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SIDEWALK TALK

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国のための準備

2012-11-17 09:42:25 | ニュース
Nodasori解散の瞬間、野田首相は身じろぎひとつしなかった。
隣席の官房長官が「慣例だから」と万歳を促したそうだが、首相は
「480人の首を切るのはつらい。こんな決断、今までしたことがない」
と語ったという。
「解散詔書に副署するときが一番いろいろ胸に迫ってきた」
とも漏らしたといい、民主党首相としての初の解散権の行使は、
本人的には相当沈痛だったようだ。


何だそりゃ、なにセンチになってるんだ。
「副署するとき」って、じゃあ解散詔書のメインの署名人の御心はどうだと思ってるんだ。


解散権は内閣総理大臣の専権事項である、とよくいわれる。
実質的にはそうだろう。
しかし最近の国会の惨状をみれば、屁理屈もこねたくなる。


憲法論は専門じゃないし、紙数も必要で煩雑になるから端折るが、
衆議院解散は天皇の国事行為と憲法7条に明記されている。
つまり、決めるのは総理でも、最終執行者は天皇陛下なのだ。
陛下は無論、政治には一切介入なさらない。
陛下のご心情を慮るなど不敬なことだけど、
この国事行為をおこなった陛下のご心痛はいかばかりだっただろう。


ともかく選挙になった。
正直、ちょっと(かなり)白けてる自分がいる。
この1ヶ月、空回りのフィーバーを見せつけられるのはウンザリだけど、
無関心が一番の悪だと自分に言いきかせて自分の1票を投じたい。


国のための準備はもうできてるかい?