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「北の山・じろう」時事日記

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2025年は株式市場は調整の年かもしれない<2025・04・06

2025-04-06 11:19:12 | 株式投資 資産運用

去年の8月のハプニング大暴落(東京市場)の後、値動きが分からなくなりました。
N225チャート・週足で見てください
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0000

明らかに東京市場は、Wトップから反落してピークアウトしています。
だから8月の暴落自体は分かります。なぜ、あれほど暴落したかを証券監視委員会が調査したところ、夏枯れの時期で買い注文が極端に少なかったのだそうです。そこに普通の量の売り注文が出されたのが原因だそうです。この調査結果の報告も随分遅く、今年になってからニュースを見ました。あれは先物市場の運営の大チョンボだと思います。3週連続で大きく暴落しているのですから、4週目に危ない兆候が見えた段階でサーキット・ブレーカーを発動して取引を止めるべきだったと思います。実際に1回止めました。その後、解除したので大暴落が起きました。先物市場の取引を止めておけば、現物だけならあそこまでは暴落しなかったと思います。

と言うのは余談ですが、その後急激な戻りを示して、そこからレンジ相場に移行しました。
これが、分かりませんでした。ピークアウトした相場がリターンムーブして戻りました。その後レンジ相場に移行して下落しないので❓❓❓となり、思考停止状態になりました。
今、考えるとこの時点で理由をキチンと考えるべきでした。

過去を見てみると実は、2021年のピークの時に似たようなことになっていることに気が付きました。
2021年は、2月16日週と9月14日週でWトップを形成して、その後弱含みの保ち合いに移行して、2022年年明けから暴落が始まって、3月9日週の安値が底になりました。
どうしてこうなったかと言うと、NY市場でダウとS&P500がピークを付けたのが1月の初めです。そこからNYは暴落が始まりました。東京の暴落もこれと同時に始まっています。
NYの方は、その後も戻りと暴落を繰り返して最終的に底に到達したのが、10月です。
そこから反転上昇に転じて、今回の大きな上昇になりました。

2024年は、東京は随分早くピークアウトしています。ところがアメリカではマスコミは書いていませんが、夏場過ぎにはトランプ優勢の傾向が見えていました。多分、中立の立場の専門の調査機関はそのような調査結果を持っていたろうと思います。おそらく「有料」でしょうね。だからアメリカの市場関係者は、それを知っていたと思います。テスラの株が10月23日から上昇してバブル化しています。この頃にかなりはっきりした傾向が出ていたのだろうと思います。
トランプ・ラリーを期待した買いが集中して12月の後半に1回目のピークがあり、中押しして2回目のピークが1月31日の週です。2回目のピークは天井付近が長く1月23日~2月19日まで続きました。
2月20日から反落して下落して1番底が3月13日です。3月14日から自律反発に入り3月25日が戻りのピークで、そこから反落に転じます。途中で3月31日4月1日2日と3日ダマシの戻りがあります。これは意図的に関税決定発表まで値段を戻したのだろうと思います。4月3日市場が閉まった夕方に関税決定発表があり、その後は見た通りです。

NYが、このような値動きをしていたから東京市場は意味不明なレンジ相場になっていたという訳です。よく考えると2021年と同じ値動きでした。もう少し真剣に考えていたら分かったと思いますが、ほぼやる気をなくしていたので深く考えませんでした。
そして東京市場は、無意味なレンジ相場を継続したために暴落の恐怖を忘れていました。
トピックスは、3月11日相場が崩れかけたのに無理やり買い上げてレンジの相当上に値を持ち上げます。その高値で7日買い支えるあくどさです。どうせ落とすのなら高いところから落とした方が効果的だからです。
このレンジの上の方の9日間で相当売り抜けた人は、居たと思います。それは誰❓
上の方で、ドッポリ買った人は誰❓

そしてN225のチャートを週足で見てください。
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0000
約1年に渡る大天井が形成されたように見えます。
それだけ最後(2023年から2025年3月まで)の相場は大きかったと言う事でしょう。
トピックスなど2022年安値が1800少々です。2024年最高値が2946・60です。
これは重過ぎるトピックスの指数ですからね❓
これをバブルと言わずして何をバブルと言うんだ❓と言う話です。

もちろん物事に絶対はありません。
確率的に言うなら、どこかで底入れして切り返して反転上昇になるケースもなくはないです。
しかし、バブル相場が大天井を形成したなら、その後は反落して下落が続き、かなり期間の長い調整相場になる可能性の方が高いと言えます。
調整入りがあるとするなら2022年よりは大きなものになることは、既に決定済みです。
2022年は、N225で言うとザラ場計算ですが、高値から安値までの下落幅が約20%です。

