「プロフェッショナル広報戦略」という本を読みました。たまには仕事っぽい本も読みます。とても読みやすく面白い体験談で、あっという間に読めちゃいました。
著者の世耕弘成は、NTTで広報課長を務めた後、参議院議員になり、自民党広報本部副本部長を担当した人。ボストン大学の大学院で企業広報論も学んだエリートのようです。
前半は、自民党が郵政民営化を賭けた総選挙で、コミュニケーション戦略チームのリーダーとして小泉圧勝に大きく貢献した話。後半は、その前のNTT時代にリクルート事件で会長辞任に追い込まれた場面に遭遇した経験も含め、新人時代にいろいろ学んだ話。そういう体験談を踏まえて、広報の役割や考え方が語られています。
とても読みやすい文章で書かれていて、頭のいい人なんだなあという感じです。ただ、帯に載ってる写真を見るとビジュアル的にはどうなの?って感じですが(笑)。