けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

ふるさとの便り

2011-02-09 09:55:05 | 野良あるき
朝、思いがけず山形から宅配便が届きました。
棚田でコメを作っている70代のご夫婦から、山里の幸の贈り物でした。
友人のご両親で、何年か前に友人の帰省に合わせて、遊びにいったことがあります。
湧き水を引いた田んぼの用水には、イモリがたくさん。
ワラビや山菜があちこちに出ていて、それは素晴らしい場所でした。

贈り物の中身は…。
切り餅。お父さんが臼と杵で搗いてくれた、伸びのいい「これぞお餅!」という絶品。
遊びにいったときにも、搗いてくれました。クルミだれが、美味かった!
わたしも搗かせてもらいましたが、杵で臼の縁を叩いてしまい、
木屑が餅に入るやら、臼は痛めるやらで、面目なかったわ(泣)

次に、自家製の味噌。大豆も米もお家で作ったもの。
麹がたっぷりで「今年のは特別おいしい」のだそうです。
みそ汁じゃ、もったいないですね~。
何につけて食べようか…。そのまま、日本酒のつまみにちびちびなめようか…。



これ、珍しいです。何だかわかりますか?
ぱっと見て干シイタケだと思ったら、何とナスの乾物です!!
夏にたくさんとれたのを干しておいて、雪に閉ざされる今の時期に食べる暮らしの知恵。
手間ひまはかかるけれど、これぞいわゆる“ていねいな暮らし”って、やつですね。

食べ方がわからなかったので、聞きました。
ひと晩水につけて戻し、色が出なくなるまで水をかえて洗う。
豚肉と、つきこんにゃく(しらたきのこと)と一緒に炒め煮にするそうです。
味つけは、醤油、砂糖、日本酒ちょっぴり。

白菜の漬物も入っていました。
お餅を見たらお汁粉が食べたくなって、今小豆を煮ているところ。
お昼は、お汁粉と白菜漬けだな。
自分のふるさとではなく、友人のご両親からだけれど、
あ~ありがたや、ふるさとの便り、です。