おもしろケアマネ全員集合! (監修:アヒルとガチョウの2人)

主任介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の男2人が『笑い』と『気づき』の情報を共同発信いたします。

お上に物申す。  【ガチョウ】

2008年04月15日 | 雑感
 私たちケアマネジャーも「お上」には、何らかの不満を持っていることが現実ではないでしょうか!生活者としても、国・政治家・官僚に対し尊敬して支持する人は少なくなっている。日本の現状に閉塞感や虚しさを感じている人が多いようである。

 75歳以上が対象の後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について、保険料を年金から天引きする「特別徴収」が始まった。各地の自治体では、「なぜ天引きするんだ」「しっかりと説明しろ」などの問い合わせや苦情が多数寄せられ、担当者らは対応に追われ、制度の周知の不十分さからの混乱ぶりがあらためて浮き彫りになった。

 この日、舛添要一厚生労働相は閣議後の閣僚懇談会で、「保険料を金融機関などで支払う手間や行政の無駄な徴収コストを省くことができる」と天引きのメリットを強調。「特別徴収(天引き)の意義について理解してもらえるよう、さらに広報や周知に努める」と発言した。閣議後会見の中で明らかにした。

 今回の政治や制度の混乱は、いつもの日本人の我慢強さとは違う気がする。今までは、国のすることだから仕方ない。という感じであったが、高齢者は本当に怒り出している。

 後期高齢者という名称にも怒っている。私が高額所得従業員とか1流産業と言われているようなものだ??? 確かに分類としてはそうであっても、公的に言われたくない。官僚が机上で使う名称そのままである。保険会社が商品として販売したら、このような名称にはしない。感覚とはそういうものである。ガソリンの暫定税率が復活すれば、国民はまた怒る。今回の怒り方は、いつもの諦めと我慢が通用しないのでは、と思ってしまう。
ようやくこれじゃ駄目だと「気づき」が出てきたのではないか!

 私たちの仕事は、「お上」の影響力が強い。他の産業でも許認可権があると同じ構図である。銀行も昔は「お上」担当のMOF担があった。上を見ている仕事ってたくさんあるんですね。悲しいですね!上だけを見ているんですから!

 上とか下とか大した差は無い。例えば、鉄道の駅でも上北沢や下北沢も同じ。
上井草と下井草も、上か下かである。上田さんも下田さんも、上村さんも下村さんも姓には変わりない。上か下の違いである。

 幸いにも、私たちケアマネジャーは上を見ているが、下も見ている。
排泄と言われている。「お下」とも呼ばれている。許認可事業で、下も見ている業種はそうそう無い。
上を見て、下を見て、中立していろと言われている。
本当に多角的視点が必要である。

国や都道府県や保険者などの「お上」も、やっぱり「お下」と大差ない。