きよちゃんの趣味悠々

四季折々の「風情」(花・風景・イベントなど)を写真中心に紹介します !!

秋の長瀞「七草寺」・・・「撫子の不動寺」・・・

2006-09-09 09:29:16 | Weblog
撫子(Dianthus superbus L. var. longicalycinus)はナデシコ科・ナデシコ属の植物で、ナデシコ属に分類される品種はカワラナデシコ、ヒメハマナデシコ、シナノナデシコなど4種類・・・全てもともとは日本にのみ自生する固有の品種。

花は紅・赤・白など・・・古くから園芸品種として栽培され、また、種間交雑による園芸種が数多くつくられた・・・中国では早くから「セキチク」が園芸化され、平安時代には日本に渡来している。

「撫子」も秋の七草の一つに数えられ、いろいろな文学に登場している。
  「草の花は なでしこ 唐のはさらなり 大和のもいとめでたし」
        (「枕草子」・・・清少納言)
  「わが屋戸に まきし撫子 いつしかも 花に咲きなむ なそへつつ見む」
  「久方の 雨は降りしく 撫子が いや初花に 恋しきわが背」
        (「万葉集」・・・大伴家持)

秋の長瀞「七草寺」(不動寺)の撫子は、見頃は過ぎて「ほぼ終わり」の状態・・・「撫子の花」は少なかった。
しかし、「不動寺」には秋の七草には入っていないが、黄色の「曼珠沙華?」が咲いていた・・・黄色の「曼珠沙華」も珍しい !!
「曼珠沙華」は巾着田(飯能市?)が有名だが、巾着田の開花はもう少し先との情報・・・巾着田では白い「曼珠沙華」はあるが、黄色は見たことがない。

今回は秋の長瀞「七草寺」(不動寺)の「撫子」と黄色い「曼珠沙華」をUP・・・


「撫子」①


「撫子」②


「撫子」③


黄色の「曼珠沙華」①


黄色の「曼珠沙華」②


黄色の「曼珠沙華」③


日本女性の美称?(代名詞?)・・・「大和撫子」・・・秋の長瀞「七草寺」(不動寺)の「撫子」も年々減少(環境変化などで・・・)しているとか?

「不動寺」に「大和撫子」が減少しないことを願って「七草寺」めぐりを・・・

秋の長瀞「七草寺」・・・「女郎花の真性寺」・・・

2006-09-08 08:21:53 | Weblog
9月1日に国営・昭和記念公園の「女郎花」をUPしましたが、今回は秋の長瀞「七草寺」(真性寺)の「女郎花」をUP・・・
「女郎花」については、9月1日UPの「解説」を参照して下さい。


9月5日に秋の長瀞「七草寺」めぐりを・・・さすがに「女郎花の真性寺」だけあって、数多くの「女郎花」が丁度今が「見頃」に・・・「真性寺」の周りは女郎花の「黄色一色」に・・・
また、「女郎花」の近くには赤色の「サルスベリ」が・・・これも「見頃」を迎えていて、「黄色」と「赤色」のコントラストが素晴らしい・・・

その他、「女郎花の真性寺」には、黄色の「女郎花」に対抗する花?・・・白色の「男郎花」(オトコエシ)がある。  丁度この時期、「男郎花」も「見頃」を迎えていた。


「女郎花」①


「女郎花」②


「女郎花」と「ワレモコウ」(吾木香?)③


「オトコエシ」(男郎花)①


「オトコエシ」(男郎花)②


女郎花の「真性寺」①


黄色の「女郎花」は「秋の七草」の一つとして「切り花」「鉢植え」、また、庭先などでよく見かけますが、白い花の「オトコエシ」(男郎花)はなかなか見る機会がないのではないでしょうか?
当然、「オトコエシ」は「秋の七草」ではありませんが・・・

また、「真性寺」のように「女郎花」と赤い「サルスベリ」が隣接しているような所も少ないのではないでしょうか?
黄色と赤色の組み合わせもなかなか良いものですネ。

秋の長瀞「七草寺」・・・「藤袴の法善寺」・・・

2006-09-07 08:21:39 | Weblog
長瀞「七草寺」の「法善寺」には、秋の「七草」の一つ「藤袴」が咲いている・・・今回はこの「藤袴」をUP・・・

藤袴( Eupatorium fortunei )はキク科ヒヨドリバナ属の多年性植物で、秋の七草の一つ・・・本州から四国、九州、朝鮮、中国に分布している。
原産は中国とも言われているが、万葉の昔から日本人に親しまれてきた・・・8~10月に散房上に淡い紫紅色の小さな花をつける。

