二胡工房 光舜堂

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出来てしまった松脂!

2024-04-19 12:29:42 | 光舜松脂
以前から、ベルリンのコントラバス奏者の高橋さんは、光舜松脂はヴァイオリンからコントラバスまで鳴らせるとおっしゃっています。
現状光舜松脂は0ゼロ・1・K20が発売されています。
「1」は今度改定されて0ゼロタイプのラインナップの一つに変わりますが、この「1」は私がHタイプと呼んでいたものだったのです。
分かりにくくなりますので今までの「1」は「H1」と書きます・
ここでもう一度お知らせします。
今までの「H1」を購入されたかたには無償で新しい0ゼロタイプの{1}を送らせていただきます、いずれこのHタイプは別のラインナップとして発売するつもりですので、そのままお使いください。
話を戻します。
高橋さんの言うように光舜松脂はヴァイオリンからコントラバスまで鳴らせます。
但し0ゼロはせいぜいヴィオラまででしょう。
「H1」と「K20」はそのままで全ての擦弦楽器をプロが使っても納得できるくらいには鳴らします。
現実ヴァイオリンの垣内兄妹の妹さん絵実梨さんはヴァイオリンですし、高橋さんはコントラバスです。
また今回00タイプをテストしていただいた方の中にはヴァイオリンもコントラバスも弾く方がいらして、「H1」をお使いだとのことです。
そうですね、光舜松脂の「K20」と「H1」は、天然松脂をモデルとしてさらに進化させ純度を上げてその性質を際立たせたもので天然には存在しません。
だからこそ、でしょう、KタイプとHタイプはヴァイオリンからコントラバスまで鳴らせるのではと考えます。
際立った強さを持っており、その単品では良い音にならず、必ず「0ゼロ」をある%で化合して「K20」と「H1」に作っていたのです。
Kタイプの音の華やかさ、そしてHタイプの落ち着きと静けさはこれはこれで一つの持ち味です。多分既存の松脂にはなかったものです。
ところが、ここへきて
思わぬものが、出来てしまったのです。
これ、天然タイプです。
天然タイプは、音の強さの出方が違うので4種類くらい作り分けています。一種類でヴァイオリンからコントラバスとまでは行かないのです。
ところが、ここにきて二つだけどうやら違うものがあったのです。
ヴァイオリンからチェロまでは十分鳴ります。
天然にもあるのでしょうか??
私の手持ちの天然にはありません。
何故二つだけなのか、これ、光舜松脂を作る時に亡きほぉさんが作っていたものの残りだったのです。
これは不思議です??
これを再度作ろうと色々やっては見ていますが、
どうなりますことやら。
しかし、強い分ヴァイオリンには少し強すぎかな、という気もします。
兎に角、コントラバスではまだ実験していないので、今夜の高橋さんの演奏会へもっていってみます。
評価の厳しい高橋さんがなんというか楽しみです。
でも二つきりないので。



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