「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(MLB)ドジャースの山本由伸はサイヤング賞を獲得できるか❓<2024.1.2

2024-01-03 07:49:31 | MBL & プロ野球

(1)まずは過去の日本のエースのメジャー1年目での成績
野茂英雄
12勝8敗 防御率2.54 奪三振236
松坂大輔
15勝12敗 防御率4.40 奪三振201
田中将大
13勝5敗 防御率2.77 奪三振141
ダルビッシュ有(2012年)
16勝9敗 防御率3.90 奪三振221
千賀滉大
12勝7敗 防御率2.98 奪三振202

(2)近年のサイヤング賞受賞投手の成績
2018年~2024年、上ナ・リーグ・下ア・リーグ
2018年
ジェイコブ・デグロム(1)
10勝9敗 防御率1.70 奪三振269
ブレイク・スネル(1)
21勝5敗 防御率1.89 奪三振221
2019年
ジェイコブ・デグロム(2)
11勝8敗 防御率2.43 奪三振255
ジャスティン・バーランダー(2)
21勝6敗 防御率2.58 奪三振300
2021年
コービン・バーンズ
11勝5敗 防御率2.43 奪三振234
ロビー・レイ
13勝7敗 防御率2.84 奪三振248
2022年
サンディ・アルカンタラ*
14勝4敗 防御率2.28 奪三振207
ジャスティン・バーランダー(3)
18勝4敗 防御率1.75 奪三振185
2023年
ブレイク・スネル(2)
14勝9敗 防御率2.25 奪三振234
ゲリット・コール*
15勝4敗 防御率2.63 奪三振222

(3)傾向として見られるのが、それ以前のように20勝程度の勝星を挙げるケースが減りました。防御率と奪三振をより評価しているような傾向がみられます。他にも投手を評価する新しい指標があります。必ずしも勝星ではなくなりました。勝星だと打線の強力なチームに所属している投手が多くなるからです。
例えば、ブレーブスの「スペンサー・ストライダー」
20勝5敗 防御率3.86 奪三振281
勝星と奪三振は大いに評価できますが、防御率が悪すぎて対象外です。
今年のナ・リーグの受賞は「ブレイク・スネル(2) 」です。
14勝9敗 防御率2.25 奪三振234
防御率と奪三振が評価されていると思います。

(4)山本由伸の場合は、日本での成績からの評価になりますが奪三振はイニング以上を期待できます。メジャーでは順調なら200イニングは投球回数があると思います。奪三振200はクリアできると思います。
防御率は過去5年、非常に安定しています。
最近3年が・・
「1.39」「1.68」「1.21」
投球回数が・・・
「193 .2」「193」「164 」
今年はWBCの影響があり不調の時期があってやや減りましたが、仮にメジャーのローテーションで32試合登板して平均6イニング投げたとします。192イニングですね❓

投球回数で見る限り山本由伸はメジャーのローテーションで投げるだけの体力があります。中4~5日で回りますから、その点は監督が配慮してくれると思います。

比較的1年目の防御率の良い田中将大君の渡米前3年の防御率。
「1.27」「1.87」「1.27」
田中将大君は三振を取り力で押すタイプではないですから変化球投手と言えます。肘に故障があるのをだましだましプレーしていたからだと思います。アメリカでも防御率も1年目が最高で、その後低下しています。

この点が田中将大君と山本由伸君の大きな違いです。
コントロールと球威の両方で勝負できる山本由伸君の方に分があります。

また今年1年目だった千賀滉大君と比較すると日本での成績比較では、山本由伸君は防御率で圧倒的に優れています。

この両方の比較から山本由伸君のメジャー1年目の成績を推測すると❓

13勝~17勝
奪三振200程度~もう少し
防御率
「2.00」~「2.50」

これ位は、期待できると思います。
そうなると❓
他の投手の成績にもよりますが、間違いなくサイヤング賞候補にはノミネートされると思います。
今年ナ・リーグで2回目のサイヤング賞を受賞したブレイク・スネル投手と比較しても遜色がありません。
サイヤング賞受賞は、期待できます。
過去のメジャー1年目の日本人投手の中では、最もコントロールと球威を兼ね備えており完成度の高い投手と言えると思います。完成度が高いと言うことは、環境の変わるメジャーへの適応も早いと思います。並の新人では、ないということです。


(5)2011年~2016年
超大物が分かります。

2011年
クレイトン・カーショウ(1)
21勝5敗 防御率2.28 奪三振248
ジャステイン・バーランダー(1)
24勝5敗 防御率2.40 奪三振250
2012年
R・A・ディッキー
20勝6敗 防御率2.73 奪三振230
デビッド・プライス
20勝5敗 防御率2.56 奪三振205
2013年
クレイトン・カーショウ(2)
16勝9敗 防御率1.83 奪三振232
マックス・シャーザー(1)
21勝3敗 防御率2.90 奪三振240
2014年
クレイトン・カーショウ(3)
21勝3敗 防御率1.77 奪三振240
コーリー・クルーバー(1)
18勝9敗 防御率2.44 奪三振269
2015年
ジェイク・アリエータ
22勝6敗 防御率1.77 奪三振236
ダラス・カイケル
20勝8敗 防御率2.48 奪三振216
2016年
マックス・シャーザー(2)
20勝7敗 防御率2.96 奪三振284
リック・ポーセロ
22勝4敗 防御率3.15 奪三振189
2017年
マックス・シャーザー(3)
16勝6敗 防御率2.51 奪三振268
コーリー・クルーバー(2)
18勝4敗 防御率2.25 奪三振265


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