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SIDEWALK TALK

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余燼

2018-10-19 10:41:18 | 日記・エッセイ・コラム
同窓のつどい2018先月末、高校の全体同窓会。
今年、僕らの学年が一生に一度巡ってくる当番回生だった。
約1年にわたって、月1~2回の会合を重ね、準備してきた。
ありきたりな表現だけど、アッという間だったかな?


当日は、80人ほどの同級生が集結してくれた。
この1年、毎月、顔をつきあわせてたヤツ。
30年ぶりに再会した女の子。
高校時代、話したこともなかった同級生。
この歳になるとそんな関係性はどうでもよく、
同学年というだけで楽しい雰囲気になった。


同窓会の評価はそれぞれの参加者に委ねるとして、
僕らは勝手に自画自賛してる。
とはいえ、まだ残務がある。
決算やら、引き継ぎやら、お礼まわりやら・・・


普通こういうのはめんどくさいものなんだけど、
同窓会の余燼みたいなものがくすぶってて、
みんな生き生きと(想像だけど)遂行してるようだ。


来月、打ち上げ。
お正月には新春同窓会。
年寄りの冷や水といわれようが、
真っ白な灰になるまで Carry on!


つきあってはなかったらしい

2018-10-16 15:25:29 | 日記・エッセイ・コラム
Coastline言うまでもないが、善意で運用すれば、
SNSは便利で快適なツールである。
とりわけLINEは、会話という点では
他のSNSツールより長じていると思う。


1年ほど前、ひょんなことから
幼なじみの女の子とLINEで繋がった。
彼女は、ティーンエイジャーのころから、容姿端麗、雲心月性。
まさに才色兼備で、僕らのマドンナ的存在だった。
僕ごとき凡夫の手が届くような女性ではなかった。


意外にも、20代のころ、身のほど知らずなことに、
何度も彼女を誘いだしてたようだ。
LINEのやりとりで、彼女がいろんな思い出話を伝えてくれる。
もちろん覚えてる思い出もあるんだけど、けっこう忘れてた。


そのデートや会食の回数は存外多く、
数年にわたり、あっちこっち出かけてたようだ。
たくさんのオモシロいエピソードも
彼女は覚えていてくれた。


あれ?これって、もしかしたら、つきあってたのかな?
今さらなんだけど、意を決して、彼女に尋ねてみた。
彼女は、にべもなく速攻でレスポンスをくれた。
やはり、つきあってはなかったらしい・・・(T_T)

立秋

2018-08-07 08:47:14 | 日記・エッセイ・コラム
Letterここ数年、猛暑の夏が続いてるんだけど、
とりわけ今年は「殺人的な猛暑」といっていい。
実際、毎日のように熱中症による死亡事故が起こっている。
海外メディアでも、東京(日本)のあまりの暑さに驚いて、
「Killer Heatwave」や「Deadly Heat Waves」と報道されている。


8月7日。立秋とのこと。
そんな旧暦をあざ笑うかのように、今日もめちゃ暑い。
しかし、日本の美習慣によると、立秋を過ぎれば残暑と呼ぶらしい。
この酷暑は、もうすでに残暑なのだ。


この残暑をどうしのぐか?
ハッキリ言おう、我慢しかない。
酷暑の分だけ夜のビールがうまいと開き直って、
「Until the Night」と念じながら、炎天下の日々を過ごす。


さらに冷えたビールにくわえて、
飲み相手が別嬪さんだったりすると、なおいい。
もっとも季節や暑さに関係なく、
美人と飲むビールはやたらとうまいのだ!
暑気払いは美人とビール。これに勝るものはない。

釣果

2018-05-29 11:57:11 | 日記・エッセイ・コラム
Coastlineオフクロが腰椎の圧迫骨折で入院したのは
去年のクリスマス前後だったから、
かれこれ半年ちかくになる。
骨折の方は完治してるんだけど、
1ヶ月ほど寝たきりだったから、
歩くことがおぼつかなくなってしまった。


骨折なんだけど、整形外科じゃなく、
神経内科にお世話になっている。
もともとパーキンソン病を患ってたから、
そっちの治療とリハビリも兼ねて入院させていただいた。
以来、骨折完治後も、そのまま面倒をかけているというわけだ。


