南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

新たなる闘いのステージ

2012-12-01 22:49:47 | ユニオン
1950年代からの半世紀の闘いは「自由主義」と「共産主義」のイデオロギーの闘いでした。
ソ連崩壊によってその闘いに終止符を打ちますが、その後は「資本主義社会」のなかで新たなる闘いがスタートします。
それは「新自由主義」と「民主社会主義」とのせめぎ合いです。

冷戦に勝利したことで、「資本主義」の変質が始まります。
貧しい「共産主義国家」群が「自由主義国家」群になだれ込んできましたから、限られたパイの奪い合いが激しくなりました。
国家間の競争も、企業間の競争も、個々人の競争も激化していきました。
そのこと(競争)を通じてしか進歩や繁栄はないとする「新自由主義」「市場万能主義」が時代の先端に躍り出てきます。
結果して貧富の差が拡大し、「格差社会」が生まれます。

一方でそのような行き過ぎた「資本主義」とは一線を画するグループも奮起して3年前の政権交代に繋げます。
まったく競争のない世界を目指すのではなく、公正なルールの下で整然と行われる「資本主義」を標榜しました。
弱肉強食の社会ではなく、弱者を支えられるような「分かち合い・助け合いの社会」を目指しました。
すなわち「民主社会主義」論者です。

今日は朝10時半から午後4時半まで、「労働者自主福祉シンポジウム」でした。
総選挙の公示日目前の貴重な土曜日の開催に悩みましたが、総選挙後の姿を思う時に、あえて“今”やることに大きな意味を持つと思い、開催に踏み切りました。
その意味とは、これから新たに始まる闘いへの予感です。
今日のシンポジウムをキックオフ集会と位置づけて、来春から各地で“連帯と協同の理念”を広めていきたいと思います。
それが私にとっての最後にして最大の闘いとなるでしょう。