「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アブダビがトルコ(イズミル)主要港に出資<2023.12.19

2023-12-20 03:59:35 | アフリカと中東

アブダビ、トルコ主要港に出資へ=消息筋
2023年12月18日午後 12:26 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/I77MFOES4VL23PUIBIUAWHC62Q-2023-12-18/

これだけ聞くと、「そうか・」で終わります。

『スーダン内戦が終わらない理由<2023年7月』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/2b4843b7a482e44a49db56c800b2d5c9

この日記を読むと少し景色が見えてきます。
今回のガザ問題でのトルコの一貫した過激な姿勢も影響しているのかもしれません。
トルコは、経済立て直しのために海外からの資金が必要です。それにアブダビが応じることになったようです。トルコにしてもガザ問題を見たならば、アラブの資金の方が安心だと思います。

トルコは、最近ロシアとイランと接近しています。やはりガザ問題が大きく影響しています。ガザ問題をめぐっては、トルコ・イラン・UAEはほぼ同じ立場です。

湾岸でサウジとライバル関係にあるUAEは、トルコを経済的に支援することを決めたようです。

ロシア・トルコ・イラン・UAEと言う緩やかな連携が生まれつつあります。

アメリカ・イスラエルと近い関係にあったサウジは、やや距離が出来ました。
UAEとサウジが、近年完全なライバル関係にあるのが話のミソです。元々国交を再開したとはいえサウジはイランとはかなり距離があります。それに加えて中東の地域大国であるトルコとイランがUAEと連携しそうです。

ガザ問題が中東の国際関係にこのような変化をもたらしつつあります。

サウジ外しは、アメリカ外しとも言えます。アメリカは、また一段中東への影響力を失いそうです。トルコは、かなりアメリカと距離が出来ました。
その分、ロシアの存在感が大きくなりました。

つまり、こう言うことです。

『今時、イスラエル支持などしたらアラブ(UAE)でどんな扱いを受けるか❓(ロシアとドイツの例)<2023.12.08』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/75fb3329038776adf7622ecf8e7e53ea

ドイツをアメリカに置き換えると大体、同じです。

 

※関連記事目次

項目「アフリカと中東」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8e2281cde3859a8659b62d9f1680c9d2



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