ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

FDA、アストラゼネカのコロナワクチン安全性調査を拡大

2020年10月01日 11時29分34秒 | Weblog

(ロイター 2020年10月1日9:08 午前2時間前更新)


 米食品医薬局(FDA)は、英製薬大手・アストラゼネカAZN.Lの新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)中に確認された深刻な副作用とみられる症状に関する調査範囲を拡大し、このワクチンを開発した研究者が開発した同様のワクチンの治験データで副作用の有無を調べる方針だ。複数の関係筋がロイターに明らかにした。
 アストラゼネカは英オックスフォード大学と共同でワクチン開発を進めているが、英国の被験者1人に原因不明の疾患が生じたため、9月初めに全世界で治験を中断。この被験者は脊髄に炎症が起きる横断性脊髄炎とみられる症状が確認された。
 その後、英国などでは治験が順次再開されたが、米国での大規模な後期治験は9月6日以来中断されている。

 FDAが調査範囲を拡大したことで、有望視されていたアストラゼネカのコロナワクチン導入がさらに遅れる可能性が高まっている。
 関係筋によると、FDAがアストラゼネカ側に要求した治験データは今週中に到着する見込みで、FDAはその後にデータを分析する。
 トランプ政権はすでにアストラゼネカのワクチンの開発支援に12億ドルの拠出を約束し、米国向けに3億回分のワクチンを確保している。

 関係筋によると、FDAはアストラゼネカとコロナワクチンの共同開発にあたるオックスフォード大学の研究者が開発した他のワクチンの治験で、同様の副作用が出なかったか確認したい考え。ただ、FDAはこれらのワクチンの安全性を疑っているわけではないという。
 FDAは開発中の製品に関する議論にコメントしないと説明。オックスフォード大学はコメント要請に応じていない。
 アストラゼネカは「FDAが米国での治験再開に関する決定に必要な情報を確認できるよう引き続き協力している」とした。


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インドの新型コロナ感染者、6300万人超か 公式発表の約10倍

2020年10月01日 11時08分59秒 | Weblog

(ニューデリーCNN  2020.09.30 Wed posted at 18:00 JST)

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 インド医学研究評議会(ICMR)は29日、国内で新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果、これまでに感染した人は6300万人以上に及ぶ可能性があることが分かったと発表した。

 抗体検査は全国700以上の村落や行政区に住む2万9000人余りを対象に、先月中旬から今月中旬にかけて実施された。その結果、10歳以上の住民の約15人に1人が陽性反応を示した。

 インド政府が2011年に実施した最新の国勢調査によると、同国の人口13億人のうち、10歳以上は9億6600万人余り。このグループの15人に1人がすでに感染しているとすれば、感染者の累計は6378万人に達する計算だ。

 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、30日の時点で当局が発表している新型ウイルス感染者は610万人、死者は9万6000人。実際の感染者は公式発表の約10倍に上ることになる。

 地区別にみると、都市部のスラム街に住む人の陽性率は15.6%と特に高く、スラム以外の都市部では8.2%、農村部では4.4%だった。

 インドの感染状況をめぐっては、これまでも公式発表よりはるかに深刻ではないかとの指摘が出ていた。政府は5月からロックダウン(都市封鎖)措置を緩和し始め、経済再開にかじを切ったが、専門家らは時期尚早と主張してきた。

 背景には検査件数が他国に比べて少なく、もともと死者数や死因を当局に報告する体制が整っていなかったなどの事情がある。

 ICMRのバルガバ事務局長は29日、11月に予定されるヒンドゥー教の祭典「ディワリ」と冬の到来を前に、感染対策を強化する必要があると強調した。


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