今回の高値は去年7月11日「42426」です。その80%は⇒33940
4月4日の安値⇒33259
しかも、目先これで下げ止まった訳ではありません。

新規の買いは慎重に考えた方がいいでしょうね。
もちろん長期保有が目的(配当目的)の人は、利回りに納得できればその時点で買っても構いません。
2022年は上昇途中の中段保ち合いですが、それでもNYの場合で底入れまで約10か月かかっています。
大型の長期上昇相場がピークアウトして調整に入るとすれば、相当期間が長くなる可能性もあります。

こう考えると私が、時々言う少ない株数での買い下がりが無難だろうと思います。
取引単位が100株の株を1株で買えば、100回買えます。
さすがに100回は面倒ですが、ばらして買えば、更に安値があったときに買い増しできます。
向こう1年は、こんな感じで安くなったら買い、戻ったら見送り、また安くなったら買いを繰り返すのが無難だろうと思います。

考え方を変えると大型の調整期間は、株を普通より安く買うチャンスは多いと思います。
相場が、いい加減高くなりすぎたな・と考えたなら利益確定して現金ポジションを多くして将来の安値を待つのも良い方法です。バフェット式は、そうですね。多分、一番利益の大きかったであろうアップル株は、去年の半ばごろにほとんど利益確定して手を引いています。その後は、現金ポジション待機でしょう。

☆私が【買ったら売らない】と考えるようになった経緯。
昔は、全然こんなことは考えませんでした。一番最初は現物株の信用取引がスタートです。
2年後に指数先物トレードを始めて、以後先物オンリーです。
そんなに儲かるものではありません。特に最初の頃はやると負けで、どうしよう❓と思いました。
頑張ったら何とかなるだろ!と思って断続的に20年少々継続したら、まあトントン以上にはなります。
リーマンショックのどん底の少し後のことです。
証券会社の広告を何気なく見ていたら、やはりボロボロに売り叩かれていたアメリカ不動産の投資信託の広告が目に入りました。見てびっくり!
当時の利回り⇒年利13%~16%
信じられますか❓当時は、こんなのが有ったんです。
半信半疑で数万円分、規模が大きい投信を買いました。利回りは15%だったと思います。
しかし短期売買の癖がついている私は値動きの悪さに嫌気して叩き売ってしまいました。
記憶では、長く持つ心算で買ったような気がします。その後、忘れていました。
数年前、思い出しました。
【あれを売らずに買い増ししていたら、今どうなっていたんだろう❓】
そうです。毎月、数万円でも買い増しして配当を再投資していれば!
しまった!
と、思ったのが数年前です。この時、シミジミ思ったのが【買ったら売らない】です。
20年先物トレードをしてきたって、通算すれば赤字です。
その分を【買ったら売らない】に回していれば、多くはないかもしれませんが、そこそこの貯えにはなっていたと思います。
このような大失敗があるから、【買ったら売らない】方が宜しいですよ・と申し上げています。

☆リーマンショックのドン底で成功した人の例
この人は以前コミュに参加していました。今はいません。その人から聞いた話です。
リーマンショックのドン底で、トピックス投信をまとめ買いしたのだそうです。
それから、「ず~と配当をもらい続けて、今となってはお宝です💛」と言っていました。
これは、誰にでもそうするチャンスがありました。
しなかった人が圧倒的に多いですが、ごくわずかだろうと思いますが、そこでゴソっと投資している人もいると言う事です。

☆香港の不動産会社のゴツイ!話。
国鉄が汐留の貨物用のかなり広い土地を売りに出しました。
バブルの後遺症で傷んでいる日本の不動産会社は手を出せませんでした。
それを悠々と買ったのが香港の大手不動産会社でした。
多分、数年後だったと思います。
倍くらいの値段だったようですが、アメリカの不動産会社にこれまた悠々と転売してたった数年でボロ儲けしていました。

※こうやって話を聞くと、どうするのが良いのかヒントはあると思います。
バブルが終わって後始末の話になると、おいしい話が結構あると言う事です。
その時、現金を持っている人は底値買いや掘り出し物が買えます。
【株は安い時に買う】
安い時にお金がなければ買えません。
バフェットさんが、去年腹八分目で利食いしたのは、掘り出し物を買うためです。
個人のレベルであろうと基本は同じです。

 

※関連日記

S&P500の値動きに見るコロナ・ショックと2022年調整の推移<2025・04・04
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項目「株式投資 資産運用」目次①
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