昨夜は突然、名古屋からタッフル（男・超エリート・アホ）が参られまして、
グダグダと泊まられていかれました。彼の話す内容はとても知的で、いつも
感心させられます。が、非常にアホです。アホでエリートなんです。これは
バカにしてんじゃないですよ。関西ではアホと言うのは褒め言葉に近い要素が
含まれております。だから、カシコでアホというのはむしろ最高級の褒め言葉
でしょう。首もとが延びたゆる～いカーキ色のTシャツとゆる～いジーンズで
登場するやいなや、「今日の昼にね、友人の結婚２次会に行ったら、白い目で
見られちった。」と言う。なぜだい？新聞にエリートサラリーマンとして載る
ような君がだな、白い目で見られるわけが無いじゃないか。理由を言ってみろ。
すると、彼はタバコに火をつけて大きく一服してから、遠い目をして言った。
タ「２次会って言ってたけど、全然２次会じゃないんですよ。ほとんど披露宴で
ま～るいテーブルとかあって、男はスーツ、女はドレス。で、胸元に華とか
つけやがってね。ボクだけなんですよ、こんな格好。会場入り口で止められた
ぐらいでね。メンドくさいったらありゃしない。」
ボ「そうか。しかし、君はだな、今まで他人の結婚式に５００万円くらい落として
きたわけじゃないじゃないか。正装かもしれんって事は予想できたハズじゃ
ないのか？」
タ「まあね。でも今晩、カラオケ行くでしょ？」
ボ「……ま、まあね。」
タ「で。」
ボ「“で。”って、それで、Tシャツなのかい？」
タ「はい。」
ボ「アホか！」
タ「マジにぃ！？」
ボ「“にぃ！？”じゃなく“でぇ！？”だっ！！」
おわかり頂けたでしょうか。アホなんですね。まあ、だからキスケ達と気が
合うんでしょうな。そして、串カツ（４時間）→ゲーセン（１時間）バー
（３０分）→カラオケ（４時間）→カノリンヌの部屋（８時間）って言う
“タッフル我がままツアー”になりました。実は昨日、カノリンヌの誕生日。
誕生日の夜に、彼氏でもないアホな男にソファでイビキをかかれるといった
被害を受けました。タッフルを昼に叩き起こして、「昨日は何の日か知って
いるだろう？」と訊くと彼はハッキリ答えました。「失敬な！承知！忘れる
わけがない！カノリンヌさんのお誕生日だ！」そして、カノリンヌに言った。
タ「で、何してほしいの？ モノ？愛？ それとも金かい？ お金なら
捨てるほど余ってんだ。捨てないけどね。フフフ。何でも言いなさい。」
カ「…じゃ、ゲーム。」
タ「ほうほう、なるほどね。ゲームときたか。そういや、ボクはDS持って
ないんだよね。カノリンヌさん、この辺でゲーム売っている所はどこ？」
カ「JR大阪駅前のヨドバシ。」
タ「ありがとう。」
え～、彼はそのまま帰られました。おそらく、年内にまた来る気なんでしょう。
そん時にカノリンヌとミワンコ（彼女も誕生日）のプレゼントを持ってくる
んでしょうな。ついでに私が彼に数年前に貸したDream TheaterのCDも返って
来るのでしょう。「友達に又貸ししているので手元にない」って言っていたCD
ですけど。がっついて生きている方、この程度でいーんじゃないでしょうか？
