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豊岡市新庁舎は現在地に建設へ 利便性考慮

2008-11-20 | 豊岡市

毎日新聞(11月19日付)豊岡支局版

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豊岡市新庁舎は現在地に建設 早ければ13年春完成 検討委が最終報告書

兵庫県豊岡市の「市新庁舎建設市民検討委員会」(委員長・角野幸博関西学院大学総合政策学部教授)は18日、新しい市役所を現在地に建設することを盛り込んだ最終報告書を中貝宗治市長に提出した。市は報告書を尊重し、基本構想案を今月中にまとめる。新庁舎は最短で2013年3月、遅くとも合併特例債の期限に間に合う2016年3月末に完成させる。

市役所は建築後80年が経過しており、老朽化に加え、耐震性や事務スペースの不足などが問題となっている。

検討委は07年11月に公募委員3人と市民関係団体から推薦された10人、学識経験者2人の計15人で発足し、会議を重ねてきた。事業費の上限を約50億円、庁舎候補地を(1)現在地(2)さとう跡地(山王町)(3)県立豊岡南高校跡地(九日市上町)で検討し、利便性やまちづくりとの整合性から現在地を選んだ。

庁舎面積は約1万2,000平方メートル。災害時に防災拠点として機能するよう、電源などの確保や部署の配置に配慮を求めたほか、建て替えに伴う仮庁舎費用の抑制に既存施設を有効活用することなどを提案した。

基本構想案を取りまとめた後、市は12月に各地で市民説明会を開催。同月末に基本構想を策定する。

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