オンライン生配信で光一さんの帝劇舞台「Endless SHOCK ~Eternal~」を見ました。舞台の奥、少し高いところに楽団がいます。常に裏に楽団が見えている感じです。舞台のセットがほとんどないので、そういう作りにしたんですね。
「Endless SHOCK」の3年後という設定の「Eternal」。「SHOCK」の最後の「夜の海」からスタートです。コウイチが死んだ後に、振り返るという話です。「SHOCK」の中の曲やセリフを繰り返す中で、裏の声が入ります。本当はあの時、こんなことを思っていたんだよとか、あの後、こんな風に思っているとか、言葉で説明してくれる感じです。喧嘩した時のそれぞれの思いを答え合わせするのはどうかなとも思いましたが、何度も見た舞台を振り返る感じで楽しめました。「SHOCK」を見ていることが前提ですが、そういう人しか見ないですよね(笑)。
前回の配信用に編集された舞台とはまた違う、生配信の楽しさがありました。お客さんの拍手とかも聞こえます。でも、一番いい席で見ている感じで楽しめるし、覗かなくてもアップで顔を拝めます。光一さん、ステキです。話は省略してずんずん進みます。殺陣も簡素化して、その分、前の舞台の映像がたっぷり背景に流れます。スローで再生されて、その中に今のシーンが混ざるみたいな演出もありました。省略はされていますが、大好きな曲は全て、ちゃんとフルで歌って踊ってくれます。さすが、分かってくれています。
全体に「SHOCK」の凝縮版で、セットもほとんどなく、階段落ちの階段も映像です。階段落ちに至るシーンを見ながら、独白のセリフが入ります。1時間で前半が終了しました。飛ばないのかと思ったら、一度、布を手に巻いて舞台の上だけを飛びましたし、傘を持って飛ぶシーンもありました。最後は白い衣装で白い花を持って、コウイチを偲んで集まります。リカの「会いたいなあ」のセリフにぐっときました。大階段もないのかと思ったら、低く回らない階段は出ましたね。最後の挨拶まで終えて、終わったら19時26分でした。17時30分から始まり、2時間もないのですね。
あの長い「SHOCK」を、時間も動きもセットも抑え、その中でも見ごたえのある舞台に作り替える。光一座長の熱い思いが伝わりました。もちろん、生の舞台を見に行きたいという気持ちはありますが、家で安心して見られる生配信はとても良かったです。つらい「江ざらい」を終えてご褒美のような、とても楽しい時間でした。