かっては日本各地の河原などに群生していたが今は数を減らし、環境省の「レッドデータブック」は絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。
よって、本当の「藤袴」は非常に少なく、茎に赤みが差すようなものは「本当の藤袴でなく」、何らかの雑種・園芸品種だという。

文学中の「藤袴」としては
   「むらさきの ふぢばかまをば見よと言ふ 二人泣きたき ここち覚えて」
                 (与謝野晶子の「源氏物語」訳より)
などがある。


「藤袴」①


「藤袴」②


「藤袴」の園芸種?①


「藤袴」の園芸種?②


「藤袴」の園芸種?③


藤袴の寺「法善寺」①


我々が一般に「藤袴」として見ているもののほとんどは、園芸種?の「藤袴」・・・絶滅危惧類に指定されている本来の?(本当の?)「藤袴」は非常に数が少ない。

しかし、「法善寺」には本来の「藤袴」が多数移植?されている。
本来の「藤袴」・・・「花」としては美しい、綺麗と言うには「ほど遠い」感じが・・・でも、貴重な存在?(存在価値がある?)・・・

機会を見つけて、ぜひ一度ご覧になっては如何でしょうか?

秋の長瀞「七草寺」・・・「桔梗の多宝寺」・・・

2006-09-06 09:17:00 | Weblog
9月5日は非常に厳しい「残暑」?の中・・・風は「秋風?」・・・「秋の長瀞「七草寺」めぐり」に行ってきた。

やはり「秋の風物詩?」・・・観光バスなどで多くの観光客が・・・「七草寺」めぐりを楽しんでいたが・・・「花」によっては「見頃」「見頃を過ぎた」「おわり」などなどで、地元の人の話によると、七草全部が一度に見られる時は「殆ど無い」とのこと・・・

今回は「桔梗」の「多宝寺」をUP・・・

「多宝寺」の境内に植えられている「桔梗」は、「早生」と「晩生」があるようだが、既に「見頃」は過ぎている感じが・・・
「桔梗」の花言葉は「清楚な美しさ」とか・・・
「桔梗の花」はほとんどが「紫色」で、「白色」が少々混じって植えられている。

尚、長瀞「七草寺」めぐりのイベントとしては、9月16日に「秋の長瀞七草寺めぐり」(西部鉄道・秩父鉄道合同ハイキング)の他、9/1~30の間「定期観光バス」(長瀞駅10.30)も運行されているようだ。


「桔梗」①


「桔梗」②


「桔梗」③


「桔梗」④


「桔梗」⑤


桔梗の寺「多宝寺」①


皆さんも「秋の風物詩?」・・・秋の長瀞「七草寺」めぐり・・・など如何でしょうか?
秋風の吹く「秩父路」・・・なかなか良いものですヨ。
長瀞の「舟下り」は水量が少なく、乗船時間も長く、チョット怖い感じが・・・

秋の七草・・・「ススキ」(尾花)・・・

2006-09-04 14:30:47 | Weblog
秋の七草に「ススキ」(尾花)がある・・・国営・昭和記念公園には幾つかの種類の「ススキ」が・・・

「ススキ」( Micanthus sinensis )はイネ科のススキ属・・・日本全国の草地に生育する多年性草木・・・朝鮮、中国、台湾、マレーシヤなどにも分布している。

草丈は2mほどにもなり、カヤ、オバナ(尾花)とも呼ばれ秋の七草の一つでもある。
地下茎はないので株を形成して生育し、葉の中央には白い筋がある・・・また、葉の縁には鋭いギザギザがあり、時として手を切ってしまう。

花は8月頃から咲き始め、はじめは花枝は横に開いているが、やがてはすぼんで尾状になる。

今回は秋の七草の一つ「ススキ」(尾花)のいろいろな種類をUP・・・


「ススキ」①


「ススキ」②


「ススキ」③


「ススキ」④


「ススキ」⑤


「ススキ」⑥


この他にも「ススキ」の種類は非常に多く・・・箱根などは「ススキ」の名所として・・・

太陽の花?・・・「ひまわり」・・・

2006-09-03 07:59:29 | Weblog
太陽の花?「ひまわり」(向日葵)・・・残暑の頃となりそろそろ「終わり?」に・・・そこで、いろいろな種類の「ひまわり」をUP・・・

「ひまわり」はキク科の一年草・・・学名は Helianthus annuus L と言い、属名の Hilios は「太陽」、antus は「花」、また種小名の annuus は「一年生」の意味がある。

「ひまわり」のルーツは北アメリカ中・西部の広い野原で、もとの「ひまわり」は背も低く、花も小型のものだった。
16世紀にコロンブスが米大陸を発見した後、1564~71年の間にスペインの医師(ニコラス・モナルデス)がスペイン王立植物園に持ち込みヨーロッパに広まった・・・フランスのルイ14世は「太陽王」の名前の通り太陽の花「ひまわり」を好み、自分の紋章にし、ベルサイユ宮殿の正門には今も「ひまわり」が植えられている。

