きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

一汁一菜でよいという提案、味付けはせんでええんです

2024-04-09 | 

今日は雨。午前中は家で仕事をして、午後はグループホームに出勤しました。図書館で借りて、土井善晴の「一汁一菜でよいという提案」を読みました。2016年の本です。最近、「味付けはせんでええんです」という本を出したと知り、元の本を読んでいなかったので、読んでみました。なんとなく聞いたことはあったのですが。

料理研究家の著者が提案する、ご飯と具沢山の味噌汁と漬物があれば十分というメニューです。簡単な料理で健康に良いお手軽な提案、みたいなイメージだったのですが、料理研究家、そんなことはなかったです。日本人が大切にしてきたきちんと生きること、自然を愛しみ、食べる人のことを思い、五感を働かせ、しかし無理することなく日々の暮らしの中での食事を楽しむ。とてもちゃんとした本でした。ああ、そうだなあ、としみじみ思いながら、読みました。


続いて、図書館で借りて、土井善晴の「味付けはせんでええんです」も読みました。こちらは2023年、最近の本です。さらに奥深い内容になっていました。料理の本というより、料理を通して、暮らしや人生を語るエッセイ本のようでした。誰かがちゃんとこういう話をしていかないと、という内容で、きちんと生きることを解いているようでした。

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