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SIDEWALK TALK

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松股孝先生

2005-02-05 08:00:00 | 本と雑誌
kenkohyakuwa3年ほど前だったか、中津経済クラブの例会で、
中津市民病院の松股孝院長の講話を拝聴する僥倖をえた。
インフォームド・コンセントなんて小難しく大上段にかまえず、
医者は患者を安心させる話術を身につけなくてはいけない接客業だ
と、おっしゃっておられた。
もちろん健康維持についての内容もあり、
非常に新鮮な印象で医療というものを見直す機会となった。


そのご縁で、2003年のJC理事長時代、
松股先生にぜひ例会で講話を、とオファーしたところ、
ご快諾をいただき、すばらしいご講演をしていただいた。


それ以来、僕からは季節の便りをさし上げる程度のおつき合いなんだけど、
松股先生は何かにつけ気にかけていただき、
ご自身の著書を頂戴したこともある。


昨年は、『モンゴルとなかつ』という著書をいただいた。
先生はモンゴルの医療事情にもご精通されていて、
幾度となくかの地を訪問されておられる。
失礼ないい方かもしれないが、
医療書(医学書)というより、人生感に影響を与える心に沁みる好著で、
これまた、さまざまな示唆が散りばめられていた。


そして今回、『健康百話~病気をほめる技術~』という著書を頂戴した。
文字どおり、病気に関する100のコラムをあつめた短編集で、
病気のことを書いているのに、
本全体になんとなくユーモラスな雰囲気が醸しだされているのは、
文章表現能力というより、先生のお人柄なんだろうな。


JCや他の活動をつうじて、
ビジネスや私生活では遇うことができない、
さまざまな人と思わぬ知己を得ることがある。
その場、そのときだけじゃなく、その後のおつき合いが大切ということを、
松股先生との出逢いは改めて感じさせてくれた。