先日、ディアゴスティーニから出てるDVD落語百選を買ってみました。しかも“2”だけ。そう安いもんでもないので、とりあえずお気に入りの噺家さんがやってるヤツから買って行こうかと。
てなわけで、キョン師匠の高座が入っている“2”を買ったわけですよ。
もうすでにエンドレス。キョン師匠のまくらが好きで、何回聞いても笑えるのです。『時そば』の蕎麦の食べ方が美味しそうで、ほんとに落語なんか聞いてないで蕎麦屋に行っちまおうかと言うような感じです。ボケも最高でした。今月の師匠の高座が楽しみだー。
同録の五街道雲助師匠は、いかにも江戸っ子という感じで粋な『芝浜』が収録されています。あー、大晦日!という感じがとても良くて、また年末に聞きたい!これもエンドレスで聞いてます。以前、テレビで雲助師匠の「紺屋高尾」を見たのですがこれがまた粋で、しゅっとしてて格好良かった。
私は上方の人間なのに、なんでこう江戸が好きなんだろう。時代劇も大好きだし。前世は江戸のボロ長屋に住んでる与太郎だったのかも知れません。もしくは、亭主が博打と酒好きな大工のおかみさんだったのかも。毎日、茶碗の一つも飛ぶような夫婦喧嘩。「なんだいこの、すっとこどっこい。おまえの稼ぎが悪いから、おかずがたくあんなんだよ!」「なんだと、この野郎!おめぇがもっと良い女だったらもっと稼いでやらあ!」みたいな。
東京が、東京でなく江戸だったら、移り住んでも良いと思う私です。
柳家喬太郎 / 凍てついた灼熱
←蕎麦をすすりながら押しとくれ。