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SIDEWALK TALK

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BROTHERS

2013-04-30 10:16:58 | スポーツ
Mimatayama3ひさしぶりに登山に出かけた。
アタックしたのは九州本土最高峰、くじゅう中岳。
最高峰といっても、牧ノ戸登山口からわずか2時間ほどの道程だ。
サクサクッと登って、サクッと下山した。


今回の道連れは、いつもの JC の仲間に加えて、
めずらしく弟が同行した。
ガキのころは亡父に連れられてよく一緒に登ってたけど、
弟と山行するのは6~7年ぶりだろうか?


僕らの登山の楽しみは、山歩きに加えて、盃を交わすこと。
山で飲むお酒は格別だ。
昼食(おつまみ)は焼き肉と決まってる。
一見たいへんなようだけど、ただ焼くだけだから一番楽ちんなのである。


そして下山後は、温泉で山の垢を落とし、地元に戻って反省会という名の飲み会。
今回は、4時前には居酒屋さんに入店していた。
そこで、また飲んだくれるというわけだ。


山での食事のときも、下山後の居酒屋さんでも、
僕と弟の思い出話がネタになった。
僕が5歳年長ということもあって、兄弟喧嘩をほとんどしたことがない。
こう言うと僕が大人の対応をしてきたようだけど、弟の思い出話を改めてきくと、
弟の方が傍若無人な兄のわがままを我慢してたということを再認識。
弟とは辛いものである。


弟は仕事上も僕の片腕で、共通の友だちもたくさんいる。
読書や音楽の趣味も(これは僕の影響もあるんだろうけど)かなりちかい。
何やかんやいっても、オッサンになっても弟と遊べるというのはいいものだと思う。


バイプレイヤー

2013-04-28 14:07:49 | テレビ番組
Akiji_kobayashi今朝みた『ウルトラセブン』第47話「あなたはだぁれ?」に、
小林昭二さんがキャスティングされていた。
小林さんは、『ウルトラマン』では科特隊のムラマツキャップを演じ、
『仮面ライダー』では“おやっさん”立花藤兵衛役で活躍した。
僕ら世代では、極めて重要なバイプレイヤーだった。
僕は知らなかったが、
ジョン・ウェインの吹き替え声優としても活躍したらしい。


バイプレイヤーといえば、お気に入りの役者さんが2人いる。
クリフ・カーティスとデヴィッド・モースだ。
両人ともFBIやCIAのエージェントを演っても絵になるし、
テロリストなどの敵役としても雰囲気がある。


Cliff_curtisクリフ・カーティスはニュージーランドのマオリ族出身らしいが、
僕はずっとアラブ系の人だと思ってた。
実際にそういう役が多かったし、
エージェント役にしろテロリスト役にしろ、
アラブ人故の世間からの不条理や信仰と任務の狭間に揺れる心情を
見事に演じてきた。
アラブ人と勘違いしていたのは、僕だけじゃないだろう。


彼の出演作で僕がとくに印象に残っているのは、
『トレーニング デイ』『コラテラル・ダメージ』『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』の3作。
彼なしでは、これらの作品は成立しなかったと思う。
こういう微妙な役どころを演じられる役者さんはホントに少ない。
名バイプレイヤーの面目躍如だ。


David_morseもう一人の名バイプレイヤー、
デヴィッド・モースはアメリカそのもののような演技をする。
たたき上げの優秀な捜査官も
汚職に塗れた腐敗警官もそつなくこなすし、
アート系のヨーロッパ映画でも存在感を発揮している。


『ディスタービア』での殺人鬼役はマジで恐かったし、
『16ブロック』での汚職警官もはまり役だったし、
『ハート・ロッカー』では脇役過ぎる脇役軍人を好演していた。


このエントリーを書くに当たって、
「バイプレイヤー」という単語について調べてみた。
僕らが脇役に対して使っている「バイプレーヤー(byplayer)」は実は和製英語で、
英語では「supporting player」が正しいらしい。
何にせよ、こういう名バイプレイヤーがいるからこそ、
僕らのシネマライフはより豊かになるのである。

後生大事

2013-04-24 12:52:00 | ニュース
Hinomaru憲法改正について、僕は賛成。
ことさらに9条のことを考えているわけじゃない。
未来永劫変わらない、絶対に変えてはいけない
という、凝り固まった考えはどうかな?


