「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

中国とロシアの関係?<2023・4・8>

2023-04-12 16:09:55 | ロシアと周辺国

ビジネス
2023年4月7日9:51 午前17時間前更新
第1四半期のロシア新車販売、中国車が国産車超え
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-autos-idJPKBN2W4019

2023年4月2日 5:23
ロシアの車(乗用車)事情<2023・4・2
https://smcb.jp/diaries/9021740

二つの記事を読むと、中国式ウイン・ウインの関係が分かります。
ロシア国内最大手アフトワズには、中国の部品メーカーが部品を提供しているはずです。

しかし?
ビジネス
2023年3月31日12:03 午後2日前更新
ロシアのアフトワズ、夏季休暇前倒し 部品不足で生産調整
https://jp.reuters.com/article/russia-avtovaz-shortages-idJPKBN2VX05J

つまり、いったん部品供給してロシアの国内大手自動車メーカーを援助しました。そうやって、中国製部品に切り替えさせて、今年になって部品の供給を絞りました。そのため、ロシアのアフトワズは、新車製造のめどが立たず、とりあえず夏季休暇を前倒しにしました。

当然、これには中国政府の意図があります。
部品調達で、いったん助けたような振りをしながら、部品の調達先を中国メーカーに依存させました。

その後、今年になって部品供給量を絞ってロシア国内メーカーの製造台数を落としたところで、中国メーカーがロシアに新車を輸出を増やす構図です。

多分、部品一式全部中国の部品メーカーに依存したと思います。中国位の品質で部品を提供してくれるメーカーは他にないでしょう。

結局、困ったロシアのメーカーは、ロシア政府に泣きつくでしょう。そこでロシア政府は、中国政府にお願いに伺わなければなりません。

ただと言うわけには、行かないでしょうから「お土産」が必要でしょうね。ロシアメーカーのどれかを、中国企業に売るとか・・そうしたら、中国企業のどれかが現地生産するでしょう。

こんな調子で、ロシア国内のめぼしいメーカーは中国企業の傘下になるしか生き延びる道が、なくなるかもしれません。

今だって、普通の日用の製品でロシア国内で製造できないのは、ほとんど中国から輸入していると思います。

ロシア国内市場のめぼしい部分は、軒並み中国に食い尽くされるような気がします。しかも、恩を着せながら食い尽くすんですから、いい根性しているでしょう。

その代わり!
原油と天然ガスと資源を(格安で!)買ってあげるよ!

つまり?中国の考えている・・
ウイン・ウインの関係とは、このようなものであろうと思います。中国はデカイWが二つ。ロシアは小さいWが一つ。

悪賢さにおいては、中国の方がロシアよりはるかに上です。中国4000年の歴史は、そんなに甘くはないんだから・・気が付いたときは、ロシアは丸呑みされているでしょう。ガッチリ!金も貸しこまれてね!



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