その後、ヨーロッパから中国に伝わり、17世紀中頃に中国から日本に伝来したと伝えられている・・・当時は「丈菊(じょうぎく)」と呼ばれていたが、元禄時代(1688~1704)の頃「ひまわり」と言う名前が広まったと考えられているようです。


今回は国営・昭和記念公園に咲いていた、いろいろな種類の「ひまわり」をUP・・・


「ひまわり」①


「ひまわり」②


「ひまわり」③


「ひまわり」④


「ひまわり」⑤


「ひまわり」⑥


今回は6種類の「ひまわり」をUPしましたが、「黄色」のみでなく、ここにもUPしたような「コーヒー色?」・・・また、八重咲き・・・花の中心に「種子?」を持たないものなどなど・・・いろいろな種類?(変わった「ひまわり」・・・)があるようです。

今回の撮影時のように「ひまわり」は太陽が似合う花?・・・やっぱり「太陽花」ですネ。

百合の女王?・・・「カサブランカ」・・・

2006-09-02 11:07:02 | Weblog
「カサブランカ」(Casablanca)はまさに「百合の女王?」・・・良い「芳香」と純白の花びらはまるで空を飛ぶ鳥のような雰囲気が・・・

百合の園芸種は数が多く・・・カサブランカ、スカシユリ、テッポウユリ、オニユリ、ヤマユリ、タカサゴユリ、カノコユリなどなど・・・
1964年に「英国王立園芸協会」により定められたユリの園芸種はアジアンティック・ハイブリッド、マルタゴユリ・ハイブリッド、ロンギフローラム・ハイブリッド、トランペット・ハイブリッド、オリエンタル・ハイブリッドに分類されている。

これらに分類される百合の中でも、香りのある優雅で華麗な花が魅力の「カサブランカ」は有名である・・・しかし、「カサブランカ」を生み出す交配で主要な役割を果たした「タモトユリ」(トカラ列島口之島原産・・・)は、皮肉なことに自然状態でほぼ壊滅してしまった。

また、「カサブランカ」の花期は夏から秋・・・「カサブランカ」とはスペイン語で「白い家」を意味している。

今回は「百合の女王?」・・・「カサブランカ」をUP・・・


「カサブランカ」①


「カサブランカ」②


「カサブランカ」③


「カサブランカ」④


「カサブランカ」⑤


「カサブランカ」⑥


撮影している時は「カサブランカ」の芳香に「酔って」しまいましたが、純白の花びらにも魅力が・・・
「カサブランカ」は、さすがに「百合の女王」ですネ・・・

秋の七草の一つ・・・「オミナエシ」・・・

2006-09-01 10:22:53 | Weblog
萩、尾花、桔梗、撫子、葛、藤袴、に「オミナエシ」が加わって・・・秋の七草。

「オミナエシ」(女郎花)は、被子植物双子葉合弁花類・オミナエシ科(Valerianaceae)の多年性植物で「秋の七草」の一つに数えられている。

学名はPatrinia scabiosaefolia と言い、「オトコエシ」(男郎花:Patrinia villosa)に対して・・・「オミナエシ」(女郎花)?・・・

「オミナエシ」のオミナは「女」、エシは「飯」がなまった言葉と言われ・・・黄色の「オミナエシ」を「粟花」(アワバナ)、白い花の「オトコエシ」を「米花」(コメバナ)とも呼び・・・それぞれ「女郎花」「男郎花」の漢字があてはめられるようになった。
「オミナエシ」は薬用にもなり、解熱や消炎に効果があるようだ。

また、「オミナエシ」は沖縄を除く日本全土及び中国から東シベリアにかけて分布し・・・草丈は60~100cm程度、8~10月にかけて「黄色い花」を咲かせる。

尚、「秋の七草」として万葉の時代から有名・・・「女郎花 秋野の風に うちなびき心ひとつを たれによすらん」・・・と古今集に納められた「藤原 時平」の歌などもある。

今回は「秋の七草」の一つである「オミナエシ」(女郎花)をUP・・・


「オミナエシ」①


「オミナエシ」②


「オミナエシ」③


「オミナエシ」④


「オミナエシ」⑤


「オミナエシ」⑥


「オミナエシ」は「花」が小さく「黄色」の集合体?、また、背丈が高く・・・「被写体」としては、なかなか難しい?・・・そこで、できるだけ背景が「黒色」になる場所を選んで・・・黒い背景に太陽光線が当たった「オミナエシ」を入れるように撮影?
黄色の「オミナエシ」を「浮き出させる?」か「強調?」してみましたが、如何でしょうか?