現憲法が公布されて、約70年もの歳月が流れた。
大戦直後と現在では、僕ら国民の価値観や生活様式、
地球環境や国際情勢、とりわけわが国を取り囲む Far East の情勢は激変している。
基本法が国体の根幹であればあるほど、常に時代に即したものであるべきだ。


僕がもっとも危惧しているのは、
際どい解釈によって今の時代に合うように運用していること。
僕はまったくの門外漢だが、その筋の人に言わせると、
明治憲法も優れた近代的な基本法だったらしい。
それを軍部が、歪んだ憲法解釈によって統帥権を際立たせ、
帷幄上奏権という魔法の杖を発明した。
このことが十五年戦争という大禍を招く主原因となった。


9条の矛盾が際立っているけど、
微に入り細に入り、数多くの制度疲労を起こしているにちがいない。
現憲法を普遍のものとして後生大事にしていると、
そのうち取り返しのつかないことが起こってしまうような気がしてならない。


詩人の恋

2013-04-18 13:20:36 | 佐野元春
Zooey_landscape佐野元春の最新作『ZOOEY』アルバムに
「詩人の恋」というタイトルの美しいバラードが収録されている。
僕は最初、このタイトルを目にしたとき、
シューマンがハイネの詩に曲をつけた連作歌曲を思い浮かべた。
けれど、実際に聴いてみると、
ジョン・レノンの「Grow Old with Me」が脳裏をかすめた。


ジョンの「Grow Old with Me」は、ふたりの未来について歌われている。
それに比べて「詩人の恋」は、曲調はどことなく似ているものの、遙かに切ない。
もしかしたら「詩人の恋」は、失った、
あるいは亡くなった恋人へのラヴソングなんじゃないだろうか?
だからか?「私たちはずっと供にいる」というラインが切なく胸に突き刺さる。


佐野さんは、以前、実体験を生のまま曲に反映させることはしないと語っていた。
ソングライティングの衝動は社会や身の回りに起こった事象が動機になるが、
リリックの内容はあくまでもフィクションだと強調していた。
けれど「詩人の恋」は、数少ない例外のひとつのような気がしてならない。


私事だが、僕は20代のころに恋人を病気で亡くした。
このバラードを聴く度に彼女のことが切なく胸をよぎる。
この楽曲の、佐野さんの、もの悲しくもどこか意志の力にあふれたヴォーカル。
この歌声に心が激しくシェイクさせられるのは、
そうとでも理屈づけないととても説明がつかない。

科挙と宦官

2013-04-13 14:21:59 | 国際・政治
浅田次郎の中国近代史シリーズとでも言えばいいのかな?
最近、以下の本を読み漁っている。

マンチュリアン・リポート (講談社文庫) マンチュリアン・リポート (講談社文庫)

 浅田 次郎
 価格:¥ 660(税込)
 発売日:2013-04-12


「蒼穹の昴」
「珍姫の井戸」
「中原の虹」
「マンチュリアン・リポート」

いずれも清代の中国を舞台とした歴史小説である。
僕は中国の近代史に暗いから、フィクションということを念頭に置きつつも、
新たな発見に驚きを感じながら読み進んでいる。


本のレヴューは他に譲るとして、以前から不思議に思ってたことがある。
これらの小説には、当然ながら科挙の制度や宦官が登場する。
日本は、遙かな古代、律令制や鎮護仏教等、
中国の制度をことごとくコピーするかのように導入した。
なのに中国の代表的な制度、科挙と宦官はどうして採用しなかったのか?
ということについてだ。


中国は当時の東アジア世界の中心で、日本にとっては世界の大半といってもよかった。
中国に朝貢物をささげて通交し、文化的にすぐれた国と印象づけることは、
重要な外交課題だった。
当時の遣隋使(遣唐使)や留学僧にとって、科挙や宦官が奇習であればあるほど、
先進的で魅力的な制度にみえたはずである。
が、導入しなかった。


もちろん、導入しなかったことは大正解だった。
正確には、平安時代に科挙が採用された時期がわずかにあったらしい。
が、何の理由か、すぐに廃れ、また政治的にもほとんど影響を残さなかった。


この悪習の本質を見抜く目を、
歴代の日本の為政者は持ち合わせていたということなのか?
このあたりの機微を簡潔にまとめた本があればと思ってるのだけど、
未だ巡り逢えていない。


進撃の巨人

2013-04-10 16:41:51 | アニメ・コミック・ゲーム
Shingekinokyojin巨人が強い!
開幕からの連勝がストップしたとはいえ、
早くもぶっちぎり優勝の様相を呈している。
投打のバランスがよく、横綱相撲で驀進している。
お陰で僕は、毎日気分がいい。


