『お見立て』
『ストレスの海』
~中入~
『崇徳院』
『愛犬チャッピー』
今回もワッハホールで行われた昇太師匠の独演会。
オープニングは、いつものごとく「携帯撲滅キャンペーン」のムービーが流れます。今回は極道編。舎弟役には、最近師匠のお話によく登場する弟弟子の柳好さん。なんとなく「立ってるだけで笑える」感が漂ってました(落語は面白くないそうですが)
『お見立て』の花魁、今回はちょっとオッチャンぽくて冒頭では花魁だという事が分かりませんでした。たぶん、極上の花魁とそうでない花魁の区別をつけると、ああいう風になるのではないかと。まぁ「お金のために結婚の約束をしたものの、相手が気持ち悪くて嫌だから私は死んだって事にしてくれ」なんていう姑息な花魁なので、オッチャンぽくて良いのかも知れません。今度は「紺屋高尾」をやって欲しいなー。このお噺の花魁を演る昇太師匠が見たい!内容も絶対合うと思うんだけどなー。
3席目の『崇徳院』は内容は知っていても、ちょっとしたドラマみたいに「これからどうなるんだろう?」とワクワクするんですよ。今回の独演会のテーマが何故か「病気」だという事で、このお噺は若旦那の恋煩いから始まる物語なのですが、次々と偶然が重なって結局はハッピーエンドとなります。「んなアホな!」って噺なんだけど、それがきっちりまとまってるので聴いててのめり込むんでしょう。これは大好きなお噺なので、聴けて良かったな~。
今日は何と、時間が余ったということで4席も演ってくれたのですよ(本来は3席)しかも、最後のおまけはあの「愛犬チャッピー」わー、生チャッピーが聞けて嬉しい~!!これもCDでしか聴いた事がなかったので「このシーン、どういう動きなんだろう?」と想像を膨らませていたのですが、やはり本物は面白かった。「この噺は、馬鹿馬鹿しいのに、やるのにすごい気合いが要るんですヨ」と師匠が言っていた意味が分かる。とてもアクティブでした。終演時間をおしての演目でしたが、これって開演時間が遅れたおわびも兼ねてたんじゃないのかなぁと、昇太贔屓の私は思ったりするわけです。
今回は新作、古典を織り交ぜたとても楽しい独演会でした。またモジモジする可愛い師匠が見れて良かった~。いつもの事ながら、すごくエネルギッシュで見てる方もパワーをもらった気がします。あー、もう今から次の独演会が楽しみでしょうがない。
Marty
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