「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

彼を知り己を知れば百戦して殆うからず<ウクライナ紛争2024.3.12

2024-03-12 09:13:21 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
https://iec.co.jp/kojijyukugo/vo87.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8A%E5%B7%B1%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8C%E3%81%B0%E7%99%BE%E6%88%A6%E6%AE%86%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%9A
腕木通信
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%95%E6%9C%A8%E9%80%9A%E4%BF%A1
孫子 (書物)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E5%AD%90_(%E6%9B%B8%E7%89%A9)

紀元前5世紀頃、中国春秋時代の軍事思想家孫武の作とされる兵法書です。
以後、時代を超えて語り継がれる永遠のベストセラーと言えるでしょう。

孫武は、「彼」と言っています。
日本では「敵」と書くことが多いです。
この辺りから日本人の情報音痴が見えます。
「彼=相手」の段階からよく観察しろと言っています。
「敵」になってからでは、既に遅いと言うことです。

我が闘争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%91%E3%81%8C%E9%97%98%E4%BA%89
ウィンストン・チャーチル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%AB

ウィンストン・チャーチルは早い段階からナチス・ドイツとヒトラーの危険性を察知して「我が闘争」を研究して将来に備えました。これは首相になる随分、前からです。
ウィンストン・チャーチルは、「彼を知」ろうとしました。
敵ではなく彼でなければ、ならない理由が分かりますか❓

要は徹底的にナチス・ドイツとヒトラーを研究して将来に備えたということです。

太平洋戦争では、アメリカ軍は前半では日本軍に連敗しました。
アメリカ軍のやったことは、徹底的に日本と日本軍を研究することでした。そこから戦い方を導き出しました。
この時も「孫氏」も随分、研究されたようです。
アメリカ軍の場合は「敵を知り・・」になり、やや遅かったです。
しかし研究の成果は、その後戦闘に応用されやがてアメリカ軍の優位を作り出します。
その副産物と言えるのが暗号解読です。
戦争の中ごろには、大分日本の各種暗号が解読されていました。
そのリスクは、ナチスドイツから日本に伝達されます。
しかし日本はそのリスクを軽視して解読された暗号を使い続けました。
馬鹿だと思うでしょう❓
それだけが理由ではありませんが、バカだから戦争に負けたのです。

何となく❓
「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」
の意味が分かってきたでしょう❓

敵をろくに知らなければ、戦争には勝てないと言うことです。

今回ウクライナ紛争を見て気が付くことは、ウクライナ政府とウクライナ軍は長い付き合いなのにまるでロシアやロシア軍のことを知ろうともしないし、研究もしていないようです。

同じ間違いをして同じように負けています。
何回も繰り返します。
ウクライナ軍の方は・・・
「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」
の視点からすると、既に負けています。
勝ちようがありません。

ロシアの方は、どうか❓
相当、なまっていてオンボロでしたが徐々に改善されて立て直してきました。
ウクライナ軍のやることをよく観察しています。
特にドローンの使用や利用の仕方を研究して真似をして、ドローンの大量生産に乗り出しました。
今、ウクライナの3倍くらいの生産量があると思います。
戦術もこの戦争に合うように変えています。
少なくとも勝つための努力はしていると言えます。

どうしてこのような違いが出てくるかと言うと、それは指導部の能力の違いです。指導部の能力が優れている方が改革や改善をして、より優位に戦いを進めます。

それは連合国とナチス・ドイツの戦いでもそうでした。
太平洋戦争でもそうでした。
連合国とアメリカの指導部がより優れていたから、ナチス・ドイツと日本は、敗北しました。

ウクライナ紛争を見ていると・・・
連合国がロシアです。
ナチス・ドイツや日本が、ウクライナです。
似たようなことをしています。
似ているのはウクライナが軍国主義に近い政治体制にあるからだと思います。

ロシアは独裁制ですが、軍国主義ではありません。プーチン氏を親方にした幹部の合議制に近い政治体制です。

この違いがモロに戦争の推移に出てきているように見えます。

ヒトラーがドイツ軍に口出ししてドイツ軍は不利に陥り結局負けました。
同じことをゼレンスキーは、やっています。だからウクライナ軍は徐々に不利になってきました。

その比較からするとウクライナは、ゼレンスキーを排除してトップの首を挿げ替えるしかありません。
それで勝てるとは言いませんが、少なくとも無条件降伏は回避できると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。