ハルジオンが咲いていた。普通ハルジオンの花は4月~5月ころに咲くが、今年の異常気象の影響を受けたのだろうか? ヒメジョオン(姫女菀)の花と良く似ているが、ハルジオンは背が低く花は大きくて少なく、花が咲いていても根元に葉がある。またハルジオンのツボミは下を向いてうなだれているように見える。茎を折ると、真ん中に空洞がある。またハルジオンの葉は茎を抱くようにつく。舌状花の色は白、ピンク、薄紫などがあり、 黄色い大きな筒状花の回りに車状にきれいに並ぶ。舌状花の数もヒメジョオンより多く細かい。
参考サイト Botanical Garden ハルジオン
キク科ムカシヨモギ属
2013年11月9日午前7時ころ
大堀川防災調整池
↓ ハルジオンの全形。花が咲いても根生葉が残っている。
↓ ハルジオンの花は、ツボミは下向き、黄色い筒状花の周りに細かい舌状花多数。
茎には細かい毛。
近くの保育園にあるウメモドキ(梅擬)は、樹の高さは大人の背丈より低いが真っ赤な実を沢山つけていた。
ウメモドキは、ウメに似ているのは花ではなく、葉や枝ぶり。雌雄異株で、6月頃本年枝の葉腋に淡紫色の花をつける。果実は核果で直径5mm位。中に核が4~5個入っている。落葉したあとも、実だけ残った枝にツグミやヒヨドリが食事にくる。ウメモドキの実には発芽を抑える物質が含まれているためそのままでは芽が出ないが、鳥に食べられて実が消化されることで糞に混ざった種がやっと発芽する。
モチノキ科 モチノキ属
2013年11月9日午前7時ころ
駒木
メモ
・分布は本州・四国・九州。日本固有。
・落葉低木。高さ2~3mになる。
参考文献 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」