マイケルムーアの映画「シッコ」を見る(*>∀<*)。
映画館で見たかったが、忙しく見逃していたのでDVDを買う。
アメリカの医療問題を扱ったドキュメンタリー。
国民皆保険制度がなく民間の医療保険が一般的、低所得者など保険加入が出来ない人は、治療費を自費で支払うか、自分で治療するか、あきらめるしかない。病人を路上に置き去りにする病院や指を二本切断した人が、お金がなく一本しか手術を受けられないなど。見ていて日本人で良かったと思えてくるほどの悲惨な状況。
「フォーリングコロンバイン」もそうだったが、アメリカと比較する国として、カナダとフランスの医療制度が紹介される。基本的に両国とも医療費はタダ、出産後の有給休暇も長く、アメリカとは比較にならない。もちろん日本以上。
本編ではフランスの医療体制が詳しく出てくるが、制作時にノルウェーも取材されている。フランスより遙かにノルウェーが素晴らしく、アメリカでは信じてもらえないので取り上げなかったとムーアが語っている。
医療費はタダ、育児休暇は1年、病気やけがで移動手段がない人には国が車を支給する。などなど。そう言えば、ちょっと前に教育問題で騒がれていたが、ノルウェーは人間開発指数が世界一。つまり世界最高の識字率や教育水準を誇っている国でもある。
最後に刑務所が紹介される。沖合にある島が刑務所になっている。横領罪と殺人罪の受刑者が出てくる。刑務官は制服、受刑者は私服、受刑者は、島の外で仕事をもち、休みと夜だけ島に戻る。家族は週末に泊まりにくる。脱獄するチャンスはいつでもあるが、誰も逃げない。逃げる必要がない。
受刑者と刑務官が一緒に農作業をやり、責任とは何かを学ぶ。
パーティもあるし、酒も飲める。モチロン特別な日だけだけど。チェンソーで二人殺した受刑者も島を出るときに、チェンソーで伐採作業をやっていった。凶悪犯は厳重に監視する必要があると思うのが普通に感じるが、そうしない考え方もある。
「まともな扱いを受ければ、人は行いを改めて、よい国民に戻るはずです。」と所長は語る。
ノルウェーは、死刑も終身刑もない。懲役21年が最高。大臣が出てきて、死刑を望む国民は一人もいないと断言する。
後期高齢者医療や死刑判決が話題になっているが、考えさせられる映画です。(@O@)
チャンスがあったら一度見てください。
映画館で見たかったが、忙しく見逃していたのでDVDを買う。
アメリカの医療問題を扱ったドキュメンタリー。
国民皆保険制度がなく民間の医療保険が一般的、低所得者など保険加入が出来ない人は、治療費を自費で支払うか、自分で治療するか、あきらめるしかない。病人を路上に置き去りにする病院や指を二本切断した人が、お金がなく一本しか手術を受けられないなど。見ていて日本人で良かったと思えてくるほどの悲惨な状況。
「フォーリングコロンバイン」もそうだったが、アメリカと比較する国として、カナダとフランスの医療制度が紹介される。基本的に両国とも医療費はタダ、出産後の有給休暇も長く、アメリカとは比較にならない。もちろん日本以上。
本編ではフランスの医療体制が詳しく出てくるが、制作時にノルウェーも取材されている。フランスより遙かにノルウェーが素晴らしく、アメリカでは信じてもらえないので取り上げなかったとムーアが語っている。
医療費はタダ、育児休暇は1年、病気やけがで移動手段がない人には国が車を支給する。などなど。そう言えば、ちょっと前に教育問題で騒がれていたが、ノルウェーは人間開発指数が世界一。つまり世界最高の識字率や教育水準を誇っている国でもある。
最後に刑務所が紹介される。沖合にある島が刑務所になっている。横領罪と殺人罪の受刑者が出てくる。刑務官は制服、受刑者は私服、受刑者は、島の外で仕事をもち、休みと夜だけ島に戻る。家族は週末に泊まりにくる。脱獄するチャンスはいつでもあるが、誰も逃げない。逃げる必要がない。
受刑者と刑務官が一緒に農作業をやり、責任とは何かを学ぶ。
パーティもあるし、酒も飲める。モチロン特別な日だけだけど。チェンソーで二人殺した受刑者も島を出るときに、チェンソーで伐採作業をやっていった。凶悪犯は厳重に監視する必要があると思うのが普通に感じるが、そうしない考え方もある。
「まともな扱いを受ければ、人は行いを改めて、よい国民に戻るはずです。」と所長は語る。
ノルウェーは、死刑も終身刑もない。懲役21年が最高。大臣が出てきて、死刑を望む国民は一人もいないと断言する。
後期高齢者医療や死刑判決が話題になっているが、考えさせられる映画です。(@O@)
チャンスがあったら一度見てください。