして何とか今月中にはめどをつけたいです。
松脂工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ



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2 Comments

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Unknown (kuroinu)
2024-04-13 11:54:34
松脂の塗り方でも音がかわるのですね
知らないことが多すぎる
二胡歴7年…😅
kuroinuさん (nisino)
2024-04-13 12:03:51
そうですね、種類によっても塗る量によっても変わるとは思いますが、ご自身が弾きやすいものが一番ではないですか!
合う松脂に出会えると良いですね。

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