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SIDEWALK TALK

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羊の皮を被った狼

2007-10-26 12:50:16 | スポーツ
Gtrきょうから開催される東京モーターショー2007で、
ついに「 NISSAN GT-R 」がベールを脱ぐ。
GT-R という車は、僕ら世代から上の男子(オッサン)にとって、特別なマシンだ。


僕の少年時代、スーパーカー・ブームがあった。
ランボルギーニやフェラーリ、ポルシェなど、
日本車が足もとにも及ばないポテンシャルと男心を鷲づかみするフォルムに、
僕らは夢中になった。
日本車のことなど、バカにしていた。


そんなとき、国内公認レース49連勝という驚愕の記録を打ち立てた国産怪物マシンが登場した。
そう、スカイライン GT-R だ。
「日本車だってスーパーカーと互角に渡り合える」
そんな勇気を J-BOY たちに与えてくれた。


今回の東京モーターショーでは、時代の必然から、各社がエコカーに力を注いでいる。
そんな中、時流を無視するかのように、GT-R を発表したゴーン社長の英断に敬意を表したい。


ゴーン社長は、今回の GT-R を「スーパーカー」と言い切っている。
480馬力という最高出力やスタートから3・6秒で時速100キロに達する加速性能は、
いずれも市販車で最高水準。
実際にアウトバーンで、時速310キロを楽々と叩きだしたそうだ。
「なぜ今、わざわざスーパーカーを発売するのか?」、というプレスからの問いに、
ゴーン社長は、「GT-R は、私たちの情熱の証だからだ」、と答えている。


今回の GT-R が従来モデルと決定的に違っているのは、
その性能もさることながら海外市場に打ってでることだ。
スカイラインの血統を受け継ぎながらも、車名に「スカイライン」じゃなく「 NISSAN 」を冠したのは、
日産ブランドを世界的にさらなる高みに引き上げたいという狙いだろう。


気になる価格は、777万~834万円。
これを高いとみるか安いとみるかは個人の見解だろうけど、
このマシンなら数千万円のスーパーカーをぶっちぎることも可能だろう。


かつてのスカイライン GT-R は、「羊の皮を被った狼」と呼ばれていた。
今回の GT-R のフォルムは、羊のようなか弱さを微塵も感じさせない、
まさに野生の狼そのもの。
それでも伝統の丸型テールランプを継承しているリア・スタイルは、
僕らにノスタルジー以上の何ごとかを感じさせてくれる。
やっぱり、GT-R はカッコイイ!






ところで、ここんとこ世間をお騒がせ中の亀田問題。


僕なりに、このブログは楽しく運営していくことを心がけていて、
無用な中傷や批判めいたことはできるだけエントリーしないようにしてきた。
だから、一連の亀田問題にもコメントを差し控えてきた。
でも、腹に据えかねたんで、ひと言いいたい。


きょう、長男 興毅くんが、亀田家を代表して、謝罪会見をおこなった。
いろんな意見があると思うけど(ボクシングのことはおいといて)、
きょうの彼は、20歳という年齢を鑑みるまでもなく、長兄としての責務を果たしたと思う。
しかし、問題は亀父。
悪の元凶ともいえる史郎氏は、甲羅に閉じこもったきりで、尻ぬぐいを息子に押しつけた。


あのオヤジは、「狼の皮を被った仔羊」だ!