ありがたいことに、友だちがお見舞いにきていただいている。
それも、かなりの頻度で、かなりの人数が。
病院食に飽きてるんだろう、食べたいものをあれこれ言うらしい。
優しい友人たちは、その都度、オフクロのリクエストに応えてくれている。
感謝しかない。


しかし、その結果、冷蔵庫のない病室に、
手作り惣菜や賞味期限切れのスイーツが大量に鎮座ましましている。
そう、高齢だし、もともと食が細いから、
食べたがるわりには、さほど食べてないのである。


看護婦さんたちが配慮してくれて、
ナースステーションの冷蔵庫に保管していただいているようだ。
しかし、それにも限界があり、やんわりと改善を促してくる。


僕はお見舞いと称してそのスイーツたちをかっさらい、
会社に戻って、事務所スタッフに配っている。
事務所では、密かに「今日の釣果」と呼んでいるらしい。

くすぐったい青い春

2018-04-17 11:31:04 | 日記・エッセイ・コラム
Coastlineちょいとした訳ありで、
斉藤和義の『ARE YOU READY?』というアルバムを買った。
斉藤作品を手にしたのは初めてなんだけど、
年齢もちかいし、
好きなミュージシャンも似通ってるようだから、
すんなり耳に入ってきた。


アルバムの中に「ずっと好きだった」という曲がある。
同窓会です!この曲は。
昨秋以来、同級生との交流が密になっているから、
この腐敗しきったオッサンの心にもグイグイ響く。


30年ぶりに再会した友だち。
未だSNSだけでしか連絡とれてない女の子。
くすぐったい青い春が蘇ります。
しかも、なぜか?あのころよりもくすぐったい。


この秋に同窓会がある。
ホント楽しみや!

♪今夜みんな帰ったら もう一杯どう? 二人だけで♪

#母とランチ

2018-04-04 15:24:06 | 日記・エッセイ・コラム
Coastlineいつのころからだろう?
「ママ」と呼んでいたオフクロのことを
長兄の僕は「おかあさん」と呼び、
すぐ下の妹は「かあさん」と呼び、
末っ子の弟は「かあちゃんと」呼ぶ。
そのオフクロは、昨年末から入院中である。


看護師さんたちは口には出さないけど、
察するに院内では問題児のようだ。
やたら家に帰りたがるし、
病院食にケチをつけて、残しまくってるようだ。


僕や弟が面会にいって諭すんだけど、
認知症もどきだから、なかなか理解してくれない。
担当医と相談して、ストレス解消の苦肉の策として、
時たま連れだすことにした。


で、明日、外出させてもらい、
美容室で髪をセットしてもらい、
その後、ランチに出かけることにした。


「何が食べたい?」と訊くと、
「鰻がいい」と即答した。
ん?そんな鰻好きだったっけ?


ともかく、しばらく退院はおぼつかないから、
週一ペースでオフクロとランチするハメになりそう。
やたら高価なものばっかり食べたがるのには閉口するが、
オフクロにかこつけて、僕も贅沢ランチを満喫しようと思う。

藍色の手紙

2018-03-09 09:36:22 | 日記・エッセイ・コラム
Coastline不意に手紙が届いた。
宛先の文字は見たことがあるような筆跡なのだけど、
差出人は見知らぬ女性の名前が書かれていた。
いぶかしみながら封を開けると、
知己の老婦人の逝去の報がしたためられていた。
差出人は、旅立たれたご婦人の娘さんだった。


僕は、23年の間、毎年4月20日に、
このご婦人に花を贈りつづけてきた。
いつも懇切丁寧なお礼状をいただいていたのだけど、
ここ一両年は便りが途絶えていたから、ご体調を危惧していた。


「人間は二度死ぬ」という。
肉体が滅びたときと、みんなに忘れ去られたとき。
このご婦人と僕は、ある人の二度目の死がこないように、
その人のことを忘れないようにずっと過ごしてきた。


