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SIDEWALK TALK

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僕にできることは

2023-04-14 14:05:40 | 音楽
Letter前回の投稿「楽興の時」は字数が足りなかった。
(べつに誰からも制限されてないけど)
今回はそのスピンオフ的な記事を
文脈など考えずに気ままに綴ってみたい。


今回の演奏会には高校の同級生と同行した。
白髪頭のおっさんが二人並んでピアノを聴く構図は、
お世辞にもイカしてるとは言いがたい。
孫の応援にきてるじいさんコンビと映るだろう。


ヤツは市の教育行政の事務方トップで、
彼自身もバンドでフロントマンとして歌ったり、
ブラバンでサックスを吹いたりしてた。
僕などよりよほど音楽に造詣が深いのだ。


以前から「楽興の時」に行政支援できないかを問いかけていた。
前例主義が横行する地方行政で、
新たな補助金の扉をこじ開けるのは困難を極める。
それでもできることはあるはずだと、
僕は無責任にずっとヤツを責め立てている。


コンサート終了後、
一杯やろうと二人で街に繰りだした。
結局、その夜は8時間にわたって盃を交わした。
ここでは触れないが、
僕は彼にある二つの密命を授けた。
彼に、僕に、僕たちにできることがあるはずだ。

楽興の時

2023-04-11 15:18:50 | 音楽
Letterピアノコンサートなんて柄でもないのだけど、
地元のピアノ講師のグループが開催している
演奏会「楽興の時」に出かけてきた。


この「楽興の時」というイベントは単なる演奏会じゃなく、
室内楽セミナーの要素が多分に含まれている。
むしろセミナーの方がメインかもしれない。
NHK交響楽団の特別コンサートマスターが
3日間にわたり、小中学生に直接指導する。


それは音楽をやっている子供にとっては夢の時間にちがいない。
野球に例えるなら、
巨人軍の4番バッターが指導に訪れるようなものだろう。
音楽には疎いが、この数日間で、
子供たちの感性の扉が魔法のごとく広がるのだと思う。


特筆すべきは、このイベントが今回で5回目を数えること。
大分県という地理的条件を考えると、
関係者たちの努力は並大抵なものではない。
僕が力になれることなど少しもないけど、
なんとか継続してほしいと思っている。


今年で僕は3回目の鑑賞だった。
歳のせいなんだろうな。
部外者にもかかわらず、涙腺が崩壊しそうになった。