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SIDEWALK TALK

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政権交代

2005-02-19 08:00:00 | 国際・政治
big_ben「健全な国家には、政権交代が必要不可欠だ」なんて、今さら声にだすのも恥ずかしいくらい、当たり前のことですよね。政権交代がない国家というのは、一党独裁の社会主義国や独裁者や軍部が牛耳ってる国しか、現在の地球にはありません。

で、わが日本はどうかいうと、いわゆる55年体制が(実質的に)現在もつづいていて、1993~1994年の細川護煕首相と羽田孜首相時代の1年足らずしか政権交代がおこなわれていないという、信じがたい状況です。

べつに僕は、民主党支持者じゃないし、反自民の立場でもありません。でも、政権交代という緊張感がある政治というものをつよく望んでるんです。
現時点では、自民党が日本で1番ポテンシャルのたかい政党ということは認めますが、国家100年の計、いや、ほんの数年先の日本のためにも、政権交代があってほしいですね。

こんなのを無党派層(この単語もキライ)っていうんでしょうか?
僕自身は、今のところ、選挙には必ずいって、政党じゃなく、人物や政策で選んで投票してます。





得意気な顔したこの国のリーダー
シナリオのチェックに忙しい
ユーモアもない
真実もない
フェイクしたスマイルはとても淋しい
フェイクしたスタイルはとても淋しい

  
[ extracts from “99 Blues” by Motoharu Sano ]
  


金美齢さん

2005-02-07 08:00:00 | 国際・政治
kin_bireiきょう2月7日は、台湾総統府国策顧問の金美齢(きんびれい)さんのお誕生日です。

金美齢さんの講演やパネルディスカッションを JC (青年会議所)の京都会議や九州沖縄青年サミットなどで数回拝聴したことがあるんですが、日本人以上に日本を憂い、そして日本を愛している金美齢さんに、感動をおぼえました。
僕の幸運は、JC の理事長だった2003年、金美齢さんに中津 JC の例会でのご講演をご依頼したところ、ご快諾いただき、以来、現在もおつき合いをさせていただいていることです。

以前、東京の金美齢事務所にお伺いする際に、金美齢さんのふるさと台湾について多少なりとも理解しておこうと思い、付け焼き刃的に勉強したんですが、知れば知るほど、日本と台湾はもう少し緊密にならなきゃいけないと、つよく思いました。
くどくどとは書きませんが、かつて植民地支配されていた台湾の人びとが、日本にたいして感謝の念すらもっている(マジョリティという意味で)ことに驚かされます。現に、前総統の李登輝さんも、戦前の日本人として京都大学に通っていたし、学徒動員で日本の軍隊に編入されていたこともあるんです。李登輝さんは、この経験に恨み節をいったことはなく、むしろ貴重な経験だったと思っておられる形跡さえあります。
泥棒の論理といわれればそれまでですが、台湾にたいする日本の統治は、懇切丁寧なものだったと思います。

金美齢さんに台湾の応援団になると約束しておきながら、なにもできない僕ですが、皆さんも台湾についての理解をふかめてくださいね!





M's LINK

台湾(中華民国)について
中津 JC 創立50周年記念誌 特別対談 『ニッポン』
台湾の応援団になろう!!
  


敗戦60年

2005-01-19 11:00:00 | 国際・政治
genbakudome今年は、第2次世界大戦(太平洋戦争)終結60周年にあたる。
  
「戦争は悪だ!」
てなことは、どんな宗教を信奉しているひとでも、どんなイデオロギーをもっているひとでも、赤ん坊でもわかる原理原則。
だから、ここでは(太平洋)戦争の功罪については触れない。
 
太平洋戦争終結の大きなファクターのひとつに、
広島・長崎への原子爆弾の投下という、人類で日本しか経験していない悲劇があった。
  
話がそれるようだが、
インドネシア・スマトラ島沖地震とインド洋大津波による被害者(死者数)が18万人をこえていて、人類未曾有の災害なんていわれてるが、
広島の原爆投下直後の死者数は14万人、長崎は8万人とされている。
先般の津波のように数ヵ国にまたがる広い地域じゃなく、ほんの狭い一都市の話だ。
しかも投下直後ということだから、その後60年間の直接的・間接的な死者数は、とんでもない数字になるにちがいない。
  
災害と戦争の死者数を比較すること自体、不謹慎なことかもしれない。
しかし、核爆弾というものがどれだけ悪魔の兵器か、ということを認識する一助にはなると思う。
 
今年8月15日に敗戦60年をむかえるわけだが、
唯一の核被爆国として、現実的で実効性のある国家意志を示してほしいと思う。





平和主義者にからまれて
悲観論者におどされて
何々イズムはもう、No No No…


[ extracts from “Message” by Motoharu Sano ]
  


タカ派じゃないし、プロレタリア世代でもない

2005-01-14 09:00:00 | 国際・政治
samawa先日、自称右翼(もちろんジョークです)と称する後輩 カツノリくんと酒を飲みました。
「右翼=軍事」という構図は単純すぎるのはわかっているけど、内閣官房の準備チームによる自衛隊の海外派遣恒久法案の骨子ができあがったことについての感想。

今般、政府による自衛隊の海外派遣恒久法案骨子なるものが明らかになった。この恒久法は報道によると、おおよそ以下のような内容みたいだ。

国連決議がない多国籍軍への後方支援のための派遣を可能にする。これまで認めていなかった軽度の治安維持活動や警護任務、任務遂行目的の武器使用も可能にする。現行の PKO 協力法やテロ特措法、イラク特措法を吸収し、自衛隊だけでなく警察官、海上保安官、文民専門家などを国際平和活動に参加させるための根拠法とする。

僕は、基本的には自衛隊の海外活動(PKO や多国籍軍、それに災害復旧支援)について、国家として積極的におこなっていくべきだという立場をとっている。この立場からいえば、この法案は歓迎すべきものなんだけど、学習院卒の自称右翼(くどいけどジョークです)の僕ですら、この法案たいして危うさを禁じえません。
くどくどと書きませんが、いったん冷静になって再考すべきじゃないでしょうか?

かつて新人類なんて呼ばれていた1960年代生まれの僕らは、国粋主義者でもないし、ましてやプロレタリア世代でもないですよね。かといって、ノンポリなんかにはなりたくないし…。
とにかく国家について考えることは、重要以上に必要なことなんですよね。





M's LINK
中津 JC のかたち 『国家』