手紙のどこか懐かしい藍色の文字は、
その人のお姉さまだったから筆蹟が似ていたんだろう。
鬼籍に入られたこのご婦人も、これから僕の中で生き続ける。

初午お接待

2016-02-05 14:33:19 | 日記・エッセイ・コラム
Fushimi_inari弊社では、初代社長(おじいちゃん)が伏見稲荷に勧進し、
分祀していただいた、小さな神棚を祀っている。
もちろん商売繁盛を祈念してのもので、
毎年、初午には神事を執りおこなっていた。


例年、ずいぶん長い間、
前会長(亡父)の同級生の僧侶に祈祷していただいていた。
親父は12年まえに鬼籍に入り、
その僧侶も高齢とご病気で、数年前には代理がお見えになった。
ということで、それ以来、会社での神事はおこなわず、
その代わり専務が伏見に赴き、ご祈祷をしていただいている。


世間並みなのか、ウチだけの風習なのかわからないが、
初午のお接待に赤飯と桜餅とよもぎ餅の詰め合わせを配っている。
基本は社員さんにあげるのだけど、
偶然この日に来社した取引先にももらってもらう。


祝詞は中止したけど、お接待は継続している。
今年の初午は2月6日、明日らしい。
明日は土曜日だから、1日フライングして、
今日お接待を配った。


商売繁盛を神頼みするのは経営者として情けないかぎりだけど、
やめるのも何か縁起悪い気がするし...
ま、藁にもすがる思いです(汗)

素敵なことはまだ訪れちゃいない

2015-01-01 07:59:11 | 日記・エッセイ・コラム
Letter「初夢」の定義には諸説あるらしいけど、
元日の朝にみる夢をそれとすると、
今年は奇妙な初夢をみたことになる。
もう20年以上も会っていない
大学の先輩女子と同期女子が登場した。


僕はその先輩に借金(1万5千円)をしていて、
居酒屋さんの玄関先で待ち合わせをして、返済する。
それを同期女子3人に目撃される。


そんな夢だった。
なんの暗示かは皆目見当がつかないが、
懐かしい人たちに会えたのは、
夢とはいえ、うれしい気分になった。
ま、いい初夢だったと思いたい。


僕は、年越しそばもお雑煮も食べないし、
初詣にもろくにいかない。
正月らしいことはほとんどしないのだけど、
ここ数年、元日に必ずおこなうルーティンがある。


起き抜けに朝風呂に入って、
新しいシャツとトランクスを身にまとう。
何かの験を担いでるわけじゃない。
ただ何となく続けている。


もうひとつの習慣はブログを更新すること。
その年の自分自身のテーマというか、
行動規範みたいなものを備忘録代わりに書いている。


素敵なことはまだ訪れちゃいない


2015年はこれに決めた。
今年、年齢がついに大台に乗る。
そろそろ人生の着地点を考えなきゃいけない年齢なんだけど、
敢えて青臭いテーマにした。


世の中がどんどん世知辛くなってる。
でも、希望をもってポジティヴに過ごしていこうと思う。
今年もよろしくお願いします!

玩物喪志

2014-05-22 14:24:00 | 日記・エッセイ・コラム
僕は、無趣味人間の部類に属するんだろうな。
「読書」や「音楽鑑賞」などという娯楽は文明国に暮らしてれば誰でもするものだし、
「登山」や「トレッキング」もやるっちゃやるけど、数ヶ月に1度しか山行しない。


もし「趣味」の定義を「もっとも時間とおカネを使うもの」とするならば、
僕の場合、「晩飯」 or 「飲酒」ということになる。
何にしても、ほめられた趣味じゃない。


無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫) 無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)

 村上 龍
 価格:¥ 480(税込)
 発売日:2011-04-12



そもそも物事への執着が薄い質だから、
何かにのめり込むという好ましいビヘイビアが欠落してるんだよな。
けど反面、これでいいのだ!とも思ってる。


古代中国人が、詩人の魂を枯らしてしまう最大の病毒は「玩物」であるといった。
「玩物喪志」という。
骨董に淫するようになれば、作家魂がなくなるということだ。
もちろん、作家にかぎらない。また、骨董にかぎらない。


どの職業人でも「玩物」しはじめると、ろくなことにならないのである。
もっとも僕の場合、「玩物」する時間もカネもないのが実情なんだけど...