オリックスの強化策・GM制の復活が成功（2019年福良GM就任）＜2024.1.3

2018年までパ・リーグの下位に低迷していたオリックスは、2019年5月にGM制の復活を公表しました。
湊通夫球団社長の言葉
『フロントの強化』
その意味は、メジャー型のGM制度の採用でした。チームの編成、スカウト、育成、トップチームのマネジメントなどに全部GMが権限を持ち責任を負う制度です。メジャーでは、ごく普通ですが、今でもメジャー式のGM制度を採用しているのは、オリックスだけだと思います。

親会社や社長が口出ししたり、監督との権限が曖昧だったりのチームが多いのではないでしょうか❓

長年のオリックスの低迷を打開するために球団首脳は、完全メジャー式GM制度の採用を決めたのであろうと思います。

『オリックス・福良前監督のGM就任は、一番期待値の高い補強策だ』
文春野球コラム ペナントレース2019
2019/05/30
https://bunshun.jp/articles/-/11703

長期低迷の中で苦労してきた旧・阪急の生え抜きの福良淳一氏が抜擢されました。
福良淳一
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E8%89%AF%E6%B7%B3%E4%B8%80
「2019年5月28日、新設されるゼネラルマネジャー職に6月1日付で就任することが発表された。また編成部長も兼任しており・・・」

※その後の成果を書いた記事
『20歳の山下舜平大が初勝利　オリックスに次々と好投手が育つのはナゼ？ 福良GMが明かした目利きのコツと「由伸の“次の次”」』
2023/04/15
https://number.bunshun.jp/articles/-/857175?page=2

※オリックスがメジャー型GM制度の採用を決めなければ、今のオリックスはないと思います。幸い、福良GMはGMとしての優秀な才能を持っていたようで、オリックスのチーム強化は成功しました。

※福良GMは、GMに就任する前に後任の監督候補も招聘します。
中嶋聡・現監督です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B6%8B%E8%81%A1
主な経歴は・・・
2003年オフに金銭トレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍
2007年は、選手と一軍バッテリーコーチを兼任
2015年10月1日に現役を引退 バッテリーコーチも退任
2016年ゼネラルマネジャー特別補佐
サンディエゴ・パドレスに派遣 コーチとしてマイナーリーグの傘下球団を巡回する
外国人選手のスカウティングにも携わっていた
2018年日本ハムの一軍バッテリー兼作戦コーチ
シーズン終了後の10月19日に退団
「阪急ブレーブスがオリックスに身売りすることが発表された1988年10月19日から30年を迎え、最後の阪急戦士だった中嶋が阪急を引き継ぐオリックスへの復帰を手助けするためにこの日に発表した」

2019年、オリックス・バファローズの二軍監督に就任
2020年8月21日から一軍監督代行に就任

旧・阪急時代の選手の最後の一人です。
オリックスの方から日本ハムに働きかけて、変な言い方ですけれど返してもらったと言うことかと思います。
もしオリックスに戻らなければ、日本ハムの近い将来の監督候補だったと思います。

※結果として大体、福良GMの考えていたように物事は順調に進みオリックスの黄金時代が到来しつつあります。
一昨年は吉田正尚がレッドソックスに移籍し、2023年は山本由伸がドジャースへの移籍が決定しています。
チームの4番とエースが抜けてもそれを補う選手が出てくる選手層の厚さが見事です。
スカウトと育成の成功ですね❓
つまり❓
これが、GMの手腕であり能力です。
更には❓
孝行息子の、山本由伸は❓
オリックスへの譲渡金は５０６０万ドル（約７２億円）に上る見込みです。巨額のマネーまでオリックスにもたらしました。別の意味では、福良GMが稼ぎ出したとも言えますね❓
（球団から特別ボーナスをもらうべきだと思います・・）


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