「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドネツク州チャシブ・ヤールの戦況と他<ウクライナ紛争2024.06.03

2024-06-04 18:41:01 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.06.3
ロシア軍の攻勢は6月も続く、チャシブ・ヤール東地区でグレーゾーンが拡大
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-military-offensive-continues-in-june-gray-zone-expands-in-eastern-chasib-yar-area/

戦況の推移を見ているとロシア軍は、一気にチャシブ・ヤールの市街地を攻略する気はないようです。
圧迫を加えながら周辺地域(南北)を運河の東まで面的に制圧する考えのようです。
イワニフスキーIvanivske一帯を完全に制圧したことで、その南のウクライナ軍は補給が苦しくなりました。イワニフスキーIvanivske南側にいるウクライナ軍を、運河の西まで排除する行動を取っています=ロシア軍の占領地が西に拡大しています。

北では、ボダニフカBohdanivkaを制圧してから動きがありませんでしたが、その西のカリーニナKalininaに進撃しつつあります。
※未確認情報では、ロシア軍はカリーニナを制圧し運河を渡ったという情報もあります。このエリアではロシアの軍事ブロガーも情報を伏せていますので渡っていても不思議ではありません。航空万能論の管理人は取り上げていません。

チャシブ・ヤール市街の運河東の飛び地の小運河地区はゆっくり攻撃しています。

これまでとは違い犠牲を避けながら、ゆっくり前進しています。政治的なスケジュールが終わりましたから、じっくり攻めようと言うことのようです。時間をかけてもウクライナ軍は増援部隊を送り込めません。だから速くても遅くても大差がないのが理由だと思います。
略図上の進行速度から考えると、2~3か月のうちに運河の東地域を面的に制圧して、その後運河の西に面的に進出しようと言うことでないのかと思います。
これを実行されると守る面積が南北に広すぎてウクライナ軍が防衛するのは不可能だと思います。

※他のエリア
ゴルロフカГорлівка以外の全域でロシア軍の行動が活発化しています。
ゴルロフカГорлівкаはバフムトの南で少しバフムトから離れた位置にあります。
ここ以外では、全域でロシア軍が攻撃しています。
塹壕戦ですから急激な進撃はありません。
しかし全域で攻撃されるとウクライナ軍は、その前線にいる部隊だけで戦わなければなりません。

この長い前線の全域で消耗戦が始まれば、ウクライナ軍の消耗は酷くなると思います。
それがロシア軍の狙いでしょうね❓
全域でウクライナ軍の消耗を誘い、弱ったエリアに増援部隊を投入して一気の突破を狙っていると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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