「北の山・じろう」日記

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モルディブの大統領選挙で親中派ムイズ氏が勝利<2023年9月

2023-10-03 17:04:56 | 東南アジア~西アジア

モルディブ大統領選で親中派ムイズ氏勝利 親インド路線見直しへ―シーレーン要衝、地域情勢に影響
2023年10月02日00時45分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100100118&g=int

インドの南の小さな島国国家です。元々は親インドが外交政策だったようですが、最近は親インド派と親中国派で意見が分かれているようです。

やはり島が水没する危険性が迫っているのでその対策が国是と言うべきでしょうね。
『海面上昇対策として、国土を盛り土して水没を防ぐ、移住先となる人工島の造成、海上都市の建設など様々なプランが検討されている。実際にフルレ島の北北東に人工島「フルマーレ」の造成が進んでおり、最終的に国民の40%が移住する予定である。 』

このような差し迫った課題があります。

そしてここに海軍の拠点を持つことは、インド洋に大きな影響を持つことになります。アメリカは、インドに遠慮して控えているのだろうと思います。

インドにしてみると鼻先に中国の海軍拠点が出来れば、ほぼ屈辱的外交上の敗北になります。

『2018年に就任したソーリフ氏は、インフラ整備を通じ対中傾斜を強めたヤミーン前政権の方針を転換。インドとの関係強化に取り組んできた。一方、ムイズ氏は、モルディブに駐留するインド軍や、駐留を許す現政権は「国の主権を損なっている」と批判してきた。』

一方でムイズ氏今回勝利した理由は、インド軍の駐留を不愉快の思う国民に意見と、やはり人工島「フルマーレ」の造成について計画を推し進めるべきだという意見が強かったのかと思います。

現実問題インドの土木技術と中国の技術は、かなり差があります。インドは鉄橋建設などで建設中の橋が時々崩落していますから、大切な人工島の建設にインド企業が関与していたら私なら心配になります。

そして記事には全く出てきませんが、インドのモディ首相は、ヒンドウー至上主義者です。しかもその政策をインド国内で強力に進めています。

写真を見ると分かりますね?
モルディブはイスラム教国です。
インド国内のイスラム教徒の弾圧は、モルディブにも聞こえているでしょう。モルディブ国民がインド軍に口に出さない不安感を持っても当然です。

過激な主義主張は、それに同調する人間以外の反感を招きやすいと言うことです。過激民族主義者は、国を滅ぼします。インドが、今のようなヒンドウー至上主義政策を取るなら周囲のイスラム教国の反感を招くでしょう。インドの周辺は、イスラム教国ばかりです。



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