そんな折、iGoogle の急上昇ワードに「進撃の巨人」がランクインしていた。
僕は強すぎる読売巨人軍が話題になってるのかと独り合点してたんだけど、
これはオッサン故の勘違いだったようだ。
「進撃の巨人」は人気漫画(アニメ)で、この度めでたく映画化が決定。
それで話題になっていたようなのだ。


ストーリーや内容はまったく知らないけど、
むろんジャイアンツの快進撃を描いた野球漫画じゃないだろう。
とにかく若いヤツらの間では、すごい人気のある作品なんだろうな。


僕がガキのころ、「ガンダム」「マクロス」「エヴァ」などは
当時のオッサンたちの知るところではなかった。
僕は大人になった..... てことなんだろうな。


金庫破り

2013-04-07 14:14:29 | うんちく・小ネタ
Safeきのう、雨にもかかわらず、会社のお花見を敢行した。
もっとも屋外じゃなくて、工場内の休憩室だったのだけど。
ま、皆さん、喜んでいただけたようなので、よかったかな。


お花見には弟の愛娘、つまり姪っ子2人も参加してくれた。
そして、あるアクシデント(インシデント)が起こった。
休憩室には、金庫とも呼べないような簡易なダイヤル付ロッカーがある。
実際、さして重要なものは収納してなかった。
お姉ちゃんの方が、若さ故の好奇心で、ダイヤルを回してしまったのだ。


何十年も金庫として使用してなかったから、その解錠番号を知る由もない。
かといって、金属(鉄?)製のそれは簡単に破壊できそうもなかった。
まぁ、大したものは入ってなかったんだけど、
解錠費用はいかばかりだろうと少し気が重かった。


今朝、スマホに弟から連絡が入り、例の休憩室にきてほしいとのこと。
駆けつけてみると、弟と長女(姪っ子)がいた。
弟は責任を感じてたのか、ダイヤルをいじくって力業で金庫を破っていた。


弟は桐箱職人として超 A 級の技術があると僕は畏敬の念を抱いているんだけど、
そっち方面の能力にも長けてるんだろうか?
本人は馬鹿力が功を奏したと謙遜していたけど、それだけじゃないと思う。
もちろん解錠知識など皆無だろうけど、
職人としての感性がこの奇跡を起こしたんじゃないかな?


Toast & Milk

2013-04-04 12:54:44 | うんちく・小ネタ
Toast僕の毎日のランチは、何の変哲もない。
食パンと牛乳、ウィークデイはいつもこれだ。
べつに深い理由はない。
昼に満腹になると、午後からの労働意欲が低下するし、
睡魔も襲ってくる。


もし「趣味」の定義を「一番おカネと時間をかけるもの」とするなら、
僕の場合、「晩飯」がそれに当たる。
僕には「 Hunger is the best sauce 」という信念めいたものがあって、
その趣味の「晩飯」をできるだけ空腹状態で迎えたいから、
お昼の満腹感は百害あって一利なしなのである。


通常はプレーンなトーストにマーガリンを塗るだけだけど、
ときにはジャムを塗ったり、ピザトーストにしたり、ハチミツをかけたり、
ちょっとアレンジすることもある。


きょうは、トーストサンドにしてみた。
といっても、昨夜の残り物のサラダとハムをぶっ込んだだけ。
ポイントは、大量のマヨネーズと和辛子。
たったこれだけでスゴい贅沢感に包まれて、幸せな気分になった。
ま、単純な男です...


春宵一刻値千金

2013-04-01 13:13:15 | うんちく・小ネタ
Cherry2春宵一刻値千金

蘇軾の「春夜」という漢詩の第1句。
能(謡曲)の何かの演目にこのフレーズがあって
僕の記憶に刷り込まれているけど、2句目以降は覚えてない。
要するに、春の夜は何事にも代えがたい値打ちがある、
というほどの意味だろうか?


春だというのに、気が晴れない。
大チョンボをしでかしたせいだ。
先週末から心の中にモヤモヤ感が常駐している。


世間的には新年度スタートの日なんだけど、
ウチの会社は2月決算だから特別な変化はない。
けど、周りが仕切り直し的な気分になってるのなら、
この際、便乗させてもらおうと思う。


蘇軾のいうように「春の夜」がそれほど素晴らしいものなら、
気持ちをリセットして、僕も春宵を満喫しよう。
そのためにも、仕事をがんばらなきゃな。


新年度早々、愚痴っぽくなってしまった。
反省・・・