「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024大相撲3月場所>新入幕優勝尊富士>大相撲の危機的な弱体化

2024-03-27 20:14:43 | スポーツ

尊富士の新入幕優勝は、110年ぶりの快挙で素晴らしいことです。
しかし、最後まで優勝を争った2人の力士の1人が入幕2場所目の大の里です。
もちろん2人ともずば抜けて最近では強い力士です。
それだけが、理由でしょうか❓

要は幕内の特に上位の力士が弱いから可能だったことです。
最近は、横綱に昇進できる成績を上げる力士がいません。
つまり大関が弱いと言うことです。
最近の大関弱いでしょう❓
粗製乱造で大関になったと思ったら陥落する大関ばかりです。
結論、言えることは大相撲全体のレベルが低下して昔に比べると大幅に弱体化している事実が見えてきます。

少し前の貴乃花、曙、武蔵丸、若乃花の4横綱の時代までは、横綱も大関も強かったです。その強い力士と戦うのですから前頭の上半分程度までは、それに見合った強さが要求されました。
横綱が不在がちで大関が弱いと小結や関脇、前頭の上位の力士もそれに合わせて弱体化します。
上の強い力士がいないから、簡単に大関に昇進でき大した強くないから簡単に陥落します。

そして日本人横綱がいなくなって久しいです。
稀勢の里が瞬間風速的にインスタント横綱になりましたが、怪我をして即引退しました。幕内優勝2回だけですから、それほど強い大関とも言えません。

元横綱の白鵬が次々と記録を塗り替えることが出来たのは、強い横綱も大関もいなかったのが一番の理由です。貴乃花時代の横綱を3人作れれば、記録は平凡なものになったと思います。到底、北の湖、大鵬、千代の富士、貴乃花に匹敵する強さがあるとは思えません。


では、強い横綱の素材が日本からいなくなったのか❓
います!
メジャーのウルトラ・スターの大谷翔平君!
相撲をやっていれば、大鵬に匹敵するぐらいの名横綱になっていたと思います。
あるいは❓
ヤクルトの村上宗隆君!
オリックスの山下舜平君!
あるいは❓
柔道の重いクラスのチャンピオン!

他にも数多くいると思います。
素質のある子供がいないのではなく、野球その他のスポーツに行くから相撲に来ないだけです。
今、相撲界に来るのはその残りかすの素材です。
日本人力士の活躍が最近少ない理由は、強い子供たちが他のスポーツに行くからです。

相撲部屋の話を聞いて魅力を感じる子供は、ごく少ないと思います。
イジメにシゴキに暴力。
おまけに収入は、大したことない。
サッカーや野球に比べたら少なすぎるでしょう❓
幕下以下は、人間扱いされません!

これで人を集めるのは、タコ部屋か詐欺です。

要は、戦前の徒弟制度みたいな古いやり方を今も続けています。

これでスポーツに優秀な才能を持つ子供が相撲に興味を持つのは、ごく稀な例だと思います。
普通の子供は、そっぽを向くでしょう❓

つまり、大相撲世界が大々的に組織や制度改革して現代に見合ったように改善しないと将来的にも同じ傾向が続くと思います。

相撲大好きな、じいさんばあさんがいなくなれば相撲を見る人は激減すると思います。

よ~く考えるべきでしょうね❓
横綱の基本給は、最低億円から始まって幾らにしましょうかの・話です。ゼロが1つ足りないでしょう❓
私がスポーツの才能のある子供なら、絶対野球をやると思います。
☆大鵬のお孫さんのうち一番才能がありそうな長男は、プロレスラーになりました。職業としての相撲の魅力のなさが分るでしょう❓


※元関脇・琴錦の話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%B4%E9%8C%A6%E5%8A%9F%E5%AE%97
一部抜粋引用
『 自身の現役時代と比べて角界のレベルは低下していると主張している。2017年7月場所前には「私は(幕内で)2回優勝していますが、もし今自分が現役なら、あと2、3回は優勝できていたんじゃないかと思います。その理由はレベルの違い。はっきりいって、どんどん落ちていますね。若貴時代なら朝青龍は横綱にはなっていない、関脇止まりでしょう。白鵬は微妙ですが、少なくともこんなに優勝して大横綱と呼ばれてはいない」と話している。それを証明する一番が、2002年9月場所の貴乃花と朝青龍の1番だといい「朝青龍は勢いがある新大関。一方、貴乃花は7場所連続の休場明けで引退間際。このボロボロの貴乃花に朝青龍は勝てなかった、そういうことです」と説明している。レベル低下については「圧倒的に稽古の量が減りました。私のころは三番稽古といえば、100番は取ったものです。ところが、いまは30番もやれば多いほう。入門する子も少なく、辞められると困るので厳しくしない。逆にアマチュアのほうが稽古は厳しい。だからアマチュアで成績を残した人は、プロ入りしてすぐに番付の上位まで行ってしまう。プロとアマの実力が逆転しているんです」とはっきり言っている。 』


※関連記事目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。