「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(新研究)加工赤肉の摂取で認知症リスクが上昇、ナッツ・豆類の摂取で低下<2024/08/23

2024-08-23 19:30:05 | 食事と食品

加工赤肉の摂取で認知症リスクが14%上昇、ナッツ・豆類の摂取で20%低下 新研究
2024.08.01 Thu posted at 15:12 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35222262.html

引用
『(CNN) 新たな予備的研究によると、加工赤肉を1日に約28グラム(1週間で85グラムを2食弱)食べる人は、月に約3食食べる人に比べて認知症リスクが14%上昇した。一方で、加工赤肉を毎日少量食べる代わりにナッツや豆類を食べる人は、認知症リスクが20%低下した。この研究要旨は2024年アルツハイマー病協会国際会議で31日に発表された。
・・・
研究者らは30年以上にわたり2~4年ごとに13万人以上の男女の食事データを収集した。』

この研究では、「加工赤肉」摂取のリスクを指摘しています。「加工赤肉」がなぜ悪いか❓
『ベーコン、ソーセージ、ホットドッグなどの加工赤肉は一般的にナトリウム、硝酸塩、飽和脂肪が多く含まれている。研究によると、これらの肉を多く摂取することと、大腸がんなどのがん、2型糖尿病、心臓病、脳卒中の発症は強く関連している。』

この研究の性質
『この研究には関与していない予防・生活習慣医学の専門家であるデビッド・カッツ氏によると、この研究は観察研究であり、関連性を示すことはできるが、必ずしも因果関係を示すことはできない。』

「研究者らは30年以上にわたり2~4年ごとに13万人以上の男女の食事データを収集した。」
この結果、上記の傾向が認められたと言うことで必ずしも因果関係を証明するものではありません。
沢山の男女を長期間追跡調査したら、このような傾向が見られたという話です。

もう一度ポイント
◎ベーコン、ソーセージ、ホットドッグなどの加工赤肉
◎トリウム、硝酸塩、飽和脂肪が多い
◎これらの肉を多く摂取すると・・・
◎大腸がんなどのがん、2型糖尿病、心臓病、脳卒中の発症は強く関連


『ハーバード公衆衛生大学院の在学時にこの研究を主導した筆頭著者は、「全般的な認知機能は、認知機能の幅広い全体像を提供する。食事や生活習慣の要因が認知機能に及ぼす全体的な影響を把握するのに役立つ可能性がある」「言語記憶能力とは言葉で伝えられた情報の記憶力を指す。これはアルツハイマー病の重要な予測因子だ」と説明した。』

※また、こんな研究もありました。
赤肉・加工肉摂取で糖尿病リスク上昇との新研究<2024/08/22
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/c/ffd25361fc7d19e99719691506843a77
赤肉を多く食べると2型糖尿病が高まる?<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f7469aaff5fb6b4c433802be8291f497

※あるいは、他の記事
超加工食品で早死にリスク増大、30年間の研究で判明
2024.05.10 Fri posted at 18:50 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35218772.html

つまり複数の研究から、「赤肉を多く食べること」「加工赤肉を食べること」には、リスクとの相関性が指摘されています。
対策は大体同じで、「ナッツ類・豆類」からタンパク質を摂取するのが望ましいと指摘しています。
肉なら「鶏肉」にした方が良いとも指摘しています。
指摘には、ありませんが「卵」も良質のたんぱく質です。
「魚貝類」
日本人なら「海藻」

代わりに食べたほうが良い食品は、ごく一般的な食品です。それほど高価でもありません。

「赤肉を多く食べること」と「加工赤肉を食べること」を避けて、推奨されている食品を食べることが健康に良いかもしれません。
長くなればなるほど、その違いは大きくなります。

「これが絶対に正しい」と言う話ではありません。
多くの人を長期間、追跡調査したらこのような傾向が見られたという話です。
調査期間が長く、サンプル数の多い研究にはそれなりの信頼性は、あると思います。

もう一度、ご自分の食生活をチェックしてみてはいかが❓


※関連記事目次
健康と食事と食品に関する記事の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b92e5a15608b21d43d1f87be41f2d0ec



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