今日も暑い一日。昨日、一日、暑い中、外にいたので、今日は家でのんびり。夕方、妹と甥っ子が顔を出してくれました。図書館で借りて、辻村深月の「鍵のない夢を見る」を読みました。予約ランキングに入っていたので、予約して借りてみました。南砺市の図書館サイトでは、10件以上、予約が入っていると、人気があるなあと感じますが、東京の友達に聞いたら、人気のある本は、100件も200件も予約が入っていると言っていました。所有冊数も多いと思いますが、やっぱりすごいですね。
「鍵のない夢を見る」は、5つの話からなる短編集です。泥棒、放火、殺人、誘拐といった、恐ろしい事件を題材にしながらも、ささいな日常や、どうしようもない男、やるせない自尊心、そうした心の葛藤がたくみに描かれています。どれも、救われない結末で、あまり後味がよくありませんが、先が気になって、どんどん読み進みました。とても読みやすかったです。私の好みではありませんが、普通に面白かったです。