やはり戦争や紛争が続くと段々、国際情勢も荒れています。
イランとパキスタンの紛争の原因は、1月3日にイラン国内で起きた大規模な爆弾テロでした。
最初は、イスラエルの関与が疑われましたがイスラム・スンニ派武装勢力の「ジャイシュ・アル・アドル」が犯行声明を出しました。その報復としてイランがパキスタン領内にある組織の拠点をミサイルとドローンで攻撃しました。
これに対してパキスタンが、イラン領内に報復攻撃をしました。
嫌な部分もあります。
パキスタンは、イランのシスタンバルチェスタン州で武装勢力を標的に軍事攻撃を行ったとし、複数の「テロリスト」が死亡したと声明を出しています。
『イランメディアによると、シスタンバルチェスタン州の村に複数のミサイルが着弾し、少なくとも９人が死亡した。これに先立つ報道では女性３人と子ども４人が死亡し、いずれもイラン人ではないとしていた。』
つまり❓
イラン国内のイランにとっての外国人を狙い撃ちしています。イランにはアフガン難民が登録されているだけで95～98万人います。登録していない数を含めるともっと多いと言われています。
おそらくパキスタンは、アフガン難民の村を狙い撃ちしていると思います。
本格的な国家同士の紛争を避け、かつ報復の事実を示すためにイラン国民ではないアフガン難民を狙ったと思います。
アフガンにもパキスタンにもイスラム系過激派組織があり主にパキスタンでテロを実行することが多かったです。それが、なぜか今回イランを標的にしました。
そして不幸なことにイスラム系過激派組織はアフガン難民の中にも潜んでいます。
そのため長年アフガン難民を受け入れてきたパキスタンは
アフガン難民の強制送還に踏み切りました。
不幸の中で更に不幸が生まれる流れです。
それをあえて作り出した勢力の存在が疑われます。
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イランで爆発、約100人死亡 殺害司令官の墓近辺 「テロ攻撃」と当局
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2024年1月4日午前 5:11 GMT+915日前更新
https://jp.reuters.com/world/security/MO5HKNYTFFJPJDDE33WVW5IQG4-2024-01-03/
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2024.01.17 Wed posted at 10:48 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35213960.html
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ロイター編集
2024年1月18日午後 2:28 GMT+911分前更新
https://jp.reuters.com/world/us/5WZYHR4CLNMVZG3RZBNHXM5E2Y-2024-01-18/
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2023年11月2日
https://www.bbc.com/japanese/67283144
※イラン革命防衛隊、イラクとシリア攻撃 民間人4人死亡
2024年1月16日 11:15 発信地：テヘラン/イラン [ イラン イラク シリア イスラエル 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3500403?cx_part=top_category&cx_position=4
この攻撃は、１月３日のイランへの爆破テロに対する報復だとしています。
『国営イラン通信も同日、IRGCがシリアとイラク領内で「テロリスト」の複数拠点をミサイル攻撃したと報道。イラクではアルビルにある「諜報（ちょうほう）活動の拠点」と、「反イランのテロ組織の拠点」を破壊したとしている。』
『シリアでの攻撃については、「（イランの）ケルマン（Kerman）とラスク（Rask）でテロリスト集団が同胞を不当に殺害した罪への報復」だとしている。』
※CNNの記事
『イラク北部にあるイスラエルの情報機関モサドの「スパイ基地」』と書いています。
テロが報復を呼び、更に報復を呼ぶ流れです。
ガザ紛争を放置しているために紛争が周辺に飛び火して拡大しています。
紅海でのフーシ派の艦船への攻撃と欧米の報復攻撃。
イスラエルとレバノンの国境紛争。
※関連記事目次
項目「アフリカと中東」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8e2281cde3859a8659b62d9f1680c9d2