けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

宮崎の災害と、明るい風土

2011-02-16 09:52:49 | 野良あるき
宮崎に行ってきました。
昨年の口蹄疫に始まって、鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火と、次々にやってくる災難。
とくに農家にとっては、表現しつくせないほどの大きな痛手です。

あちこちで、防疫・防災のサインが目にとまります。

  


しかし、ひとびとはただただ、受身で嘆いているわけではありません。
農作業の軽トラにはこんなステッカー。農産物直売所にもこんな表示が。


     

宮崎市内の、とある農村地域では、昨年の口蹄疫の折に幼稚園の園児が応援の横断幕をフェンスに掲げたそうです。
それを見た地域の花農家の女性グループが、「とても励まされました、ありがとう」というお礼の気持をこめて、
昨日“花育”(食育と同じような、花を仲立ちにした教育)の出前授業をプレゼントしました。

自然を受け入れ、自然とともにあるくらし、それを「風土」というのだと、
彼女たちの明るさと強さにふれ、改めて思わされました。