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コンプリケイション・シェイクダウン

2005-11-25 09:00:00 | アート・文化
『LOCOTAN SELECTION』(佐野元春編)の自作ライナーノーツ第8弾。
今回は、日本ではじめてのヒップポップ・ナンバー、
「コンプリケイション・シェイクダウン」


complication_shakedown日本ポップミュージック史上、初のヒップホップ、
またはラップいわれてるナンバー。
20年以上もまえに、ヒップホップに挑戦した佐野さんに敬意を表したい。


アルバム『SOMEDAY』の大成功ののち、
ニューヨークに1年間滞在してリリースされた。
1年以上新作の発表をまたされていた当時のファンたちは、
この曲を聴いて、正直ガッカリした。
それまでのシンフォニックなの70年代スタイルのR&Rを期待していたのに、
聴いたことのないワケのわからないサウンドに戸惑ったからだろう。
まだ、日本にはヒップホップやラップといった言葉すらなかった時代です。





コンプリケイション・シェイクダウン - Complication Shakedown -
アルバム『VISITORS』収録 (1984年5月発売)


アルバム『VISITORS』のオープニング・ナンバー。
1983年4月、佐野元春は単身ニューヨークにむかった。
当時のニューヨークでは、ヒップホップ・カルチャーのムーヴメントの
大きなうねりが生まれつつあった。
佐野さんはその真っ只中に身を置き、
ヒップホップ・カルチャーを“異邦人”の立場で、
非常ににジャーナリスティックに捉えた傑作アルバム『VISITORS』をつくり上げた。


オリコンで1位を記録したアルバム『VISITORS』は、
当時の音楽業界に大きな衝撃を与えた。
これは日本人ミュージシャン初のヒップホップ(ラップ)といわれており、
現在の国内ラップミュージシャンからも、大いにリスペクトを受けている。

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